北の断末魔パレード。 | プールサイドの人魚姫

プールサイドの人魚姫

うつ病回復のきっかけとなった詩集出版、うつ病、不登校、いじめ、引きこもり、虐待などを経験した著者が
迷える人達に心のメッセージを贈る、言葉のかけらを拾い集めてください。



パレード自国の軍事力を国内、海外へ向けて情報公開する事により得られるメリットは、強力な軍隊を率いる頂点に君臨する権力者の統率力が、如何に大きい存在であるかを示すものでもあるが、それが裏目に出る場合も想定しておいた方がいいだろう。
自分の手の内を明かす場合デメリットも少なからずあり得る。北朝鮮の軍事パレードがどれ程の効果を上げているかは不透明。国民の犠牲で成り立っている軍隊が、如何に脆弱かは頭の良い金正日であれば理解出来るだろうが、残念ながら彼にはそれほどの洞察力と観察力はない。
買ってもらったばかりの玩具を、他の子どもたちに見せびらかす程度の幼稚性。それを周りの側近たちがもてはやす…。哀れな北朝鮮の軍事力はパレードするほどの代物ではない。小型ミサイルも公開されたようだが、最も威嚇となる長距離弾道ミサイルのノドンやテポドンの姿は見られなかった。この二つのミサイルさえ抑えておけば、北の軍隊など恐れる事はない。
軍はともかくとして一番厄介な問題は北朝鮮の工作員だろう。こちらの方が遙かに脅威である。大人だけではなく幼い子どもにまで拉致の魔の手が伸び、国の為なら手段を選ばず罪の意識は一欠けらも持っていない疫病神。しかしながら被害国である日本はおろか、国連さえ北の犯罪を野放しで見ているのが現状。6ヵ国協議など開いて議論したところで、机上の空論で終わり誰一人として金正日に手錠を掛ける者はいない。相手は犯罪者なのだから、逮捕状を持って堂々と乗り込んで行ったら如何なものか。