2022/9/24 第1章その1 かささぎ・黄色いかもめ・浦上駅・長崎電軌 | 金屋代かずおのお部屋

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周防大島町を拠点に鉄道旅行・鉄道もけいの活動を行っています.

(カササギは佐賀県の県鳥)

 

11/12の「ふれあい市場・第43回鉄道もけい展示会」には42名のご来場をいただきました.2022/3以降では最多であります.いつもご来場いただきまして誠にありがとうございます.おおむね喜んでいただけたようで,リニューアルを行った甲斐があったというものです.代わりに当ブログなどでのレポート記事を書くことができなくなりましたので,ご興味のある方は現地へ訪問していただけると嬉しいです.次回は12/10に行う予定です.

 

さて,それは良いのですが大きく疲れてしまい11/12の記事更新は断念,また,「2022秋旅行第3弾」の実行が浮上しました.内容は帰宅後に明かしますが,同時に3つの旅行記が進行すると筆者にとっても書きにくい上,皆様にとっても読みにくいものとなってしまいます.そこで,現在進行中の「2022/9 いい旅西九州」を再開します.当ブログ上ではまだ「9/23に佐賀市のホテルに到着した」ところまでしか書いておりませんでしたので,その続きです.

 

これまでの旅路

 

 

今回の旅行では9/24の宿泊を決めたのがダイヤ発表後ということもあり,長崎市内の宿泊は断念,ややホテル空席・代金に余裕があった佐賀市内を選択しました.

  佐賀駅

佐賀駅は工事が進んでいます.2024年の国民スポーツ大会(「国民体育大会」から改名)に向けてさらに整備が進みます.フリーゲージトレインの新幹線が間に合わなかったことは佐賀市にとって痛かった面があったと思います.

とはいえ,「新幹線かもめ」は佐賀駅でも歓迎の姿勢を見せていました.

新しく「江北行き」の普通列車や特急「かささぎ」が登場しています.

佐賀駅から,福岡市への買い物主体観光向けの列車は「リレーかもめ4・8号」「みどり6・10号」と混雑しやすい列車ということもあり,休日のみ「かささぎ252号」が設定されています.当初は787系の予定でしたが,885系での運用となっています.

  リレーかもめ・かもめ 9号

筆者が乗車したのは「リレーかもめ9号」です.門司港駅始発である他,折尾あたりからの長崎観光に便利な列車であり,それ相当の乗車がありました.そして,江北駅を通過します.

武雄温泉で乗り換えます.大抵の場合,指定席同士・自由席同士で乗り換えると便利な場所に止まっています.3分は短いように感じますが十分な時間があります.忘れ物には注意しましょう.

つい2日前まで佐賀から長崎への道は険しいものでしたが,信じられない時短を果たしました.わずか30分で長崎駅に到着です.

そして,降り立った瞬間,「かもめ16号」が黄色い表示を出して出発していきました.

 

なお,通常の運行で「かもめ」に黄色幕は本来使われません.

 

  浦上駅

新幹線開業前,ほぼ全ての特急列車が停車していた長崎市北部の中心地「浦上駅」には,長崎駅(または諫早駅)で乗り換えて行きます.特例があり西九州新幹線からの折り返し乗車が「かもめネットきっぷ」でも可能です.

「不便になった」という声がありますがご覧の通り,新幹線は浦上地区をトンネルで通過しており,そもそも新幹線の駅が1.6kmという非常にわずかな距離で設置されている場所は全国どこにもありません.

浦上駅は高架化の際,西九州新幹線の開業を見越して,一部の構造物が仮設になっていました.少しでも「かもめ」の痕跡を撮影しておきます.

立派な駅舎を持ちますが,実際にはこの時点で既に指定券発売機すら撤去されてしましました.

  原爆資料館・長崎電軌

この時間帯の目的地は「長崎原爆資料館」に設定しました.広島の原爆とはそもそも「本来の投下地点は小倉であった」「原爆の構造が大きく異なる」以外にも,様々な意味で広島とは背景・その後の歴史が異なるものであるということが印象に残りました.

文字通りの「原爆資料館」電停が最寄り電停ですが,長崎は坂の街であることを忘れないようにしましょう.実際に少し急坂を登った先にあります.そして,若干暑かったことや時間の関係もあり,筆者は爆心地や「平和祈念像」の訪問を断念しました.

その「原爆資料館前」電停の近くには「長崎西洋館」があり,なかなか趣のある建物である他,路面電車資料室があります.しかし2023年5月末に閉鎖されることが決定していました.この方針は2022年6月には決まっていたようで,こちらを訪問すべきであったかもしれません.建物の撤去は軌道の上であるため慎重になると思われます.

長崎駅に戻ってきました.長崎電気軌道は140円という運賃が良心的に感じました.

午後もさらに長崎の観光を続けます.

 

続く