かんちくログ

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1発屋どころか、まだ1発も打ち上がってませんが。勝負は、これから。

理化学研究所 生命科学機能研究センターの新コーナー「研究人十色」のインタビューを担当しました。研究者の人物像や生き方にスポットをあてた新コーナー。いつもの研究紹介寄りはやわらかく、想いや物語が伝わるように、書きました。

小説家としての感性も活かしてくださいねと言ってもらえて、クレジットにも「小説家」が入ったのが嬉しかったです。こんな記事、もっと書いてみたいな。

韓国から日本の大学にやってきて研究の道を切り拓いていった金水緑さん。しなやかに道を切り拓いていく生き方が素敵でした。


母国を離れてひとり 巡りあった研究と人生

清末 優子さんは、自分の見たい現象を見るために顕微鏡を作ってしまったパワフルな生き方がかっこよかったです。


タンパク質の動きに魅了され、こだわり続けた研究スタイル


女性の研究者、と、ひとことではくくれない、いろいろな生き方があるなと思いました。インタビューをするといつも「わたしもがんばろう」って励まされます。よかったら読んでみてください。


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神戸大学発研究開発型ベンチャー企業「レラテック株式会社」のコンテンツの作成をお手伝いしています。レラテックは風力発電の風車を建てるために必要な風況調査やコンサルティングを担う会社。神戸大で気象学を学んだ新進気鋭の研究者たちが、大学と連携しながら、最先端の技術と知見を社会に実装してiいく、理想の産学連携なのです。

風力発電といっても日本ではまだあまりピンとこないけれど、ヨーロッパはとても進んでいる。炭素を出さないクリーンなエネルギー。風力発電が本格化すれば風が資源となる。産業も変わっていく。風車は陸地だけじゃなく海の中にも建てられている。この「洋上風力発電」は規模が大きくて生み出す電力も大きい。日本ではこれから本格的に始まっていく。どんな未来が待っているのか、楽しみ。

現在更新されている記事はこちら

技術顧問と語る 洋上風力発電の研究から社会実装への道のり

レラテックで100年先も住みたい地球を一緒に作りませんか。

ヨーロッパの風力発電のいまを知る

インタビュー記事なので読みやすいと思います!また随時更新していくので、記事が増えたらここに足していきます。




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京都大学iPS細胞研究所(CIRA)が3か月に1回発行している「CiRAニュースレター」にて、研究者取材を担当しています。CiRAの研究者や最先端のiPS細胞について知ることができるニュースレター。山中先生によってヒトのiPS細胞が誕生したのは2007年。15年経った今、iPS細胞を使ってヒトの体や病気のことがいろいろわかってきただけでなく、これまでできなかったiPS細胞を使った治療法の臨床試験も行われています。


vol.45(2021年4月発行)で担当したのは特集「新型コロナウイルス感染症に立ち向かう研究者たち iPS細胞がひらく治療の可能性」。CiRAがコロナに対してどう立ち向かっているのか、またiPS細胞はコロナに対してどう有効なのか、CIRAの齋藤潤准教授と京大ウイルス・再生科学研究所の河本宏教授の対談です。

vol.46(2021年7月発行)では、特集「老化の未来 老化のメカニズム解明で前進するライフサイエンス」を担当しました。CiRAで免疫老化を研究する濵﨑洋子教授と、老化耐性をもつ不思議な動物ハダカデバネズミを研究する熊本大学の三浦恭子准教授の対談です。この取材の後からハダカデバネズミが気になってしょうがないです。

vol.47(2021年10月発行)は特集「脳オルガノイドと生命倫理 iPS細胞で明らかになる、脳発生のメカニズム」を担当。2022年からCiRA所長となられた髙橋淳教授と、理化学研究所の坂口秀哉研究リーダー、そしてこの新たな技術の生命倫理を模索する京都大学高等研究院ヒト生物学高等研究拠点 (ASHBi)の澤井努特定助教の鼎談です。iPS細胞の塊をうまく誘導していくと細胞同士のつながりがある小さな臓器のようなオルガノイドができあがる。脳オルガノイドと倫理について。SFのような最先端の話題でした。


vol.48(2022年1月発行)はCiRAの研究者を取材するコーナーを担当。「iPS細胞から血小板を製造し安定供給を目指す」と題して中村壮助教を取材しました。将来的に輸血だけではまかなえなくなる可能性がある血液製剤を、iPS細胞を使って製造する方法を研究しています。

vol.49(2022年4月発行)は所長が山中先生から髙橋淳先生に交代するタイミングだったので、新所長の高橋先生のインタビューを担当しました。CiRAのこれまでとこれからがよくわかります。新所長髙橋淳教授インタビュー「iPS細胞が通常治療の選択肢になる未来」.。また、この号はCiRAから羽ばたいた研究者を特集するコーナーの取材・執筆も担当しています。同志社大学大学院脳科学研究科准教授の西村周泰さんのインタビュー「再生する仕組みを解明し、脳で機能する神経をつくる」です。西村先生の研究のスタートはプラナリア。細かく切っても再生する不思議生物。そこから始まって脳疾患の治療法につながる再生医療を研究しています。


わたしが担当した記事以外も面白いので、ぜひ読んでみてくださいね。研究のことがまったくわからない、理系は苦手という人でも面白く読んでもらえるようにがんばっています!ディレクションと編集とわたし担当以外の執筆は、森旭彦氏がまるっと担当しております。

CIRAニュースレターバックナンバー


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稲盛財団の研究助成を受けた研究者を取材してつなぐ「3S研究者探訪」シリーズ、これまで2回担当させてもらいましたが、#7の取材も担当させていただきました!

今回は神戸大学の林創教授で、分野は「発達心理学」。子どもの嘘のつき方が成長によってどう変わっていくのか。子どもは「嘘」をどういうふうにとらえているのか。子育てや教育に興味のある人、ぜひご覧ください。実験が可愛すぎるので、家にちっちゃいお子さんがいる人は試してほしいです。


3S研究者探訪問 #7 林創

嘘のつき方でわかる子どもの心の発達

─ 実験と観察で心の仕組みを明らかに ─

嘘と聞いてパッと思いつくのは、誰かを騙すための悪い嘘だけど、嘘にもいろいろな種類がある。誰かを守るために真実を隠す場合もあれば、その場を円滑にするために本当のことを言わない場合もある。子どもが周囲の状況から判断して複雑な嘘をつけるようになるには脳の発達が必要だけども、その力を良いことに使うか、悪いことに使うかは、周囲の大人や環境や触れてきた物語が影響するんじゃないかな……なんて妄想しました。

自分の利益のために人を騙したり搾取したりする人に囲まれていたら、自分も同じようにしないと生き抜くことができないだろう。逆にそんな人が周りにまったくいなかったら、出会ったときに悪い人にコロリと騙されてしまうかもしれない。

物語の中に、他人を踏みにじる極悪非道な悪役が出てくれば、安全なフィクションの中で、悪い人たちの行動パターンを学んで、予備訓練をすることができるのではないだろうか。なんとなくだけど、最近、流行っている漫画やアニメを見ていると、悪役には悪役なりのかわいそうな背景があった…なんて良い話にまとめられているパターンが多い気がして、それはそれで希望があるのだけど、そうじゃない物語も必要だし、書きたいな、と思いました。人を踏みにじることを何とも思わない人が、現実には存在しているから。

子どもから大人になる過程で、わたしたちは何を得て、何を失っていくのか。そんな、いろいろなことを考えさせられる研究でした。取材できてとてもよかったです。ぜひ読んでください。


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記事へのリンク

「他者」や「死」を理解する脳の働きとは―神経細胞を操作する脳研究の最前線

東京大学定量生命科学研究所 奥山輝大 准教授

1月に掲載された記事ですが、お知らせが遅くなりました(ブログにアップできていない記事が溜まっている…)。2021年の12月の始めに東京大学へ取材に行ってきました。


取材した奥山先生は若手のキレッキレの脳科学者。頭も切れるし実験の量も質もすさまじいし、アイデアも面白いし、人物も面白すぎて、取材なのにハラハラドキドキしっぱなしでした。ああ、これが天の才というものか…!(いつか小説のキャラクターになるかもしれない…)

脳科学研究は今本当に面白い。わたしが大学院で脳科学研究をしていた頃に出始めた技術が、今は当たり前のように使われていて、革新的なことが次々できるようになっている。たとえば、元気に動いて活動しているマウスの脳の細胞をリアルタイムに1つ1つ観測できる。これ、ものすごいことなんですよ。

そういう技術革新の真っただ中で研究者としてのキャリアを積んできた奥山先生の興味は今、仲間の好き嫌いや死生観など、ささいな感情や哲学に踏み込むようなところに向けられている。マウスに想いを聞くことはできないけれど、脳の活動を見ることはできる。

いったい、どういう研究なのか。ぜひ記事をご覧ください。

わたし自身は脳研究を離れてしまったけれど、こんなふうに最新の研究を知ってわくわくすることができるのは、理系ライターの特権。この特権を生かして、これからも脳関係の取材にはどんどん手を挙げていきたいなと思いました。



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