ついに宅急便コンテナが製品化 トミーテック 2020年6〜7月 | 金屋代かずおのお部屋

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周防大島町を拠点に鉄道旅行・鉄道もけいの活動を行っています.

(本当の目玉はこの列車にたくさん乗っているコンテナでした)

 

TOMIXは,KATO製品の発表を前にして「117系を製品化する」とアナウンスしてましたが,ついに詳細が発表されました.

TOMIXの企画力の高さを感じさせる内容ではありますが,同時に,実は117系は目玉ではないのではとも,個人的には感じました.

1枚目(6月発売予定)

  • 117系です.もちろん?1/150です.特徴的な胴受けを再現したスカート・カプラー周り,配管がついたトイレタンクなど,「High Grade」にふさわしい製品になります.運行表示部も点灯します.車番は転写シートで選択し,JR時代が再現できるようJR無線アンテナと,JRマークの転写シートが付属します.
  • 6両セットで価格は25,080円(10%メーカー希望小売価格,以下同様)になります.KATO製品と比べても高額になっています.価格にふさわしい仕様となるでしょうか.
  • 新製品と一緒の紹介になっていませんが,実はスカイブルーの103系も再生産されます.高運転台の京浜東北線・阪和線仕様となっていますが,東海道・山陽本線でも全く使われていなかった,訳ではないようです.

現役の103系といえば和田岬線でしょうか.グリーンマックス製品が定番ですが,こちらも製品化してほしいです.

2枚目(6月発売予定)

  • 「リゾート白馬」と銘打って,オハフ15-200などを含む6両セットが登場します.企画の目の付け所が,発売時期も合わせて気に行ってしまい,予約しそうになりましたが,よく考えるとこの製品は,微妙に差異があるものの「ムーンライト九州基本B」と「出雲2・3号増結」の抱き合わせで,価格も同じです.この列車や「シュプール号」に思い入れがある方や,すぐに売り切れたムーンライト九州基本Bを買い逃した方は導入してしまって良いと思います.
  • 首都圏色になり,先日引退した新津のキハ47が製品化されます.他の新津の気動車を入れられるように,ブックケース入りです.会津若松駅で並び,只見線から間も無く引退になる仙台支社のキハ40も再生産されます.

3枚目はオレンジの103系(非冷房)です.大阪環状線などでも使用されていました.新モーター採用となり,5月発売予定です.

 

4枚目(6月発売予定)

  • JR東海仕様のキハ58系が製品化されます.新モーター採用・ライトの色調整の他,細かい作り分けがされます.
  • 肥薩おれんじ鉄道の次は,平成筑豊鉄道です.

まずは旧型車両と同じ色の412号車,標準の「なのはな号」406号です.これまでのこの型のディーゼルカーと異なり,平成筑豊鉄道の車両にはトイレがないため,新規製作となります.ぜひ,「ことこと列車」はもちろん,

これまで繋いでいきたいところです.

(筆者過去記事:こちら)

 

5枚目

  • 長い間製品化されていなかった「宅急便」ロゴのコンテナがついについに製品化です.東海道・山陽線1051・1050列車などスピード重視の列車には欠かせません.商標関係でもめていたのではないか心配でしたが,製品価格には反映されておらず,「ネコロジー」と同じです.貨車は「JRFマーク」なしのコキ104で,コンテナを積み替えて「山陰本線迂回貨物」にも使用できます.大量生産を見込んでいるのか,発売時期は最初から1ヶ月遅れで7月発売予定です.筆者もまとまった数を導入しようと思います.
  • タキ5450が細部変更の上再生産されます.2種類ありますがいずれも名古屋周辺の車両です.価格は220円上がります.5月発売予定です.
6枚目は1/80の50系客車です.価格はどんどん上がっています.3月発売予定です.
 
7枚目1/80の50系「海峡」です.Nゲージで出しても良いのではと思われるモチーフです.5月発売予定です.
 
8枚目は「海峡」用の1/80のED79です.6月発売予定です.
 
また,TOMIXブランドで205系が製品化決定となります.
自社も「鉄道コレクション」で製品化していた,205系,決定版になりうるでしょうか.まだ他社からも発売されていない,321系と同じ帯デザインのJR京都線・神戸線仕様を期待します.
 
以上,やや強引ながらも企画力には定評のある新製品の紹介でした.
 
※ジオコレ製品は記事執筆時公式サイトでの掲載がないため掲載を省略します.
 
なお,筆者は今回の発表に合わせて,TOMIXのDE10-1000 (1035号機)を導入しました.いずれは導入したかった製品ですが,導入するなら今でしょう.