必殺!闇稼業、貴方の恨み晴らします。 | プールサイドの人魚姫

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うつ病回復のきっかけとなった詩集出版、うつ病、不登校、いじめ、引きこもり、虐待などを経験した著者が
迷える人達に心のメッセージを贈る、言葉のかけらを拾い集めてください。


闇稼業
ネットの世界は情報の宝庫。役に立つ便利な情報が満載だ。しかしそれ以上に悪質なサイトが氾濫しているのも事実。これらのサイトを取り締まる方法は残念ながら今の所はなく、無法地帯と化しているのが現状。事件が発生した後になって漸く違法サイトとしてアクセス禁止、ネット上からサイト自体を削除するといった処置が取られるが、それでは手遅れなのである。
闇サイトを通じて殺害の仲間を募った事例が近年になって増加傾向にある。先日起こった女性殺害遺棄事件は金銭を奪う目的でか弱い女性を拉致し、あまりにも無残な手口で女性の命を奪うなど人間性の欠片もない3人の男たちによる極悪非道な犯罪だった。
日本の法律は加害者に甘い。犯罪者は警察の保護下にあり、わたしたち一般人は手を出す事が出来ず、どのような取調べが行われているかも知ることすら出来ない。裁判官の判決に疑問を残す判例が過去に幾つか散見され、どう見ても刑が軽すぎるのではと思う事件もある。この国には正義がないのかと怒りさえ覚える。計画的な殺人、飲酒運転など悪質な犯罪は極刑が妥当と思えるが法律を介して裁く場合、事件が社会に与える影響や犯罪者の年齢などを考慮するなどして、結果的に被害者やその家族などの思いは裁判官に届かない場合も多い。
どんな判決が出るにせよ、亡くなった人の命は戻らない「絶対許さない」と無念と怒りの涙を流しても、彼らは毎日食事をし、檻の中とはいえ生きている。小さな虫を踏み潰すが如く短絡的に人の命を奪うような男たちに罪の深さなど理解出来る筈もないだろう。
罪を憎んで人を憎まずなどという諺はきれい事過ぎて、そんな仏のような心境には到底なれそうもない。亡くなった磯谷利恵さんのご冥福を祈るばかりである。