2022/9/22 第2章その2 諫早駅の変化・江北への始発電車 | 金屋代かずおのお部屋

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周防大島町を拠点に鉄道旅行・鉄道もけいの活動を行っています.

(諫早駅も変化)

 

これまでの旅路

 

 

 

「かもめ48号」に乗って諫早駅にいきました.ここから「かもめ45号」に乗ることを目指しますが,諫早駅の変化も観察しておきます.

 

  諫早駅の変化

といっても大きな変化はあまりないです.新幹線のりばが最後の準備に入っていました.

すでに有明線(江北〜肥前鹿島〜諫早)用のキハ47型が用意されていました.なかなか複雑な4色側面帯と,正面の車両番号が特徴的です.

サボは宮崎・鹿児島地区と同様の車両内側から装備するタイプとなっています.ラミネート加工された紙ですので再製造は容易ですが,くれぐれも勝手に取り外して盗まないことです.

この車両(キハ47 9031)は整備に合わせて要検がなされたようです.

所属表示「崎サキ」はありません.

一方,自由席特急券券売機は使用が終了となっていました.

さらには並行して標識の付け替え工事も行われていました.ここに,もうEC(電車)が来ることはありません.

  江北行き一番列車

22:50,諫早駅4番乗り場に最後の817系電車「肥前山口」行きが発車しました.乗車率はそれ相当でありました.この列車は所定では肥前山口駅を0:01に到着するため,あえて「江北行き一番列車」と表現しておくこととします.

この列車は9/23以降も現存しますが,江北駅到着時刻が同じにもかかわらず長崎駅を33分,諫早駅を12分も繰り上げとなりました.電車と気動車の性能差を感じます.

 

  次々とやってくる特急電車

22:43ごろ,「かもめ43号」が遅れて到着しました.この列車も最終前に相応しい混雑ぶりでした.

長崎駅に到着した特急車両の,長崎駅からの用途はすでにありません.車両は次々と回送で上って,諫早駅を通過していきます.

ついに,諫早駅に残る列車は文字通りの最終電車である「特急かもめ45号」のみとなりました.情報を確認するとそれ相当には混雑しているものの乗れないほどではないとのことでした.しかし,長崎本線の肥前山口〜長崎はほとんどの区間が単線区間であり,遅れは次々と広がっています.所定ののりばが2番であった「かもめ45号」は,この日に限り3番乗り場での到着・発車となります.

さらに遅れは広がり,「かもめ45号」は約11分遅れて到着する見込みとなりました.果たして,筆者は「かもめ45号」に乗れるのでしょうか??

 

続く

 

 

 

なお,昨今「駅から時計を撤去する」ことが各地で検討・実施されています.昨今はスマホの普及で全員が正確に時刻を知ることができるようになったこと,案内上「何分後に列車が来て,その列車の位置は数駅手前である」ことを示す方がわかりやすいことで事情が変わってきました.正確な時計は日本の鉄道の象徴でもありますが,それ故に鉄道事業者の負担になっていたことも事実です.