2019/8/19 1/2 新快速「Aシート」に乗る | 金屋代かずおのお部屋

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周防大島町を拠点に鉄道旅行・鉄道もけいの活動を行っています.

昨日は東日本の有料通勤列車を紹介しましたが,本日は北陸方面をぐるっと回った帰り道に乗車した,西日本の新しい有料通勤座席を紹介します.

 

目次 前回

東海道本線を通る特急たち

の前に,通勤時間帯の東海道本線には,日中運行されない特急列車があります.

281系「はるか」も1日2往復,米原までやってきます.筆者にとってはやっと見ることができた,という感じです.

ハローキティの装飾がない編成の座席カバーにも,ハローキティの装飾があります.

キハ85系「ひだ」も1日1往復,大阪までやってきます.後継車開発が発表されていることもあり,能登川駅で押さえておきました.

 

さて,野洲駅で待つこと約1時間,今回の目当て「Aシート」が連結されている列車がやってきました.

Aシート車は帯が青太帯と白細帯,窓周りが黒と遠目からでもわかりやすくなっています.さながら521系のようです.

Aシートに乗る

内装は特急車と同様になっています.座席カバーは「A-SEAT」のロゴと,車内で買う乗車整理券を入れるポケットが付いた特製のものです.
 
乗った感想としては,「よく寝れます」に尽きます.途中駅からでも座りたい,出入りが少ない方が落ち着く方には強くお勧めします.
「Aシート」といえば,導入初日の混乱が印象に残りがちですが,この日は途中駅から乗り,途中駅で降りる(例:京都から三ノ宮まで)利用者が多く,乗り通す方は少なかったです.
 

今後の考察

(あくまで私見です)
北陸新幹線が敦賀まで延伸された時に「Aシート」が真価を示すかもしれません.
この時点では大阪・米原・名古屋〜敦賀で特急が存続し,特急と新幹線が上下乗り換えできるように計画されます.
とはいえ,敦賀駅での在来線(特急以外)と新幹線の乗り換えには200mの通路を歩く必要がある必要があります.在来線特急料金は自由席・乗り継ぎ割引適用で,大阪・名古屋〜敦賀で930円,米原〜敦賀で380円(増税後),Aシート料金は500円(区間には寄りません.増税による値上げはありません)です.
 
大きいようで小さい差です.使用しているきっぷによって使い分けると良いかもしれません.
(あくまで執筆時時点の話です.北陸新幹線延伸時には料金変更,「Aシート」廃止もありえます)
 
米原〜姫路の新快速はほぼ全列車が12両編成で運行されていますが,立席が当たり前である混雑は珍しくありません.少しでも多く利用されて,「2階建車両で2両設定される」ほどになれば,関西の通勤事情も大きく変わります.
こうすると,15両編成にして,普通車は全部ロングシートにしないといけません.
 
続く(旅行記としても最後のため,最後に記事化します.)