母の日の子守唄(即興詩)。 母の日が来ることを 待ちわびたまま 少年は いつしか大人になった 思い出せない子守唄を 口ずさみながら あなたの乳房に 夢を見る 大人になっても 停まった時間は 幼子のまま 聞こえぬ子守唄を 待っていた 寝息も立てずに 待っていた