「国は知恵を出したところは助け、知恵を出さないところは助けない」
「今の最後の言葉はオフレコです、いいですか?」
「皆さん、絶対書いたらその社は終わりだから」
「お客さんが来るときは、自分が入ってから呼べ」
「政府に甘えるところは甘えていい」
「こっちも突き放すところは突き放す」
先日電撃辞任した松本元復興担当相が岩手、宮城両知事を訪ね会談した際の一部始終を見ていて、その高飛車で高慢な態度と暴言に呆れてしまった。
「人に寄り添う政治を心掛けたい」と穏やかな口調で話していた頃の松本氏と同一人物とは到底思えない変貌ぶりに、この人は政治家としての資質や器を持ち合わせていないのではないかという、疑問と共に被災地復興までの無駄な9日間という空白を生んでしまった事が残念でならない。
今回のお粗末な辞任劇の元凶は言わずと知れた『豚珍菅総理』であるが立場を明確にせず、いつまでも総理の座に居座る菅さんに対し、松本氏が既に引導を渡しているにも関わらず、彼自身が復興相という大役を中途半端な気持ちのまま引き受けてしまった事がストレスとなり、そのはけ口が被災地へと向かってしまったのであろう。
求心力を完全に失った状態のまま菅政権が続いても、それは復興の妨げになるだけという野党も含め民主党内からも批判の声が上がっている中では、おそらく松本氏が辞任しなかったとしても鈍菅総理の下ではまともな復興は期待出来ない。
辞任理由については明確なコメントはなく、意味不明な「謎かけ」などとその場を茶化すような投げやりな態度を見ても分るように、彼だけでなく民主党議員全体に蔓延する脱力感が日本の政治そのものの上に覆い被さり政治をより一層不透明にしている。
松本氏に代わって急遽その役目を担った平野達男副内閣相であるが、他に引き受けてがいないという菅内閣の脆弱性を露呈しているようなものである。
九州人とか血液型がBだからとか自分の吐いた暴言に対し、言いわけめいたコメントしか出来ない政治家にキックオフやノーサイドを唱える資格はない。
