かんちくログ

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1発屋どころか、まだ1発も打ち上がってませんが。勝負は、これから。

いつも理系の研究の取材が多いですが、「音楽学」の取材をさせてもらいました!実験をする理系の研究と違って、文献や資料を読み解いていく文系の研究の方法論は、小説を書く過程に途中まで似ている気がしました。小説は集めた事実から想像力を使って物語をつむぐけれど、研究は論理を使って世界を築き上げていく。

楽曲がどのように成り立っているか、どう解釈するか、作曲家が何を表現したかったのか、それらを読み解く理論とその理論を考えた人はどんな思想をもっていたのか。1つの曲にドラマが詰まっている。

音楽は演奏されて初めてこの世にあらわれる。遠い昔に亡くなった作曲家と、楽譜を通して演奏家はコミュニケーションをする。演奏家同士もコミュニケーションが必要だ。わたしたちのもとに届けられる演奏は、その解釈とコミュニケーションの結果生まれたものなんだなと思ったら、生演奏というものがいっそういとおしくなった。


3S研究者探訪 #06 西田紘子

芸術と社会のつながりを可視化する「音楽学」の力

─ 「音楽は一つの有機体である」と考えた哲学者の思想を探る ─

音楽は誰にでも届く。言葉がわからなくても。国境も時代も超える。本能的なところに響いていく。生物としての人間にも、社会にも影響を及ぼすことができる。西田先生に音楽とは何かと聞いてみたら「空気や水のように当たり前にある大事なもの」と答えてくれた。

この取材を通して、音楽ってもっと面白いって気づけて、わたしの世界がまた広がった。音楽も面白いけど、研究って面白いな。ぜひ、記事も読んでみてください。


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光合成というと水と二酸化炭素と光から酸素とでんぷんを作る反応だと習ったけれど、酸素を作らない光合成生物もたくさんいる。だけど、たまたま酸素を作る光合成生物が現れて、そいつらががんがん酸素を作り、そいつを自分の中に取りこんだ生物が植物として進化していき、酸素を利用するわたしたち動物が進化していって、今の地球がある。

さらに酸素がたくさん作られたことでオゾン層ができて、降り注ぐ有害な紫外線が弱まり、生物は陸上に上がることができた。

地球の生物の歴史を考えたら、酸素をつくり出せたことは、ものすごーく画期的な出来事だった。しかも、水から電子ひっこぬいて酸素作るなんて反応は、危険極まりない芸当なのです。酸素原子さんってば、ナイフのようにとがっては、触るものみな傷つけてしまうのだもの!

酸素を作る光合成細菌「ラン藻(シアノバクテリア)」がどうやって光合成を行っているのか、世界中の研究者が一生懸命調べていた長年の謎を、ひとつひとつナノレベルの観測で解き明かしていく過程を取材しました。

撮影は大島拓也さんにお願いしました。写真も研究室もかっこいいので、ぜひ、記事もご覧ください。


緊急事態の合間だったので、久しぶりの対面取材でした。実験室の様子はオンラインではなかなか見せてもらうことができないので、対面取材できてよかったです。

広々している岡山大学。

取材後は、岡山に住む父母とランチしました。

特選定食。1380円。


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講談社の月刊コミック誌「アフタヌーン」で4月から新連載が始まった漫画『Q、恋ってなんですか』(Fiok Lee・著)をちょこっとお手伝いしています。宇宙人と一緒に地球の生物のさまざまな愛の形を追いかけていくストーリー。その生物の生態に関するファクトチェックなどを担当させていただいています。

漫画に携われて幸せ。

「協力」として名前も載せてもらっているので、ぜひ本誌をチェックしてみてください。たんたんと進む不思議な雰囲気の物語です。恋なんて興味がないという人に、ぜひ読んでほしい。あと生物好きも。

略して『Q恋』。連載がたくさん続いてたくさんの人に読まれますよう!応援お願いします!


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世界最大級の大型放射光施設SPring-8の広報誌「SPring-8 NEWS」103号は、考古学! SPring-8というのは実験施設なので、それを使って何を研究するかは本当にいろいろ。子どものころは、社会科の勉強が苦手で興味をもてなかったのだけど、改めて世界史を紐解くと本当に面白い。

取材したのは岡山市立オリエント美術館の学芸員の四角隆二さんの研究。考古美術品として博物館や美術館に保管されているものの多くは、盗品由来で、ルーツをたどることができない。かといって、破壊して中を調べるわけにもいかない。SPring-8で破壊することなく中の構造を見ることで、どのように作られたかということだけでなく、当時の社会の在り方も見えてくる。

考古学で人類の歴史のピースが埋まって、わたしたちがどう生きてきたかが見えてくる。ダーウィンの進化論の視点から人間を眺めると、また違った捉え方ができるように、人間になってからのヒトの歩みを知ると、大きな見方ができるようになる。今も昔も変わらないんだなという、驕りを手放した心地よいあきらめの中から、新しいヒントが見えてくるような気がする。

高校生のわたしに「世界史も面白いよ?」って力説したいな。でもそうしたら理系の道に進んでいなくて、別の人生を歩んでいたかもしれない。

よかったら読んでみてください。

考古美術品の失われた過去をSPring-8で取り戻す~バイメタル剣から見えた鉄器時代移行期の鉄利用~

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稲盛財団の公式サイトのコンテンツ作成のお手伝いを、チーム・パスカルのメンバーでさせていただきました。

稲盛財団は京セラ名誉会長の稲盛和夫氏によって設立された公益財団法人で、研究助成や社会啓発などを行っています。これまでにもたくさんの研究者が助成を受け、数々の成果が生み出されてきました。そんな稲盛研究助成を受けた研究者から構成される「盛和スカラーズソサエティ(Seiwa Scholars Society)」。略して3S。

そんな3S研究者の活躍を紹介するのが新連載「3S研究者探訪」です。

わたしの担当は東北大学金属材料研究所の梅津理恵教授。金研は、以前、高梨弘毅先生を取材させてもらったことがあって、そのときは仙台駅でお寿司と牛タンとずんだシェイクを堪能した(※ひとりで)のですが、今回はコロナ禍ということでZOOM取材で残念。

でも、梅津先生のキラッキラなパワーがオンライン越しでもがんがん伝わってきて、とても元気をもらいました。

研究内容は難しいけれど、実際に実験をしている梅津先生の口から語られると、わくわくして世界が広がっていく。その興奮や魅力を少しでも記事で伝えられていたら幸いです。

3S研究者探訪 #01 梅津理恵

デバイス革命の鍵を握るハーフメタルの電子を視る
─理論と応用の間をつなぐ基礎研究の底力─


※今回3つの記事が同時にアップされました。ほかの2つの記事はパスカルの大先輩の大越さんと竹林さんが担当。とても面白いのでぜひ。


3S研究者探訪 #02 西浦博 (大越さん担当)

数理モデルで新型コロナの流行を分析、感染症との戦いの最前線
─人々の行動変容までを関数に入れた感染症モデル化の試み─


3S研究者探訪 #03 赤石大輔 (竹林さん担当)

共に学び、未来を創る
─ 芦生の森と美山の里をつなぐ新たな研究アプローチ ─



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