10連休も本日で終了ですが,記事の続きを書きます.
前回の記事はこちらです.
令和元年5月4日(と5日)は,「春のへいちくまつり」と題した,金田駅車両基地の公開がありました.近年ひっそりと始めたイベントだそうです.
イベントの入り口は金田駅の跨線橋を西に進んだところです.検査中の404号車が洗浄線にいました.隣には駐車スペースがありますが,あくまでこのイベントへの入場には,1日フリーきっぷまたは同等額のグッズ(1000円)の購入が必要です.
この塗装は「なのはな号」と呼ばれており,平成筑豊鉄道の車両では基本のデザインとなります.
展示車両として,「へいちく浪漫号」こと501型が留置されていました.貸切列車やツアー列車などで利用されています.
車内は転換クロスシートが並び,モニターも装備されています.なお,トイレはありません.
さらに,旧型車両色の412号,運用を終了した304号(家庭用エアコンが装備されています)が並んでいます.
304号には,「ありがとう"平成"」が,
412号には「よろしく"令和"」のヘッドマークが掲げられています.今回の目玉と言えるでしょう.
さらに,ひたちなか海浜鉄道から譲受された「キハ2004」も展示されていました.ヘッドマークが並びます.
運転室など車内も公開されていました.車内オルゴールも鳴らすことができました.
車内はほぼ当時のままです.エンジンが動いていたり,内部構造が見やすいように一部カバーが外されていたり,ポスター・写真が展示されていたり,グッズが販売されたりしていました.
なお,トイレはありません.(この車両では大きな問題にはなりません)
キハ2004号は定期的に体験運転などが行われているそうです.
その後,「バックステージツアー」と題して,平成筑豊鉄道の検修庫・司令室の公開が行われました.
途中で404号車を洗車する実演が行われました.列車が通過するのではなく,洗車機が移動する,自動車と同じような洗車機が使われていました.本来ですと薬剤を使用した後,水洗いするそうです.
運転台も公開されました.
また,担当者の方から,
- 平成31年4月31日から令和元年5月1日にまたいで運行された列車には,120人ほどの乗車があった.
- 通勤通学輸送を前提としているため,車両にはトイレを装備していない.
- トイレ設置の要望は頂いているが,費用(汚物処理装置を車両基地に設置する必要がある)の関係で実現できていない.
などの話を伺うことができました.
とりあえずこれで一通り見回ることができましたので,糸田線に乗ります.
糸田線には「松山駅」があります.特に特急列車や蒸気機関車っぽいディーゼル機関車が止まったり,車両の増解結が行われたり,観覧車があったりはしません.周りには田んぼが広がっています.
田川後藤寺駅に着きました.
この408号は,オールロングシートです.
第3章は,前回田川後藤寺駅に来た時に行けなかった路線を通ります.
※画像は許可を得て撮影・アップロードしています.
※本日動画を公開していますが,この解説記事は後日書きます.