(上野〜金沢のメインルートを通る)
※8/10発表のトミーテック新製品については8/11に更新予定です.
最近は遠出ができないため自ずと模型屋に行く機会が増えています.最近目立つのは1/80・16.5mmスケールの鉄道車両のプラモデルです.プラムの小湊鉄道キハ200型,天賞堂「T-Evolution」シリーズの145系など,比較的安価で個人的にも欲しいものがありますがよく考えておきたいです(これらの製品にはメーカー希望小売価格と卸値が大きく変わらないために値引きされるケースは少ないです).
そのような中でもKATOのNゲージ鉄道模型の品質の高さには驚きます.最近は再販品が続くため,この機会に過去製品にも目を向けてみることにしました.そのような中で導入したのが,JR西日本の489系「白山色」でした.模型としては「国鉄色能登」のバリエーション品の扱いで同じH1編成となっています.
489系ですので1号車にEF63が連結できます.「上野〜金沢」には歴史的に多くの優等列車が設定されていますが,碓氷峠の隘路を越える列車は少なくせざるを得なかったようで,「白山」「能登」はその碓氷峠を越える列車でした.現在は北陸新幹線がこのルートを通っています.そろそろEF63も用意しておきたいところです.この1号車「クハ489-501」は現在小松市に保存されています.
「白山」は現在の「かがやき」はもちろん「はくたか」よりもこまめに停車していたようです.
6号車が「ラウンジ&コンビニエンスカー」になっているのは当時からです.
9号車「クハ489-1」は現在京都鉄道博物館に保存されています.2019年には展示されている車両を「白山色」のラッピングを施すイベントが行われ,この製品の注目も高まったかもしれません.別売りのヘッドマーク「雷鳥」を取り付けました(大阪駅に入った実例があるようです).「白山」廃止後も「はくたか」でも使用されていました.筆者としては汎用の特急型波動用編成のような扱いになっています.多くの線区に入線できよく似合うと思います.
この編成は組み替えの結果生まれており,過去には「電気釜」の白山色も存在しました.TOMIXからは発売されていますが,KATOでも金型を起こさずに作ることができるモチーフです.