2023年4月から始めた新企画で、せっかく「昭和の遺産」を持っているのに、情報を公開しないのはもったいない。
と言うことで、鉄道模型ではありませんが、「箱絵」と「説明書」を公開していこうと思います。
現行で発売されているプラモデルの「不明なパーツ」や、「思い出の車両」など、お話ししていただけると幸いです。
今回は第17弾になります。

なお「説明書&箱絵の公開」は、鉄道模型の方も公開するか現在検討中。著作権の問題も有りますが、「こんな模型発売してました」という情報は、WEB上に残して置いた方が後で助かる人が出てくると思われますので、古い物(10年以上前)で情報が残っていない物は、参考資料として残そうか考え中です。

 

アオシマとしては4回目で、現在のプラモデルの原型になった「ザ・チューニングカー」シリーズを先に取り上げています。

シリーズでは「3番目」だった、(330形)セドリック 4ドア・ハードトップ2000 SGL-Eになります。

この形は当時、有人のお父さんが所有しており、全塗装までしたスペシャッル仕様。なにしろ椅子がソファーみたいな大きなもので、5ナンバーサイズとは思えない高級感があったのを覚えています。

やはり「西部警察」でひっくり返っていたのが懐かしいです。あ、あれはセダンか・・・。思い浮かんだ方「昭和のおじさん・おばさん認定」です(笑)

もちろん「セドリック」「グロリア」の2兄弟です。

 

プラモメーカー:(有)アオシマ文化教材社(当時)

シリーズ:ザ・チューニングカー・シリーズ No.03

メーカー:日産

車種:330形セドリック 4Dr.HT 2000 SGL-E

サイズ:1/24

おまけ:無し

改造パーツ:モモ3本スポーク・ステアリング/ドアミラー/2タイプグリル/つり目ライト

      /アドバン・デッシュ(ホイール)/ピレリー・チンチュラートP7

     /テクニクス・コックピット・4スピーカー/レカロ製シート

     /スカG・ワンテール/ライト・テール点灯可

     /窓開け状態可能(ウインド切断)/ノーマル・ハの字シャコタン・ホッドロッド選択可能。

※今の人から見たら、謎用語が多いかもしれません。

 

関連記事

 ザ・チューニングカーシリーズ

  No.02 【昭和のプラモ】002 アオシマ TCH02「スカイラインHT 2000GT-TURBO改」

  No.08 【昭和のプラモ】007 アオシマ トヨタ「セリカ LB 2000GT」

  No.11 【昭和のプラモ】012 アオシマ トヨタ「マークⅡ HT 2000グランデ」

 

(当時ものなので、説明書がボロいのは、ご了承ください)

この通称「330形」は、横から見た時に独自の形状が新鮮でした。そしてハードトップ用の「楕円ライト」という、これがかなり特徴的で、のちに「改造用ライト」として他車やトラックなど、取り付けている人もいましたね。しかもつり目仕様で(笑)

 

この「ザ・チューニングカー・シリーズ」ですが、シャシは流用も無く車種ごとの独自設計であったことから、個人的には一番好きなメーカーでした。

とは言いつつ、このシャシは後継の「430セドリック」にも使われちゃったんですけどね。もちろんマフラーや燃料タンクなどは、変えてましたけどね。

 

「椅子の形状が独特」なのは、模型でも再現されています。

カーステが「テクニクス」(現・Panasonic系列)だったというのも、時代を感じさせます。

あと、後部スピーカーの間に、オプションだった「空気清浄機、ピュアトロン」が再現されています。

はい、「ピュアトロン」という名前を覚えていた方は、「昭和のおじさん・おばさん認定」です。

・・・車好きでも、日産マニアじゃ無いと知らない言葉なのかもしれないorz

 

話が脱線しました。

 

「レカロシート・選択可能」

いや、これにレカロシート入れていた人、見たことありませんよ。たしかシート交換自体、違法改造扱いな時代でしたから。

昔は「ホイール交換不可」「マフラー交換不可」はもちろん、エアロパーツとかも純正以外は違反でしたから。

あれ、よく見たら「板バネ」ですね。今となっては商用車以外は見なくなりました。

昔の人から、「板バネはひっくり返して付ければシャコタンになる」と、聞いたことありました。

 

「つり目ライト交換可能」

そう、プラモデルを先に作ったことから、「330はつり目ライト」というイメージが強くなりました。

330でやってる人、見たこと無かったですけどね。

「ルーフ・コンソール・パネル」

この形、天井に「オーディオ機器を搭載」していたんですよ、それ以外にも色々なスイッチが並んでおり、独自な雰囲気でした。

 

「スカイライン用・ワンテール改造」

いや、それは面白いけどいなかったと思う。

純正テールは、ハードトップはセダンと違いメッキパーツで囲まれた大形テールだった記憶があります。

まぁ、今となって独自形状でしたね。

また、「前後大形メッキバンパー」だったのも、時代を感じさせる車でした。

おっと、「ハードトップ」は今の人には通じないのか?

「ドア枠無し」で、扉を開けると上には何も無いというのがかっこ良かった。

ちなみにボディー真ん中にピラーがあるのを、「ピラード・ハードトップ」無い物が「ピラーレス・ハードトップ」と呼んでました。「レガシーが最後だったかな?」

 

以上、「330セドリック、4ドア.HT 2000SGL-E」でした。

PS:紹介の都合上、日産車が連続してしまって、すみません。