(国鉄色編成が再現登場)
これまでの旅路
新見に到着しました.新見に到着したということは伯備線に乗るということです.伯備線に乗るということは,つまり,
国鉄色のやくもに乗る!
伯備線の車両
非貫通・切り妻の先頭車が特徴のG編成です.主に新見以北で使用されます.
パノラマ編成である「やくも17号」です.2020年以降は減便対象となっており,前回訪問時には運行していませんでした.ただし,金曜・休日のみ運転の列車は生山駅・根雨駅には止まりません.
なお,車両が足りなかったようで,モハ380-500を含む増結編成のモハユニットが連結されていました.
実際に乗車するのはこの「113系」です.16:52に発車します.
先頭車と中間車で雨樋・窓の加工が異なることが特徴です.岡山での113系・115系の見分け方として挙げられるのは,113系は方向幕を使用していない,ということです.また,2・3両編成は全て115系です.
途中,「やくも19号」(修正しました)や貨物列車と交換します.
備中高梁からは複線であり,実際に倉敷・岡山へ通学・通勤する方もいらっしゃるため本数も多くなります.
国鉄色 やくも24号
やくも24号が到着しました.国鉄色の車体ですが,「JNR」マークも「JR」マークもありません.
方向幕はLEDになっていますがそこまで間違った内容ではありません.転落防止幌も現代となっては必要な装備です.
車内はご覧の通り,普通です.大阪や博多に帰るにはちょうどよく,東京にも帰れないことはない時間帯ですので,多くの利用がありました.今回は「SL人吉」からの変更であるため,一駅ではありますが指定席を利用しました.シートマップには「6A」「6D」の席がないですが,本当に席がありません.
貫通ドアに国鉄の名残が見えます.
381系ならではのベネチアンブラインドはとうの昔に撤去され,カーテンを使用します.ここまで復元するのは無理があるというものです.
車内放送では「鉄道唱歌」を使用しますが,車両の機構で演奏していない可能性が高く,音にはムラがありますと追記しておきます.
倉敷駅に到着しました.グリーン車については,グリーン車マークは小さいままです.
多くの注目を集めますが,この国鉄色は381系自体の引退まで運行されると思われます.最後まで事故なく活躍することを願います.
さて,この日は日曜日ですが,鳥塚氏は「鉄道会社の職員に平日も土日もない,土日は稼ぐ.多くの方が休んでいる平日に休む」という旨の考えをお持ちです(ただし職員全員が毎週土日に出勤しているわけではありません).筆者は全くそのような状況ではないのですが,この考えを体験するためにも,スケジュールを調整して月曜日の11/28にも旅を続けることにしました.この日は倉敷市内に宿泊します.そもそもですが,鉄道旅行においては平日にしか運行しない列車が目的になることはよくあります.
続く
なお,筆者のスケジュール上の都合により,12/4付の記事は,この旅の目次記事を予約投稿で用意する予定です.