花に埋もれて眠りたい。 | プールサイドの人魚姫

プールサイドの人魚姫

うつ病回復のきっかけとなった詩集出版、うつ病、不登校、いじめ、引きこもり、虐待などを経験した著者が
迷える人達に心のメッセージを贈る、言葉のかけらを拾い集めてください。

 

 

 GW真っ只中の3日、ネモフィラの撮影に出掛けた。昨年は日比谷公園で撮ったが今回は足立区にある舎人公園へ行ってみた。東京近郊でネモフィラをと思えばまず思い浮かぶのが昭和記念公園なのだが、この公園について何度か記事に纏めた事がある。とにかく広すぎて目的の場所まで徒歩でかなり時間が掛かる。向日葵を撮りに行った時、立川口から30分以上は歩いたと記憶している。帰りはクタクタに疲れ切って重い足を引き摺るように電車に乗った事を覚えている。しかも、電車の事故か何かでダイヤが乱れておりコロナ真っ只中にも関わらず電車は超満員で恐怖する感じていた。
 それ以来昭和記念公園は敬遠するようになってしまった。どうしても撮りたい被写体があれば別であるが…。そうして見つけたのが舎人公園だった。この公園はまだ私にとって未知の場所。以前、江北ジャンクションを撮るために舎人ライナーに乗った事を思い出した。舎人公園駅で下車すると眼の前に新緑を湛えたかなりの面積を有する公園の姿が飛び込んで来る。その下では多くの家族連れやカップル達が行動制限のない自由な休日を満喫していた。
 さて、私は近くにコンビニはないかとGoogle Mapで探してみるが、公園の近くにコンビニがない…。最も近い場所で約1キロの距離、然しお腹も空いて来たし何か腹を充たさないと空腹のままでは撮影に支障を来すと思い往復にして約2キロを歩いたが、撮影以前に少し疲れてしまったので途中で休憩を入れつつオニギリを頬張りながらネモフィラの咲いている場所をMapで探した。この公園は北と南に分かれており、目的の場所は駅から15分ほど北側に行った場所にあった。外灯らしき物はチラホラ見かけるだけなので夜になったら多分、真っ暗になるだろうと予想はついた。
 初めて訪れる場所と言うのはやはり新鮮味があって心地よい刺激を与えてくれるのでいつの間にか疲れも忘れていた。若い女性のグループやカップルが非常に多く、私の様なおっさんが数人、一眼レフを構えて撮影に没頭していた。ネモフィラはご存知の通り地面のかなり低い位置に密生して咲いている。私は地べたにしゃがみ込んで撮影を開始!正しい写真の撮り方なんて無いと思うし自由に撮れば良いと思うのだが、皆さん、どうして上から撮ろうとするのだろう?花を撮る時、私が最も重要と思っているのは、被写体との目線の高さである。花と同じ目線で撮影する事を心がけ、そして感謝の気持ちと尊敬の念を持って撮影する。そうすれば花の方からこちらに微笑んでくれるのである。