ある吉野家の悪ふざけ。 | プールサイドの人魚姫

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うつ病回復のきっかけとなった詩集出版、うつ病、不登校、いじめ、引きこもり、虐待などを経験した著者が
迷える人達に心のメッセージを贈る、言葉のかけらを拾い集めてください。


吉野家 先日、ローソンのおでんが賞味期限切れというニュースを知ったばかりだったので、ついに吉野家まで飛び火したのかと思いきや、こちらは少々事情が違っていた。
人気動画サイトの代表と言えば「You Tube」「ニコニコ動画」。一度は開いて見たことがあるのではないだろうか。問題になっているのは皆さんもうご存知のはずで、アルバイト店員の悪ふざけから始まった超大盛り豚丼のこと。
この映像を見た人たちから多くの苦情が相次ぎ、食材を遊び道具に使うとは何事かと視聴者の怒りを買ってしまった訳である。
ライバル会社に対抗意識を持ち、メニューにはないものを軽い気持ちで作り上げ、不特定多数の人が見るインターネット動画を利用する。確かに宣伝としては大いに役立つネットではあるが、吉野家という大きなブランドを背負っている以上例えアルバイト店員の起こした騒動とは言え、社内の徹底管理が出来ていなかったというこれも不祥事のひとつである。
受け狙いが目的であるなら、ある程度ユーモアのセンスを持たないと見る側に受け入れて貰えない。空気を読むという言葉がよく使われているが、今年ほど食品関連がクローズアップされたのも珍しい。

内容が全て情けない結果なので、消費者は食べ物に関して神経を針先のように尖らせている。
「頂きます」「ご馳走様」と素直に言えない人たちが増え、食がなおざりにされている現代。食とは何かをもう一度考え直すよい機会かもしれない。
「頂きます」は命を頂く意味。そして「ご馳走様」は作ってくれた人に感謝する意味。この二つを絶対に忘
れてはいけない。