モチーフは良いのだが トミーテック 2020年8〜10月 | 金屋代かずおのお部屋

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周防大島町を拠点に鉄道旅行・鉄道もけいの活動を行っています.

(再現の大チャンス)

 

2020年6〜10月に発売される予定のトミーテック製品が発表されました.

1枚目(9月発売予定)

やはりというべき製品化である「ありがとう東海道新幹線700系」です.仕様はこれまでのさよならセットになぞらえ,各種表記も印刷済みで,C53編成を的確に表現します.さよならセット恒例の小冊子も付属します.今回は真の最終列車が運休になったため,編集のいかんも試されます.
一応,「Last Run 2020.3.8」が,監修の都合で「2020.3.1」に変更される可能性がなくはないことは頭に入れておきます.ないとは思いますが.

2枚目(8月発売予定)

205系は定番の山手線からの製品化です.1950年代〜1980年代生まれの方でこの車両を利用したことがない,という方はあまりいらっしゃらないのではないかと思います.ハイグレード仕様ではないものの,他社製品にはなかった幌枠もしっかり装備され,205系の決定版になるかもしれません.価格はやや高めです.たくさん揃えるのは難しいかもしれません.
なお,この205系に並べられる103系も9月以降に再生産されます.資料には「スカイブルー」とありますが.「ウグイス」も用意されます.

3枚目(8月発売予定)

毎回再登場するたびに作り込まれるTOMIXの北斗星,今回はJR東日本仕様で,ツインDXの「オロネ24-500」,「オハ25-504」,大型ベンチレーター付きのスシ24,そして機関更新されたカニ24-510が目玉です.増結用の車両は単品で用意されます.そして,JR北海道のDD51が再生産されますが,どうやら旧モーター仕様でそのまま再生産されるようです.なお,TOMIXのDD51は中国製です.

4枚目(8月発売予定)

  • 「SL北びわこ号」や,「SLやまぐち号」関連の臨時列車で使用される,宮原総合運転所の12系は確かに待望の製品です.しかし,そこにはKATO製品の影がちらつきます.仮に発売されると,この製品の強みは「サードパーティの所属表記で『京キト』『大ミハ』『近ミハ』を選択できる」ことになってしまいます.あまり強力な差別になるとは思えません.仮に購入するとしても,「発売までにKATOが製品化を発表しないこと」が条件になりそうです.この機会にTOMIX製品でも,所属表記の印刷,または転写シート対応を検討していただきたいです.ただし,貫通扉が作り分けられます.
  • ハローキティはるかの3本目が製品化です.ここまでくると271系の製品化も待たれます.

5枚目

  • 札幌圏の主力である普通列車用,733系100番台が製品化です.8月発売予定です.JR北海道は危機に瀕していると言っても過言ではなく,製品化許諾料は貴重な収入源です.今後もどんどん製品化していただきたいところです.
  • 色違いのアパートが製品化されます.5月発売予定です.

6枚目

  • 三陸鉄道のラッピング車が2種類登場します.うち一つはポケモンとのコラボです.賑やかですが価格が高くなってしまっています.9〜10月発売予定です.
  • 桜帯のJOTコンテナはTOMIXからも発売されます.8月発売予定です.

7枚目

  • JR東日本のEF64-1000が2種類発売されます.7月発売予定です.
  • JR西日本のEF65がリニューアル再生産です.クリアテールも再現されています.何両あっても困りませんので,この機会に1両増やしておきます.
  • EF65 2127がリニューアル再生産されます.筆者は限定品を持っていますので,以下に記事を紹介しておきます.EF65は8月発売予定です.

8枚目(8月発売予定)

タキ1900がフルリニューアルで再登場です(旧製品は,現在のポポンデッタ製品に当たります).いまだに現役である三岐鉄道・太平洋セメント仕様です.仮に「セメントターミナル」仕様が出た場合は購入してしまうかもしれません.

9枚目(9月発売予定)

機関区レールセットです.「車庫内ピット線路」「安全側線線路」など,ぜひ単品発売していただきたいレールを多く含み,「車両基地」同様,人気のセットになりそうです.なお,最初から延長部レールセットも用意されます.

10枚目11枚目(8月発売予定)

  • 1/80のDD51に寒地型が,国鉄・JR貨物仕様が追加されます.ごくわずかな期間ですが「岡見貨物」にも使用されていました.
  • コンテナが追加され,コンテナ車が再生産されます.

ジオコレ製品

しかし,同地域の北九州市交通局のハローキティバスがすでに製品化ずみで,お腹いっぱいな感じはあり,ハローキティラッピングの乗り物といえば,

こちらを製品化していただきたいです.最も,中国JRバスのバスコレはこれまで3台しか製品化されていません.

  • 「鉄顔」に第二弾が登場します.ファーストカーミュージアムにも再生産される製品があるほどであり,然るべき店舗では然るべく売れていることが伺えます.どちらかというと,「鉄道模型専門店」ではなく「量販店」「鉄道グッズ店」向けの製品です.

その他,人気製品となった185系が再生産されます.

宮原の12系は本当は欲しいのですが,競作をケアする必要があります.ポケモンラッピングの三陸鉄道も,「Pokemon with YOU train」と地域がかぶる上に地味に見えます.なかなか考えどころが多いラインナップです.

製品出荷遅れが遅れがちになっていますが,ユーザーにとっては購入計画をじっくり考えられるチャンスです.一方で苦しい経営を強いられる小売店もあるため,できればこの機会に弱っている小売店を救う購入をしたいものです.