同窓会に思いを寄せて。 | プールサイドの人魚姫

プールサイドの人魚姫

うつ病回復のきっかけとなった詩集出版、うつ病、不登校、いじめ、引きこもり、虐待などを経験した著者が
迷える人達に心のメッセージを贈る、言葉のかけらを拾い集めてください。


朗読
2年前に開いた30年振りの同窓会。3年後の再会を約束して幕を閉じたが、いよいよ来年はその3年後である。普通の学校と違い、わたしが3年間在籍した天竜養護学校には様々な病気を抱えた子どもたちで溢れかえっていた。
病名すら分からぬ難病、奇病の子どももおり、4歳から15歳ほどの子どもたちが親元を離れ、病気と闘いながら勉学に勤しんでいた。学校に来られない子どもは病室で2時間ほどの授業を受ける。或いはまったく受けられない重症の子どももいた。
わたしが同窓会を実現させようと決心したのは3年前の今頃。過去の記事でも何度か触れて来たが、ひとりの強い思いが通じ同窓生たちに火をつけたのである。頑張り続けた名簿作りも完成し、100人を超える仲間が集った「天竜養護学校同窓会」画像は締めくくりに、医療ミスで亡くなった後輩と不慮の死を遂げた恩師に向けて書いた詩「最後の言葉」「白いチョーク」を朗読しているわたしである。この日は一回目の社会復帰を果したばかりで、体調はあまりよくなかった。
緊張の為か手が振るえ、紙がガサガサと音を立てるほど揺れていた。「頑張れ」「しっかり」と静寂の中から声がかかる。人前で詩を朗読するなど初めての体験だったが、若くして亡くなった人たちにも届けという思いで一杯だった。
わたしは今、三回目の心臓手術を控えている身。副会長として来年を迎えるにあたり、迷っている。このまま約束の同窓会を開く事が出来るだろうか?今年はまだ準備も出来ていない。楽しみにしている人たちも大勢いる。「詩集が繋いだ30年ぶり同窓会」は新聞記事として永久に刻まれたが、養護学校の同窓会はこれで終わりではなく、新たな同窓会としてスタートを切ったばかり。
人の輪が次の世代に受け継がれるよう、これからも努力していきたいと思っている。