TOMIX 2024/10・11 | 金屋代かずおのお部屋

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周防大島町を拠点に鉄道旅行・鉄道もけいの活動を行っています.

 

久しぶりの再生産

当ブログにおいて1記事を費やして良いようなニュースが飛び込んできているのですが,これはそのニュースが有効であるうちの後日に記載します.

 

本日はトミーテックの,主に2024年10〜11月発売予定のTOMIXブランド製品(および2024/10発売予定のジオコレ製品;今回は省略します)が発表・受注開始がされました.早速見ていきます.特記なしは10月発売予定です.

これまでTOMIXでは西日本方面の車両の製品化発表が集中していましたが,その反動か,今回は東日本方面の車両の製品化が集中して発表されました.当ブログは山口県発であるため,どうしても西日本方面視点の考察になることをご容赦ください.

トミーテックは「静岡ホビーショー」に出展するため,次の新製品発表は業者招待日の初日である5/8を予想しています.

 

  SL大樹

東武鉄道で運行されている人気のSL列車がTOMIXでも11月に登場します.「ひろき」などと読みたくなりますが,実際には「だいじゅ」と呼びます.

製品としては,真岡鐵道から譲渡された「C11 325」および,JR西日本から譲渡された後ヘッドライトが増設された「ヨ8709」と,JR四国を経てJR東海から譲渡されたスハフ14 1・オハフ15 1,そしてJR四国から譲渡されたオロ12を改造した「オハテ12 1」で構成された「青編成」が登場します.真岡鐵道仕様と異なり,性能に議論があった動力装置は変更,東武無線アンテナがついています.編成・価格ともコンパクトで楽しみやすいでしょう.今回はDE10はありません.後述の再生産品も,「SL大樹」の助けにはなりません.

 

模型製品に関係ないですが,「オハテ12」の存在には議論があります.東武鉄道においても6050系など,それ相当に人気があり歴史を感じさせる持ち駒の車両が多々あったにも関わらず,貴重な12系を改造してしまったのかと個人的には思ってしまっています.オープンデッキを追加した改造の成果はあり,かなりの好評であることは救いです.

 

  485・489系200番台

国鉄時代の,主に絵入りヘッドマークを装備していた時代の設定で,ヘッドマークの製品も追加されます.屋根は銀色です.「しおじ」「みどり」など山陽本線方面でもよく使われ,それを再現する場合は今回再販されない「文字A」のヘッドマークを使用します.なお,現在のTOMIXではEF63のラインナップはありません.

 

  ED75 700・高崎旧客

現在でも秋田を拠点に「777号機」など少数活躍し,鉄道博物館にも「775号機」が保存されているED75 700が登場します.被牽引車はロンチキではなく,ラウンジカーになったスハフ42 2173,青くなったスハフ42 2234を含むぐんま車両センターの旧型客車です.

 

なお,スハフ42 2173のラウンジカー改造についても議論がありました.JRや車両メーカー各社には代替の車両を作るノウハウはあったのですが,高崎地区の旧型客車は大変貴重であるにも関わらず,このような車両が登場してしまいました.少しでも利用者の方が楽しんでいるのであれば良いのですが.

 

  その他の製品

  再生産品

  • 暖地型のDE10や貨車6製品などが4月に再生産されます.このDE10は九州仕様です.
  • タキ1000型が10月に5製品再生産されます.JOTのテールライト付きもあり,DF200で引かせるにもぴったりです.
  • DE15-2550が久しぶりに再生産されます.JR西日本の単線仕様です.
  • タキ1900が再生産されます.
  • 小田急GSE(第二編成)が再生産されます.
  • スーパーセレクトセットのEF510が再生産されます.コキ107の増備型再生産されます.
 
今回筆者が導入する予定の車両はありません.「SL大樹」は全国から多くの人気車両をかき集めて運行されており,できれば「14系JR東海仕様」「14系JR四国仕様」「ムーンライト高知」「14系JR西日本仕様」などと,改造種車やそれと連結して運行されていた車両も製品化されると嬉しいです.14系ばかりのような気がしますし,そもそも「東海仕様」と「四国仕様」で想定しているのは言及している同一の車両です.
この記事を見るに際し,Yahoo!ブログとして当ブログを始めてほどない時期の記事を引っ張り出してきました.大分論調が異なるのでびっくりしました.