2023/3/9 その5 713系・宮崎空港線編 | 金屋代かずおのお部屋

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周防大島町を拠点に鉄道旅行・鉄道もけいの活動を行っています.

(宮崎で最後の活躍を行う713系)

 

「第49回鉄道もけい展示会」には16名の来場がありました.

大変お待たせしておりますが,「【旅行記】2023/3/9〜3/10 713系・吉都線など」を再開します.再開はしますが,4/15〜4/16の益田駅・山口線全線開業100周年記念イベントなどの関係で,おそらくは旅行記を書ききる前に再中断となる見込みです.

 

これまでの旅路

 

 

マヤ34に目を奪われていましたが,ようやく目的の713系がやってきました.713系は1983年製ですが,JR九州の交流電車では最古参であり,そもそも4編成8両のみの製造であったことから,いつ引退になってもおかしくない車両です.仮に引退が正式に発表されると混雑しますし,最終運用ではグッズ販売や特別な演出があることもあるとはいえ,筆者としてはできるだけ引退2歩手前の,日常に溶け込んだ段階での訪問を心がけたいと思います[1].

とは言え,713系の運用も徐々に縮小されており,2022/9/23ダイヤ改正では南宮崎〜西都城の運用が消え,朝に南宮崎〜延岡,夕に宮崎空港〜高鍋,夜に宮崎空港〜延岡を都合1往復するのみとなっています.そして,2023/3/18ダイヤ改正を生き延びたようです.

参考にしたアメブロの記事を紹介しておきます.

 

なお,宮崎空港には「宮崎ブーゲンビリア空港」の愛称があり,基本的にその名称で案内されていますが,今回の一連の記事では「宮崎空港」で統一します.

 

  713系を見る

それでは早速見ていきましょう.

車内は特急型と同様にリクライニングシート主体となっています.宮崎空港線では普通列車は少数で,代わりに特急列車に宮崎〜宮崎空港で特急券なしで乗車できます.どのような列車に乗っても快適に移動できるのは良いことです.

吊り革は車両全体に設置されています.

ロングシートも,他の席と遜色ないようにヘッドレストまでついている豪華なものとなっています.その代わり,窓は開けにくくなりました.

ゴミ箱も設置されています.

ワンマン運転用の運賃箱と,太平洋海岸沿いを走行することから避難用の梯子が設置されています.

 

  乗車する

それでは南宮崎を出発します.先ほどまで目を釘付けにしていたマヤ34が左手に見えます.すぐに日豊本線と別れます.

この列車は宮崎空港への送り込みという要素が強く,乗客はまばらでした.

田吉駅までは日南線です.日南線は地方交通線,宮崎空港線は幹線である上追加運賃が設定されています.運賃計算に注意が必要です.なお,宮崎〜宮崎空港の運賃は360円です.

宮崎空港線に入ると高架が現れ,進行方向右側に駐機場(と航空機)が,左側に空港関連施設・企業が見えると宮崎空港駅に到着です.

ここは動画をご覧いただければと思います.

 

宮崎空港に到着です.到着してすぐに幕回しが行われ,待機していた利用客が次々と乗り込んできます.筆者が宮崎空港線に乗車するのはこれが初めてですが,宮崎空港自体に用事はないためすぐに折り返します.ピピっと.

右側にはちょうど宮崎空港を拠点として運行している「ソラシドエア」の機体が止まっていました.「6J59・NH2459」として羽田から戻ってきて,「6J62・NH2462」として羽田へ行くダイヤになっており,こちらも出発寸前です.乗ってきた列車では間に合いません.

宮崎空港からは多くの利用がありました.田吉駅で日南線の列車と交換します.

 

この列車はこの後日豊本線に入り,宮崎市を抜けて高鍋まで行きます.これは別記事に譲ることとします.

 

続く

 

 

[1]:「あいの風とやま鉄道413系」「長崎本線特急かもめ」のさよなら運転に参加していますが,これらにはほぼ同格の別目的(「一万三千尺物語」「西九州新幹線かもめ開業」)があります.