倖田來未は腐っても鯛。 | プールサイドの人魚姫

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うつ病回復のきっかけとなった詩集出版、うつ病、不登校、いじめ、引きこもり、虐待などを経験した著者が
迷える人達に心のメッセージを贈る、言葉のかけらを拾い集めてください。


羊水
倖田來未を擁護するつもりは全くないが、彼女の「羊水は腐る」発言をそのまんま何の編集もせず、垂れ流しにしたマスコミこそ、心が腐っている。
彼女一人をバッシングしたところで何の解決もみないが、最近このような失言問題が世間を無駄に騒がせ、批判を煽るようなコメントが電波に乗って人の耳に届くこと事態が不愉快である。
世間に大きな影響を与える有名人は、つい口から出てしまったでは許されないことは充分に承知して置かなければならないが、それを広めるのがマスコミ陣だ。
余りにも無駄な情報が多すぎる昨今、マスコミ界のモラル低迷も結局は「ネタ」探しで明け暮れる。記事の編集作業もそこそこに、芸能人絡みのニュースは美味しい材料となる。これで雑誌は売り上げを伸ばし、元の話に付録をたっぷり詰め込んで好きなだけアレンジして書き上げ報道する。
たかが一人の有名歌手が消えようとファンが悲しもうとそんな気遣いなどおかまいなしの世界。倖田來未はもう二度と消えない十字架を背負い未来は閉ざされたわけである。自業自得と言えばそれまでだが、散々彼女を利用してきた者たちにとっては、芸能人は物でしかないのである。
自社のイメージが壊れることを嫌い、彼女のスポンサーは頭を抱えつつも切り捨てる。人情など通用しないビジネスの世界では人気だけが最優先される。
それを分かっているのも歌手や芸能人であるが、人気が頂点に達している時が一番危ないのである。心に隙が出来、自分が何を喋ったか或いは何をしたのか、まったく予想を超えた時空に飛ばされる瞬間がある。
平常心を保つことの難しさとその大切さが必要であることを知らしめるようなスキャンダルであった。
彼女がどのようなカムバックを果すか知らないが、どんな非難を浴びようと、己が真から反省していれば、ファンはきっと温かく迎え入れてくれるだろう。