EF81 300 JR貨物仕様などが登場KATO 2023/12〜2024/1 | 金屋代かずおのお部屋

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九州で人気の機関車がKATOでも登場

 

本日8/4,KATOは主に2023/12〜2024/1に発売する予定の新製品を発表・受注開始しました.本日より「鉄道模型コンテスト」が新宿で開催されているなどの事情があり,いつもより早めに公開されました.早速見ていきます.

 

(サムネイルの画像は製品とは関係ありません.この記事の下部をご覧ください)

 

  「大牟田貨物」関連

「鉄道模型コンテスト」には九州大会があり,今年も来週,8/12〜8/13に予定されています.その関係かどうかはわかりませんが,近年は8月に九州地区で活躍する車両が受注開始となっています.今回は以下の5製品がそれです.

いずれも2024/1発売予定です.

今回のモチーフ列車は「大牟田貨物」です.北九州市で生産された濃硝酸(と延岡市で生産された液化塩素)を大牟田市に輸送するための列車で,大牟田駅からは三池鉄道の跡に乗り入れ,2020年まで運行されていました.最末期はコキ200を4〜6両にコンテナを乗せて運行されており,これとは別に液化塩素のコンテナが付くことがありました.この列車を再現する場合は「10-1573」を3個,23-583を6個買えばよく,価格は2万円強です.しかし,これであれば車番違い・コンテナ番号違い6両セットの「列車」として売った方が良かったのではと思ってしまいます.少なくとも筆者は買ってしまいそうです.

なお,液化塩素の輸送はTOMIXのタキ5450(日本石油輸送)が,三池鉄道線内は「チビ凸(赤)」で見立てておけます.

 

機関車は現行仕様のEF81 303が登場することで注目度は高いです.ED76の貨物機も,最近は市場から消えておりありがたい製品です.また,KATO製品のみであれば最近発売された「さくら・はやぶさ」を仮に牽引することも考えられるでしょう.さらにスノープロウも付属しているため,北陸方面でも活躍できます.

 

赤箱のタイプ品として取り扱わられるローズピンクは301号機がモチーフです.301号機はEF81 400のようにメーカーズプレートの横にラインが入っていることで更新の区別をしていました.タイプ品であるのは,KATOのEF81 300が「後期型」であり,コルゲート版の端部処理が異なるためです.しかし,EF81 301の末期仕様は市場に初めてで回るため,検討の余地があります.

 

余談ですが,EF81 302は片側のコルゲートがありません.さらに,EF81 304は一時期青い「ヒゲ」が描かれるなど,4車4様であった時期がありました.この仕様で揃えてみたいと思いたくなります.

 

  「草津・四万」関係

E257系の50005500番台,さらにはその前任となる651系1000番台が2023年12月に発売予定です.元々E257系5000・5500番台は波動用の185系などを置き換えるために0・500番台から改造されたのですが,651系が185系より先に全車完全引退を余儀なくされるほど老朽化していたことから定期特急「草津・四万」にも使用される様になった,という車両です.関東一円(茨城県除く)でよく見られます.

 

なお,このような車両のやりくりの結果,関東圏ではさらに波動用車両が足りなくなり,新潟のE653系の運用を減便・再編して勝田に出戻し,さらに1編成が戻ってきましたが,これまでの「フレッシュひたち」になされなかった水色のカラーになることが,本日JR東日本から発表されました.

 

https://www.jreast.co.jp/press/2023/mito/20230804_mt01.pdf

 

  マイトラムClassic

広電の「ハノーバー電車」と,その同型の付随車を塗り替えた車両が12月に登場します.青・緑・赤・黄色の4車が登場,価格も6,600円になっています.どちらかというと海外の情景に似合い,ドイツはもちろんロシア・北朝鮮などを思い起こします.

 

  その他車両製品

  • 24系「日本海」が12月に牽引機共々待望の再生産となります.JR東日本の編成で,前回の生産は2012年でした.長い期間の間に,オロネは岩泉に,カニは小坂に保存される様になりました.
  • 「ドクターイエロー」789系1000番台が12月に再販になります.789系1000番台は,前回製品と車番・スカートの形状はそのままです.
いずれもスロットレスモーターが装備され,値上げとなります.
また,ホキ2200が9月に再販されます.
 

  その他製品

  • 電動ターンテーブルとユニトラム拡張セットが9月に再販になります.
  • T-TRAKボードは8月にダブルとコーナーが追加されます.
  • 「ミニジオラマサーカス」に使用するミニジオラマベースが10月に再販されますが,値上げになりました.「ミニジオラマサーカス」に出展するにはこのベースと参加費で5,000円程度必要になってしまい,敷居が高くなってしまいました.
  • 「EF66」「DF200」「DE10」のサウンドカードが10月に追加されますが,これまでのカードより高くなりました.
  • 205系のサウンドカードが11月に追加されます.KATOで205系は近年展開されておらず,やや唐突な追加になります.フルリニューアルまたは,廉価版としての展開を予想します.KATOの205系は十分な出来であり,現在であればベンチレーターがあるものの奈良線の4両に見立てる,あるいは鶴見線仕様(赤箱)を再販することが考えられます.

発表された製品は以上となります.

 

 

ミニジオラマサーカスにて 

2023年も金屋代かずおは,「鉄道模型コンテスト」内のミニジオラマサーカスに出展しています.

エントリーNo283の以下の画像の作品にぜひご注目ください.

思ったより将棋盤のスペースが取れなかったのが失敗でした.使用した材料の大半はダイソーのものです.

駒が「王将・角行・歩兵」なのは,使った古い将棋セットから「飛車」の駒がなくなっていたためです.