真央さんの話とかわたしもしたいんですよ? | かんちくログ

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1発屋どころか、まだ1発も打ち上がってませんが。勝負は、これから。

世の中オリンピックで盛り上がってるのに「あまちゃん」とか言ってるのは、へそまげてるわけではなく、テレビがうつらないからです。賃貸のちっちゃな一軒家に住んでて、デジタル対応のためのアンテナに変えるのは「ご自由にどうぞ(自費で)」って大家さんに言われて、業者とか頼むのめんどくさいし、自分で屋根にのぼって設置するわけにもいかないし、室内アンテナみたいなものを買ってみたものの全然映らないし。

イタチやネズミが屋根裏部屋を走り回り、テレビの電波は届かない家。京都駅にも四条の町からも徒歩圏に住んでいるのに。京都ミステリー。

もともとテレビに対して執着がなかったので(というとかっこいいけど、ただのネット依存症)、まあいいか…と放置して今にいたってます。どうしても見たいものがあったら、DVD借りるかオンデマンドで買う。

ツイッターでテレビ見てる人の感想見てたら、世間話にはたいていついていけることが分かりました。芸能人の名前と顔が分からなかったら、こっそりiPhoneでググります。IT万歳。

提出した小説の感想が編集者さんから返ってきて、よかった、とか、面白かったとか、泣きましたとか、もうそのひとこと(じゃないが)だけで、瀕死の状態から全回復してしまう。孤独にコツコツやってきたことが一瞬で報われてしまう。

でも裏を返せば、面白くなかった場合、瀕死の状態にとどめを刺されるわけで。

たとえれば、小説を書いている時は、仕事辞めて家も車も会社も売って全財産つぎこんでおまけに大量の借金して家族を路頭に迷わせ埋蔵金を掘り続けているような精神状態なわけで、それでできたものが面白かったと言われれば、埋蔵金見つかって一気に財産も名誉も回復したような気持ちになるが、面白くないと言われたら、埋蔵金見つからないどころか土砂崩れを起こし瀕死の重傷を負った上にさらに多額の損害賠償発生、みたいな気持ちになるわけです。詰むよね。何やってたんだってなるよね。そして心折れて復活するのに時間かかるよね。

だから、恐いのは締切じゃなく面白くないものを書いてしまうことだったりする。

というわけで、締切前は命がけの博打打つときのカイジの顔になってます。著作権とかの関係で貼りませんが。