人生、文学、ファジーネーブル | かんちくログ

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1発屋どころか、まだ1発も打ち上がってませんが。勝負は、これから。

文章講座の説明会。来てくれた方と個別面談のような形になる。79歳の方がおふたり来られる。どちらの方も美しかった。雨に洗われた優しい大きな木のような。しっかりしているうちに、あと何年か以内に、書き残しておきたいことがある、と。貴重な話を聞きながら、ぜひとも書いてほしいと思った。その手伝いができたら嬉しい。

インタビューしてわたしが書く、ゴーストライターのような仕事もしているのだけど(ゴーストライターって世間を騒がしたけれど、騙したりする意図でのゴーストではなく、ちゃんと名前が入る仕事です。インタビューを聞いて記事を構成したということで「構成:寒竹泉美」なんてふうに。面白い仕事だと思う)、そうではなく、自分で書きたいという強い意志と思いを感じて、それもまた嬉しかった。書くことでしか出てこないものがある。

少人数だけども、来てくれた人はみんなこんな講座を探していたと言ってくれた。まずはここからはじめようと思った。知恵を絞って、役に立つ講座にしたい。超プレッシャー。できるかどうか分からなくてちょっと不安、くらいの試練が自分を成長させるのにちょうどいいので、そういうところにはえいやっと飛び込む。喜んで。

急いで、友人が主宰のひとりをやっているエコール・ド・東山へ。ハイアットの地下のバーでケーキを食べながら少人数で聞くフレッシュな今まさにやっている研究の話。文系も理系もあるけど、今回は文学の話。田山花袋の「布団」をネタに文学史を語り上げていく四方さんの話術に魅了される。文学研究って面白いと初めて思う。もっといろいろ読みたいと思った。今のままではわたし、日本の作家というより、日本語の作家、じゃないか、などと思う。

終わって、バーで一杯だけ飲みながら、少し話していると晩ごはんの時間になる。昼ご飯を食べそこねたまま、まんまと晩ごはんに突入し、一食抜いたことになったので、わくわくしながら体重計に乗ったが、いつもどおりだった。ケーキとカクテルで相殺、でしょうね。カクテルはファジーネーブル。メニュー思いつかなかったら、口走ってしまう。安全牌的な。カクテル飲んだのひさしぶりだなあ。もっと飲みたかったが。

いろんな人に出会った。最近わたしは意識的にゆるく開いている。誘われたら乗って、すすめられたら出向いてみる。ちょっとひるむような、自分には無理かもって思うような、大きなところは自分で自分の背中を押して飛びこんでみる。


説明してるとこ。

講座、まだ募集しております。えいやって飛び込んできてください。
詳細 http://active-academy.net/writinglesson