令和元年5月4日 令和の筑豊の鉄道 3/3 日田彦山線・平成筑豊鉄道伊田線(2)・田川線 | 金屋代かずおのお部屋

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周防大島町を拠点に鉄道旅行・鉄道もけいの活動を行っています.

前回の続きです.

田川後藤寺駅前の寿司屋(巻物メインで持ち帰りもできます)とお菓子屋で買い物をした後,日田にも彦山にも行けない「日田彦山線」に乗り,添田駅を目指します.さりとて「東筑豊線」「小添線」でしょうか.

(「田川線」「添田線」は旧国鉄の路線として存在します)

日田彦山線の他の区間と同じく,キハ47の2両編成で運行されます.しかし,乗客は多くないです.

乗ること約20分,添田駅につきます.

添田から先は,2017年の豪雨災害により不通となっています.現在,JR九州と沿線自治体との間で復旧論議が行われており,途中の釈迦岳トンネルを中心にBRT化するという提案もされています.「三江線の心配をしていたら日田彦山線が廃止に可能性が非常に高くなった」という印象を受けてショックを受けなかったといえば嘘になります.

この先に列車が再び走る日は来るのでしょうか.

添田駅の駅舎は,ホームからかなり離れています.列車代行バスもここで発着するため,注意が必要です.折り返し時間は短く,駅舎やバスの写真は撮れませんでした.

田川伊田駅に戻りました.立派な駅舎がありますが,駅前広場共々工事中です.

駅内には田川伊田駅のジオラマがありました.ただし,準備中です.

平成筑豊鉄道の車両は塗り替えで表現されていました.なお,トイレがある部分は窓に見立てて黒く塗りつぶされています.

708号「へいちく公式LINEスタンプ」号がやってきました.しかし,これには乗りません.

「ことこと列車」がやってきました.到着に合わせ,名産品のマルシェが開かれました.満員の乗客の皆様の他,筆者もお土産を買ってしまいました.

内装共々かなりの作り込みを誇ります.なお,トイレはありません.そのためか,トイレ休憩と称して途中駅の停車時間が長めに取られています.

日田彦山線の列車を待ってから出発します.

一方,筆者は伊田線を上り,金田を目指します.この区間のみ,当日はまだ乗ってません.しかし,金田を目前に車両異常が発生.20分程度足止めとなりました.

当然,金田で運休,当該車両は即点検となりました.

そこからは田川線の列車に乗り,行橋を目指します.田川伊田〜上伊田間は日田彦山線と線路を共有します.

沿線には「赤」駅があります.広島東洋カープとは縁がありませんが,個人的には由宇駅(2軍本拠地の最寄駅)・油津駅(キャンプ地の最寄駅)より真っ赤に染め上げて頂きたい駅です.

柚須原駅では,ことこと列車の回送とすれ違います.

山中を突き進めていくと,行橋の町が見えました.ソニックに抜かれて,行橋駅に到着します.

その後は携帯電話(=カメラ)の電池が切れかかっていたこともあり,小倉・下関と在来線を乗り継いで行きます.

 

最後に1枚気になるポイントがありました.

幡生工場には,可部線で使用された「クモハ11117」が保管されています.元々保存状態が良いとは言いがたく,昨年の公開でも展示対象にはなっていませんでした.

そのクモハ11117が,他のクハ115型と一緒に並べられた状態で留置されています.令和時代になり,いよいよ解体される可能性が出てきました.

 

以上,平成筑豊鉄道などを,令和時代に乗ったはなしでした.