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今回の商品はギフトセットのマドレーヌ。どの様な経緯で期限の切れた商品が店頭に並ぶ結果となったのか、詳しい事情を説明して欲しいところだが、消費者の間では諦めに似たムードが漂っている。
不二家に限らずとも、今年一年は「偽装」の年であり今年の漢字も「偽」という、情けない一年を象徴している。
誠意なき企業はいずれ自然淘汰され業界から消え行く運命にあると思うが、表面上だけ反省してもわたしたち消費者の心は動かない。
消費者はこれら企業に難題を押し付けているわけではない。企業倫理として当たり前のことを願っているだけである。
期限を守ることがそんなに難しいことなのだろうか?どんな仕事にも期限はあるはず。期限が守れなければ次からは仕事が来ない。
厳しい社会競争の中で生き抜くには消費者を裏切っては生き残れないだろう。売り上げが多少なりダウンしても誠意を持った会社であれば消費者は見捨てない。不二家のケーキが食べたいと子どもが言う。ペコちゃんポコちゃんに会いたい子どももいる。
庶民に愛され続けることは並大抵の努力では出来ないだろう。しかし小さな努力の積み重ねが愛される企業へと発展していくのである。
企業とは庶民と共にある事を忘れてはいけないと思う。