「四季島」が再生産 KATO 2023/10追加分 | 金屋代かずおのお部屋

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人気のクルーズトレインが再生産!

 

6/2,KATOは2023年10〜11月に生産する予定の製品を発表・受注開始しました.2023年10月にはすでに「211系」「DD51 JR貨物北海道支社仕様」の生産があるほか,一部の製品の生産が遅延するほど生産ラインが埋まってきました.生産ラインのタイミングとしても「Big Boy」「EF55」など組み立てが難しい製品の生産が一段落し,年末アイテムの生産を控える頃,ということで,今回の発表は3車種にとどまりました.それでは見ていきます.特記なしは2023/10発売予定です.

  E001系「四季島」再生産

 

2017年に発売された「四季島」が初めて再生産されます.初発売時は試作品画像が全く公開されず,いざ完成した製品には先頭部の運転室窓の表現が実車と異なるなどの話題がありましたが,5年以上の歳月の中でやはりKATOらしい安定した品質の製品として次第に受けられてきました.そして,約6年ぶりの再生産となります.

 

クルーズトレインの模型は乗車された方のお土産にも適しますが,今回はさらに「4両基本セット+6両増結セット」の構成で商品化,お求めやすくなったとも言えます.10両購入するとメーカー希望小売価格で2,200円の値上げとなりますが,今回からスロットレスモーターが搭載,約1,000円はそのモーターの分となります.スロットレスモーターの性能は折り紙つきですので,購入された方はストレスなく楽しめると思います.

筆者は前回製品を持っていますのでここに紹介しておきます.

 

 

なお,今回の四季島は「特別企画品」ではないものの,ボディ・床下シートのAssy販売はありません.

  223系2000番台

2021年4月に発売された前回製品は在庫がある店舗も見受けられるものの,現役の新快速列車として高い人気を誇る223系2000番台は問屋・量販店においても常時在庫しておきたいモチーフです.ということで,1年半ぶりに再生産されます.

 

今回からスロットレスモーター搭載で値上げされます.1両当たり約500円もの大幅な値上げとなってしまいました.従って品番も変更になりますが,今回の製品では車番は「W33・V42」編成で変更されません.223系は電装品のメーカー違いによる外観の違いがありますが,当該車両が三菱製の3次車であるところ,特に4両編成の車番は変更の余地があります(*).

こちらも,筆者は4両編成は前回品を持っています.次の新快速列車の導入は「クモハ224-700」がどのように登場するかで決まると思います.

 

(*):JR編成表、配置表 網干総合車両所223系編成表

  16番の165系

KATOの16番で定番となっている165系が2023/10〜11に追加・再販されます.今回は800番台の他,「モハ165」「奇数車のクハ165」が新規に登場しました.新しく再現できる列車としては「伊那」「東海・大垣夜行」などが挙げられます.時代設定によっては先頭車がシールドビームになっていますが,製品は全て原型ライトの国鉄仕様です.細かい作り分けはKATOの16番に求めることではなさそうです.

 

ただし,価格は2両で3万円.3両で4万円,4両で5万円程度となっています.これでも十分安いですし,以前の製品が安すぎたということもできます.

 

なお,サハ165は今回再販されませんし,再販されるサロ・サハシは価格が変更になります.筆者としては16番へのシフトが進んでいますが,この165系の優先順位は低そうです.

 

 

少ないようですが,工場では多くの方々がより良い製品を届けるために頑張っていることを心に留める必要があります.

 

なお,本日は全国的に雨が強くなっています.周防大島では大きな影響はありませんでしたが,線状降水帯が発生している地域があります.気をつけてお過ごしいただければと思います.