神秘の森に花が舞う! | プールサイドの人魚姫

プールサイドの人魚姫

うつ病回復のきっかけとなった詩集出版、うつ病、不登校、いじめ、引きこもり、虐待などを経験した著者が
迷える人達に心のメッセージを贈る、言葉のかけらを拾い集めてください。

 

 

 4月2日、NAKED桜の新宿御苑2023のイベントへ行った。新宿御苑は通常、障がい者は入場無料なのでそのつもりで障がい者手帳を携えて行ってみると、チケットが必要で当日券は既に完売…。ライトアップされた夜桜を目前にして引き返すのは敵前逃亡の様な気がして諦め切れず、係員に尋ねるとネットでチケットを購入申し込みして支払えばよいと教えてくれたのだが、その手続がまた面倒でスマホの小さい画面と睨めっこしつつ『チケットぴあ』に会員登録して購入手続きを済ませ、近くのコンビニを探し漸く手に入れたチケットだけで約1時間以上も費やしてしまった…。
 下調べもまともしなかった自分が悪いのだが、チケット購入自体、日比谷野音の『憂歌団Live』以来の事だったので購入方法がすっかり変わっている現状について行けない自分が情けなくなった。何れにせよ目的は果たせたので後は写真を撮りまくるのみ。新宿門は出口専用となっており、入り口はそこから800mほど歩いた『大木戸門』。長い長い人の行列が続き何処が最期尾かも分からず適当な所で列に紛れ込んだ。
 まだ陽がある明るい内に着いてはいたが、チケット購入と中々進まない列に時間を取られ、いつの間にか辺りは闇の世界に包まれていた。雲の切れ間から月が覗き、その下では咲き誇る桜が色取り取りにライトアップされ、神秘的・幻想的な異次元の風景が観るもの全ての人々を飲み込むように見下ろしている気がした。
 三脚は一応持っては行ったがやはり使用不可。だから全て手持ち撮影であるが、それは予想出来ていたため、一番明るい単焦点20mf1.8のレンズを使用。手ブレしない限界のSSは1/40、ISO感度は平均1600で撮影。人が余りに多いため、どんな構図を決めても人が写り込んでしまうので、千鳥ヶ淵の時のようにはいかず、ここは敢えて人も含めての撮影に徹する事とした。桜と言うより宇宙に散りばめた星屑のような夜景の下で花見を堪能する人たちで溢れ、撮影しながら歩くには躓いて転倒しないようかなり注意を払っての夜桜撮影であった。