EF210新塗装がついに登場 トミーテック 2020年9〜10月 | 金屋代かずおのお部屋

金屋代かずおのお部屋

周防大島町を拠点に鉄道旅行・鉄道もけいの活動を行っています.

(令和時代の貨物列車の顔がついに登場)

 

トミーテックから,2020年9〜10月に発売する製品が発表されました.待望の製品が数々登場します.

 

まず,まだHPに掲載されていませんが,近鉄60000系「ひのとり」の製品化が告知されています.

1枚目(2020年9月発売予定)

新快速電車仕様の153系です.153系電車は筆者も導入し,その出来から大人気製品となりましたが,早くも8ヶ月後にしてバリエーション展開となります.モハユニット後期型も新規製作となり,低運転台・高運転台とも同時発売となります.

個人的にはKATOのフルリニューアル製品のモチーフかなと思いましたが,KATOが思うように完全新規製品を出せない中の先制リリースとなりました.KATO製品には製品状態で各種印刷が行われているというアドバンテージがあるので,これをどう見るか,いつまで待てるか,というところが選択のポイントになります(価格に関しては生産が再開できないとわからないところはあります).

モハユニットについてはぜひ湘南色も出して欲しいところです.山陽本線快速列車には欠かせません.

2枚目10枚目(2020年9月発売予定)

  • 455・475系がリニューアル再生産です.こちらも153系同様の仕様となります.こちらもKATOのフルリニューアル品を待っている,という方も多いのではないでしょうか.山陽本線には欠かせない車両で,筆者も旧製品を持っていましたが,手放しました.とうとう,車両単品の品番が9000番台になってしまいました.
  • 455・475系は1/80でも再生産されます.3両セットの価格が,かつての4両セットの価格に近づきつつあります.

3枚目(2020年9月発売予定)

制御機器を更新し,6ドア車を抜いて6M4T化した,総武線のE231-0系が登場します.特筆すべきは,6ドア車の廃車回送列車を再現するセットが用意されたことです.このような列車を「商品」にする発想はありませんでした.

4枚目

  • 「こだま」用の500-7000系がリニューアル再生産されます.歴代屈指の人気車種が短いフル編成で楽しめるということで,頻繁に再生産されている気がします.10月発売予定です.
  • 72・73型が,新モーター採用などのリニューアルが行われて再生産されます.東海道新幹線開業前後では都心でも使用されていたようです.9月発売予定です.

5枚目

  • 晩年まで高い人気があり,現在新津鉄道資料館で保存されている「クハ481-1508」を含む新潟車両センターT18編成がリニューアル再生産されます.人気はあり,現役時代は糸魚川にも入っていましたが,北陸新幹線開業後の「糸魚川快速」に使用されていなかったこともあり,筆者にとって共感できるかというとどうかなと感じはします.どちらかというと,この編成の「上沼垂色」が欲しい感じです.10月発売予定です.他に必要なヘッドマークも同時再生産です.
  • 一度再生産がキャンセルになった長良川鉄道の「ながら」が,新モーター採用でリニューアル再生産されます.9月発売予定です.

6枚目

高山色のキハ52とキハ23が登場します.現在でもトレインボックスで発売されているキハ58と組み合わせて使えと言わんばかりの製品です.9〜10月に順次発売されます.最も,トレインボックスのキハ58の在庫を動かしたいのであれば,JR東海色のキハ48という選択肢もあります.

7枚目

  • 待望のEF210新塗装です.最初に新塗装化された107号機を含む「100番台 新塗装」と,新造時からロゴが入った316号機以降の「300番台 桃太郎ラッピング」が用意されます.いずれもリニューアルメニューが施行されています.
  • 100番台は事実上,最も少ないグループである「100番台 前期型」であるので,ささっと導入することにします.新規パーツである金属製の「PS22C」パンタグラフにも期待します.
  • 300番台は,2020年ダイヤから関東への乗り入れも果たし,これからはずっと在庫しておかなければならない製品になります.価格の高さが気になります.その分「タンポ印刷」でマークが綺麗に表現されていれば良いのですが.

他のEF210の模型を扱った記事を紹介しておきます.

  • 20Gコンテナが用意されます.以上は9月発売予定です.
  • これらの製品と組み合わせる製品として,JRFマークのないコキ106が再生産されます.10月発売予定です.

その他の製品

  • 1/80にも宅急便コンテナが10月に追加されます.また,レールクリーナーが5月にボトル変更になります.値段はそのままですが,大量に使う場合は自動車用のIPAの方が安いです.
  • 1/80で寝台特急「北陸」が登場すると予告されています.その関連として,EF64-1000が9月に用意されます.

ジオコレ製品(抜粋)

西鉄バス北九州BRT連節バスが製品化されます.メルセデスベンツ製で,一度見たときに気になる存在でした.

ちなみに,連節バスの運転に,けん引2種免許は必ずしも必要ありません.

 

恐らく数ヶ月前から計画はされていたとは思いますが,思うように新製品を製造できないKATOにとっては非常に厳しいラインナップを突きつけられてしまいました.153系・455/475系に対して,セットアップの手間が少ない代わりに,いつリリースされるかわからない,KATOのフルリニューアル品を待つかどうかは皆様の議論の対象になると思います.

 

今後,現在のKATOにどのような手が打てるかを,一ユーザーなりに考えてみる記事を書こうと考えています.

 

※当ブログでは,今回の急行型電車のように,類似の形式(165系)が発売済みで,技術的に製品化・販売できる形式の商品は,存在できるとみなして考察を行っています.