聖路加国際病院理事長・名誉院長である日野原重明先生の「いのちと勇気のことば」(ぶんか社文庫、590円+税)を読んでみました。2007年5月に「こう書房」から出版されたものを文庫本にしたものとのことですが、読んでみると日野原先生の温かい思いが伝わってきます。
日野原先生は、明治44年(1911年)10月生まれの98歳! 1937年に京都帝国大学医学部をご卒業後、何と!73年間「現役の医者」でいらっしゃるというのですから、本当にオドロキです!
誰しもが日野原先生の様に「健康でかつ長寿」を望んでいるに違いありません。
日野原先生の「元気で長生き」の秘訣は「食生活」にあるとのことですので、4年ほど前にNHKで放送された内容を、抜粋して載せておきたいと思います。
(注)飽くまで、老後の「心構え」であり、若い方は「将来の参考」にされると宜しいかと思います。
(1)どう生きる
カロリーは、基礎代謝+50kcal=1,350kcalが、一日の食事
70才になったら、食事は、腹7分が大切、また、新しいことを始めること。
80才になったら、若い人と良く話しをし、良く歩くことが大切。食事は、腹6分。
(3)一日の食事
日野原先生の1日の食事の例、昼間の仕事の時間帯は、お腹をすかした状態で、一生懸命仕事をする。
お茶の時間には、お茶もお菓子も摂らない。仕事に、熱中しているので、欲しいと感じない。
(3)朝食
代表的な朝食の例、全部水分が主体。コーヒー、牛乳、野菜ジュース(オリーブ油、15gr)だけの事が多い。
(4)昼食、牛乳200cc
学会の昼食会の写真、牛乳200ccだけの事は多い。たまには、ビスケットを2枚程度、食べることがある。
【ビスケットは多くて2枚】
多くて、2枚。自宅での夕食まで、何も摂らないのが、普通。
(5)自宅での、家族一緒の食事
夕食、一日の疲労回復(消耗した、栄養分だけ、余分はゼロ)に必要な最小限の蛋白質、油質を補給する
(注)EPA を含む魚は毎日。脂身が少なくプロテイン スコア も高いヒレステーキを週2回。
「代謝能力」以上のものを食べるから太るのだ!
☜私達には、非常に「耳の痛い」話ですネ!