浜松まつり前夜祭。 | プールサイドの人魚姫

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うつ病回復のきっかけとなった詩集出版、うつ病、不登校、いじめ、引きこもり、虐待などを経験した著者が
迷える人達に心のメッセージを贈る、言葉のかけらを拾い集めてください。



独身になってから迎えるゴールデンウィークはこれで2回目になるが、昨年は退院したばかりであり、自宅療養を余儀なくされていたため、何処かへ出掛ける予定など全くなかったので、自宅で大人しくしていたが今年は違った。
身体が元気になってくると人間は不思議なもので、ジッとしていられなくなる。
精神も肉体も活気ある物を求めたくなるのだろう。
1日に東海道新幹線に乗り、一路浜松方面へ。
途中の掛川で下車、友人と合流。
車で友人宅の磐田へ。
わたしの思い付きで飲み会に出席しそうな友人たちに声を掛け、2日の夕方浜松駅北口集合となった。
昨年11月の同窓会から半年余りで御馴染みの顔ぶれが数人集まり、再開の祝杯を上げた。
浜松市内は3日から始まる「浜松まつり」の準備で、街のあちこちから「前夜祭」の掛け声が響き渡っていた。
ほろ酔い気分で店を出た矢先、前夜祭の集団に遭遇した。
すかさず、カメラを向けハイビジョン撮影。
太鼓やラッパ、威勢の良い掛け声にファインダー越しに見とれていた。
幼い子どもの無邪気な姿のなんと愛らしいこと。
記憶にはなかったが、わたしが3歳の頃、藤枝大まつりに半被を着て参加した時の写真を思い出した。
浜松祭りは3日から5日まで、中田島砂丘で凧揚げ合戦が行われる事で有名。
実際にその凧揚げを見たことはないが、6畳ほどの大凧が砂丘の空を埋め尽くす。
壮観な空の舞であるが、実際は喧嘩凧であり、単なる凧上げとは異なる。
相手の組の凧糸(ほぼ太いロープ)を切り合うという凧同士の壮絶な争いだ。
おそらく三方ヶ原合戦に由来するものだろうと勝手に思っている。
静岡県の西部地区には、わたしの友人が多くいる。
こちらに帰省し、友人たちに会うたびにわたしは元気を貰う。
支えてくれる人たちがいる事に感謝しながら、一路藤枝に向かった。