先日、友人からメールが届いた。
「郵パックで荷物送ったから」
「ありがとう、でもまだ届いてないよ、いつ送ったの?」
「土曜日に送ったけどね」
こんなやり取りをしたのは、昨日の事だった。TVのニュースを見ると、「ゆうパック32万個に遅配」。いまだに遅れは続いているらしい。
お中元の季節だから、どこの宅配業者も多忙を極めているだろう。だからと言って荷物が遅れるとは誰も想像すらしない。
ゆうパックや黒猫ヤマト、佐川急便など様々な宅配業者をわたしたちは利用するが、「安全・確実・スピード・料金」などで、宅配業者を選ぶ。
荷物は災害の影響を除けば、予定の日時に届くことが大前提であり、それが信頼に結びつく。
孫の誕生日プレゼントや、恋人への贈り物、荷物によってはその日に届かなければ、有り難味が半減してしまうものもあるだろう。
遅配の原因は「ゆうパック」と「ペリカン便」を統合したことによる準備不足らしいが、システムの違いで、利用者に迷惑をかけるなどもっての他である。
システム統合で混乱を招くリスクを日本郵便は事前に察知していた筈で、リスク回避の為の準備を怠り、見切り発車した結果なのだろう。
毎日、大量に送り届けられる荷物には、様々なドラマが詰め込まれている。年に数回しか会えない人たちや、家族と離れて暮らしている人も多くいるだろう。
荷物は心である事を忘れないで欲しいし、もちろん30度を超える暑さの中を駆け巡る業者の姿を見て、荷物が届いた時には、「お疲れさま、ご苦労様」と声を掛けることも大切である。