風太からの贈り物。 | プールサイドの人魚姫

プールサイドの人魚姫

うつ病回復のきっかけとなった詩集出版、うつ病、不登校、いじめ、引きこもり、虐待などを経験した著者が
迷える人達に心のメッセージを贈る、言葉のかけらを拾い集めてください。


風太 住んでいる場所が最も千葉よりなので、休日に家族と出かける時は殆どが千葉方面。千葉動物公園も車で一時間も掛からないので、よく出かけた。動物の嫌いな人はあまりいないと思うが、我が家にもインコと寅猫が同居している。
ペットブームも一応定着し人間は人以外に何かしら頼って生きている部分もある。千葉動物公園にいるあのレッサーパンダが一躍人気者になり、大勢の人が風太の姿を見に訪れた。そしてこの程、風太とチィチィの間に子どもが出来た。
その赤ちゃんが12日から一般公開され人気を呼んでいる。名前を来園者に決めてもらうため、投票箱が用意されているようだ。どんな名前に決まるのか楽しみである。
赤ん坊は人間も動物もみな同じでとても愛らしくいつまで見ていても飽きないし、抱きたい衝動に駆られるものである。かわいいからこそ育てようとする母性が本能として湧き出てくるのが自然な姿なのだが、人間は時として育児を放棄或いは子どもの命を奪い去ってしまう、恐ろしい闇を心の底に秘めている部分がある。
親と子の関係は死ぬまで同じであり、親にしてみれば育児の完成は有り得ない。社会に出て自立しても親は子を常に心配する。子どもから疎まれても親の愛情は普遍である。知性の高い人間だからこそこのような関係が成り立つのだが、子は親に感謝し、親は子を常に守り続けていくのである。これこそが絶対愛と呼べるものかも知れない。