(待望の再生産)
2023/3/9,トミーテックは2023/8〜11月に発売する予定の製品を発表・受注開始しました.早速見ていきます.なお,特記ない製品は9月発売予定です.
「SL銀河」関係(1・2枚目・11月)
一枚もののポスターができるほど,今回の目玉と言えます.この6月に引退する「SL銀河」がついに製品化となりました.C58 239はもちろん新規製作,キハ141系「旅客車」も内外装,自身も動力車でありC58と協調させるという要求された機能を備えた大作になっています.TOMIXではキハ143系を製品化しており製品化は期待できたものです.
「北斗星」関係(3・4枚目)
- TOMIXでは定番となっている「北斗星」ですが,今回は1998〜2008年の「JR北海道仕様・1・2号」が10月発売予定です.変形車は入っていないものの,JR北海道ならではの縦雨樋がついたオハネフ25,改造車にある点検蓋や手すりの変更を的確に再現したモデルになっています.スシは503番です.
- 牽引機はEF81が9月に,DD51が10月に発売予定です.EF81はナンバープレートの部品が新規製作,DD51は国産の現行仕様によるフルリニューアルで,以前の製品とは屋根形状を変えています.
- 「夢空間北斗星」が再生産となります.「夢空間」はJR北海道の車両と編成を組んだことがあります[1].
中古市場ではメーカー希望小売価格を超える価格での取引も多かった人気製品です.再販されてよかったと思いますが,場合によってはKATO・1/80の「夢空間」との比較検討になることもあります.
余談ですが,KATOの「1-567 オハネフ25-0 増結用」は車番表記が東日本車の12番であるにもかかわらず,北海道車仕様の縦雨樋が表現されてしまっています.
6枚目
- 横須賀色の115-300系が国鉄〜JR初期の仕様で10月に登場します.中央東線には欠かせない車両です.国鉄末期には中央東線の車両が岡山地区「スカ色」のまま使用されたことがあったようです[2].このような変化を再現できる余地があることがTOMIX製品の強みです.
- 長崎のキハ66・67型がリニューアル再生産となります.復活国鉄色は最終日(2021/6/30)に「ありがとう」を表示した姿も再現できます.
筆者の手元にはメーカー・時代設定・形態が異なるもののこれらの製品の役割を果たせる車両があります.
その他の製品
- 5枚目は荷物置き場の関係で窓が閉塞したE7系と,埼京線の205系が登場します.
- 7枚目はGV-E401・402型です.新潟・秋田の両方が登場し,前作のGV-E400型と合わせて遊ぶことができそうです.
- 8枚目は名古屋臨海鉄道のND552型2台です.
- 9枚目は1/80の115系です.長野色・しなの鉄道仕様です.
- 10枚目は8月に登場する1/80のコンテナ2製品です.同時に,コキ250000・コキ350000も再生産となります.
鉄道コレクション第32弾
8月発売予定で,ラインナップは以下の通りとなっています.
- キハE131・E132-500型(八戸線)
- EV-E801系(男鹿線)
- キハE120型(只見線)
- キハE130-0型(水郡線)
- キハ126-10・1010型(山陰本線・「鳥取県」仕様)
- BEC819系(筑豊本線または香椎線)
キハ126を追加するチャンスです.昨今鉄コレは再販が見通せないので,今回も箱買いを検討することになりそうです.BEC819系はGM製品との選択になります.
只見線のキハE120型も嬉しいです.なお,只見線ではえちごトキめき鉄道の「雪月花」の乗り入れも予定されていると,新潟日報などが報じています.
まとめ
全体的に東北方面が多めですが,一つ一つの製品は遊びやすいものであるのはありがたいと言えます.それだけに,どの製品を選ぶかはさらに慎重になると思います.
出典
[1]:
http://hodo.blue.coocan.jp/s/burutore/yume/hktnsk/
[2]:
https://ameblo.jp/na-273/entry-12621345377.html