2023/9/23 その2 奥出雲おろち号 出雲三成→木次 スハフ13 801編 | 金屋代かずおのお部屋

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おろち号の旅へ出発

 

これまでの旅路

 

3回シリーズでお送りする「奥出雲おろち号」の第2弾です.今回も動画を作成しています.

 

出雲三成駅に到着し,ここからは実際に乗車していきます.

出雲三成駅ではおろち号の改造プラレールが展示されていました.

 

奥出雲おろち号では,1枚の指定券で「1号車:スハフ13 801」「2号車:スハフ12 801」の2両の同じ座席が使用できます.いずれの車両も個性的な魅力がありますので,今回は「車両ごと」に分けて記事化することにしました.

 

出雲三成駅では列車交換がなされます.

なんといっても後方展望でしょうか.なお,前回(2021年)の乗車では前面・後方展望を撮影すべく窓の下にカメラが並んでいたのですが,さすがに他のお客様の迷惑になるためか,以下の案内文章が追加されてしまいました.

【お願い】

他のお客様のご迷惑となります。

ここにカメラを置いての撮影はご遠慮ください。

木製の床・ベンチはそのままですが年季が入っています.伊達に25年間も運行されていません.

前回にはなかった演出がなされていました.

トンネルの中へ入ります.

さながら夜行列車のようでムード満点です.大蛇の電飾がありますが,電灯切れになっていました.

途中の出雲八代駅では地元・ボランティアの方々の見送りを受けられます.

トロッコ車両・カーブの多い線形故に,短編成の列車ながらも列車の最後尾から先頭を見ることは容易です.

次々と小さい橋を渡っていきます.この区間は1932年の開業で当時の苦労が偲ばれます.

日登駅に到着しました.「小いさな展示場」として多くの記念品が飾られていますが,停車時間や停車位置の関係で,乗っていてはじっくり見ることができません.

次の駅が木次駅です.

おそらく筆者が「奥出雲おろち号」に乗車するのはこれが最後になると思いますが,やはりトロッコ列車がいかに魅力的であるかがよくわかります.

そのような「スハフ13 801」ですが,前回の全検は「28-2」,つまり2016年2月です.おそらく,JR西日本内部で客車の全検周期を6年から8年に延ばしたか,この車両を特休車にして検査周期を伸ばしていたのどちらかの措置が取られたことが想像できます.昨今木次線の出雲横田〜備後落合は12月下旬〜3月ごろに「冬眠」するため,この車両は引退後廃車になると思われます.東武鉄道などでうまく利用されると良いのですがと思います.

 

次回は「スハフ12 801」に焦点を当てて紹介します.こちらも「奥出雲おろち号」の魅力を高めている車両です.

 

 

続く