(ついに営業運転が実現)
8/13追記:8/14・8/15の「DLやまぐち号」は運休となりました.残念ながら,DE10重連牽引のDLやまぐち号が正常に運行されたのは8/1・8/8の2度のみ.可能であれば再度の設定をお願いしたいところです.
2021/8/8.筆者はDLやまぐち号に乗車していました.8/1〜8/15の期間のみ,DLやまぐち号はDE10の重連で運行されました.2018年に平成30年豪雨でSL・DD51共に使用不能になっていた際には試運転のみ行われていましたがその際は営業運転には至らず,今回初の試みとなりました.珍しい機会ではありますが,筆者が初めて見たのはこの日になりました.
入れ替えシーンも収めています.
新山口駅周辺一帯は「小郡令和」という地名となっており,看板が掲げられていました.
DE10は1076・1514号機の他,この日は登場しませんでしたが,旋回窓が装備されている1531号機も準備されています.
DD51 1043による「DLやまぐち号」同様に両側にヘッドマークが付いています.
それでは,乗ることにしましょう.車内サービスは機関車の説明がDE10のものになっていることを除き同様です.列車は全てのボックスに乗客がいる満員となっていました.
この日の山口線は前日からの雨でダイヤが乱れていました.そのためか,所定では新山口駅で交換する「スーパーおき1号」とも大歳駅で交換しました.
沿線最初の撮影地として知られる「大山路踏切」です.この大山路踏切は昨年農作物が荒らされる被害があったことからJR西日本社員のほか警察官まで動員され,警備が非常に強化されています.暑い中何時間も待てないことから筆者は撮影を行おうとは思いませんでしたが,ここまでの人出になるとは思いませんでした.もちろんその後の撮影地も満員につぐ満員,列車に並走して自動車を動かすという危険な行為も残念ながら見受けられました.当然ですがパトカーも多数見かけました[1].
勾配区間に入りますが,ダイヤを乱していることもありかなり速いスピードで走ります.しかし,オーバーヒートを避けるためにも全力で走っている印象はなく,かなり余裕があります.
仁保駅では比較的まとまった時間止まります.
仁保駅を過ぎると乗車記念証が2枚,それも「STU48」とのコラボデザインのものが配布されました.
なお,この企画の主仕掛け人で,メンバー屈指の鉄道ファンでも知られる「STU48」の瀧野由美子氏は,夏の運行初日である7/17に実際に乗車されており,事前告知は一切なかったものの乗客・関係者を驚かせましたと報じられています.
「STU48」コラボデザイン乗車記念証は往路・復路とも同じものが配布されます.
地福駅に到着です.通常「SL・DLやまぐち号」は画像手前に線路に停車し,いわゆる「逆線発車」となりますが,
今回は列車の長さの都合で順線発車となりました.
ここまで間近に機関車を見る機会は滅多にありません.
しかし,ダイヤ乱れを起こしている区間がこの先にあるためか,停車時間を確保した後はすぐに出発しました.筆者が乗車した区間はここまでです.DE10牽引のDLやまぐち号での大きな変更点は押さえていますので,津和野まで行くことは今回はありません.
所定では交換する対向列車がやってきたのは所定時刻の約20分後でした.
とりあえずこれに乗って帰ることにします.
ダイヤ乱れの影響は長く続き,台風が近づいていることもありましたので,残念ですが8/9の「DLやまぐち号」を含む多くの列車は運休となりました.ご注意ください.ちなみに,8/7は大雨でDLやまぐち号は「完走」できませんでした.
そこで,帰り便の新山口入線を見送ることにしました.こちらも約20分遅れての到着です.
入れ替えに使われたのはDD51 1043でした.そして,すぐに客車が引き上げられます.
山陽本線列車の発着があるなど難しい作業ではありましたが,機関車もこのようにいつもと同様に入れ替えられました.「レノファ山口」のラッピング車も見えます.
ディーゼル機関車はもはやSLより貴重な存在となっており,沿線でも過熱を帯びた活動が目立ってきました.安全に留意して極力継続できるように,筆者も協力できればと思います.
動画
[1]:8/1の運行を受けて,公式に以下のような注意文章が発行されてしましました.
http://c571.jugem.jp/?eid=363