2022/9/23 第1章その1 かもめが巣立つ瞬間 | 金屋代かずおのお部屋

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周防大島町を拠点に鉄道旅行・鉄道もけいの活動を行っています.

まずはリマインドです.

 

10/8に「ふれあい市場・第43回鉄道もけい展示会」は予定通り,9:00〜13:00で行います.詳しくは以下の記事にもまとめています.

 

 

(以上の記述は,「9/23 第2章その1」の記事を更新した際に消去します.)

 

(かもめが巣立つ瞬間)

 

これまでの旅路

 

 

 

日付が変わり,「かもめ45号」は所定より18分遅れて,0:18に到着しました.運行はまだできないもののすでに「西九州新幹線の開業・江北〜諫早の上下分離」は有効であり,仮に「肥前鹿島〜諫早を経営分離・廃線とする」のであれば大変なことになっていました.非電化化も即有効であったならば,南福岡車両区への回送のためにわざわざディーゼル機関車を持ってくることになってしまいますが,そのようなことはありませんでした.

それはさておき,このような深夜に関わらず,長崎駅の3〜5番のりばホームには,これまで見たことがなかったほどの人々で集まっていました.中には「ありがとう かもめ」の横断幕も登場していました.あまりの人の多さに画像の掲載を躊躇うほどでした.

0:32ごろ,「かもめ45号」に使用された885系SM3編成が,3番のりばから出発していきました.この件で人が音を出すことはなく,885系の走行音(と若干のシャッター音)が響く静かな旅立ちでした.長崎市・諫早市(周辺地域含む)の人々の思いをぜんぶ乗せてはしった885系が長崎駅にやってくることは,(余程のことがなければ)もうありません.885系は,今後も長崎市・諫早市に加えて,新しく嬉野市・大村市の人々の思いを新幹線に託すべく,はしり続けます.

 

 

 

とりあえず「かもめ」がいた痕跡をカメラに収めておきます.

数分後,「5番のりばに列車が入ります」とアナウンスがありました.このような時間に何が入ってくるのかと思えば,普通の,いや,ドア間にもクロスシートが装備された量産先行車「YC1-1 - YC1-1001」を含んだ3両編成のYC1系でした.この日から,長崎駅のもう一つの顔となります.

 

長崎駅の特急掲示板もその役目を終えます.これを含め,関連のある電光掲示板には以下のメッセージが流れていました.

今までありがとう!特急「かもめ」

これからよろしく!西九州新幹線「かもめ」

 

 

特急案内掲示板が役目を終えた際,筆者としては下関駅のように二度と使われないのではと思ってしまいました.しかし,長崎駅においてはそのような心配は実はなかったことを後に思い知ることになります.

 

役目を終えた看板が撤去・交換されます.

長崎駅では,稀にみる長い1日である2022/9/23を全力で迎えるために,すでにくす玉が,

そして,新幹線がすでに準備されました.開業まで,あと6時間を切っています.

 

一方,開業一番列車「かもめ2号」のための待機列はすでに形成されていますが,その列に並んで徹夜する体力はもはや残っていません.一度,すでにチェックインしたホテルに戻るのですが,ホテルの利用客は「開業1番列車」に,指定席の乗客として,関係のスタッフとして,この瞬間を報じるために,そして(筆者もそうですが)自由席に乗車を希望するために,何かしらに関わっている方々ばかりでありました.口々に「4時ごろに出るとちょうど良いのでは」という声があります.寝るしかありませんが,とても寝付けず,この記事に含んだ動画などをアップロードする作業を行っていました.

果たして,筆者は「かもめ2号」に乗車することができるのでしょうか??

 

9/23 第2章へ続く