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熊本地方裁判所・地方検察庁 玉名支部の外観

猛暑が続きますがいかがお過ごしでしょうか?

青木です。

 

先週,少し早めの夏休みを頂いて

祖母のいる熊本県玉名市に帰省しました。

 

熊本県玉名市は,かつては裁判所支部がありながら

弁護士が0・1人である「弁護士ゼロワン地域」であり

当初はひまわり基金法律事務所が設置されて,そのような状況を解消していました。

 

現在は,同地に2事務所がありますが

2事務所あるということで,何らかの法的紛争があった場合

両当事者が同じ地域の弁護士に依頼することができるようになります。

(とは言え,私がかつていた対馬市と異なり,地続きの場所ですので

隣接する荒尾市,少し離れた山鹿市,交通手段がある方であれば熊本市と

選択の幅はあります)

 

職業柄,各地の裁判所建物等があると,ついつい外観を撮影してしまいます。

ということで,玉名支部の外観のご紹介です。

 

 

こちらは裁判所です。数年前に建て替え工事をしていたのを思い出しました。

各地の裁判所は順番に建て替えており,そう言えば対馬も建て替え工事中でした。

もう完成していると思います。

 

昔は裁判所の近くに市役所もあったのですが

市役所や法務局が同じ場所に移転してしまい,

今では裁判所の方がむしろ浮いたロケーションになってしまっています。

 

 

こちらは検察庁の建物です。

このサイズ感は,対馬と同等です。

裁判官が単独支部なので,検察庁は副検事1名常駐でしょうか。

裁判所は旧国道208号線沿いにありますのですぐに見つかりますが

検察庁の建物は旧208号線と玉名駅前通を結ぶ細い坂道の間にあります。

何もこんな辺鄙な場所に作らなくても……と思ってしまいます。

 

 

 

 

「,」から「、」へ

このブログではご無沙汰しております。

青木です。

 

先日、以下のような記事を見つけました。

 

最高裁の判決「,」から「、」に弁護士も目がテン…変更したワケは?(弁護士ドットコムニュース) - Yahoo!ニュース

 

戦後定められた「公用文作成の要領」において

横書き文書の読点は「,」を用いるとされていましたが

今年新たに公表された「公用文作成の考え方」では

「、」を用いることとされたため

裁判所もこれに合わせた、ということです。

 

弁護士は、司法試験合格後、司法研修所に入り

そこで司法修習という実務に向けた研修を受けるのですが

司法研修所作成の教材においても

従来は「,」表記が原則とされていました。

修習生に成りたての頃、

偉い人が言っていることにはとりあえず従っておこうと考えた私は

速攻でパソコンの設定を変更したものです。

 

その後、パソコンを買い替える度に、

まず冒頭でこの設定変更をし

かなパブで指導担当をした新人達にも

この「,」指導をしたものです。

時々判例検索サイトからコピペして「、」と「,」が混在していて

慌てて置換したり、気付かずに提出して後から気が付いたりしたことも

数えきれない位ありました。

 

しかし、司法権の最高機関である最高裁が

「、」にしたわけですから

やはり偉い人が言うことには従う私は

今しがた10何年かぶりにPCの設定を変え

この記事も「、」で投稿することとした次第です。

 

私作成の作成年月日不明の書面がありましたら

読点を基準に2022/5/9以前か以降か判別可能となります

(そんなことを気にする人は誰もいないでしょうが)

秋田県横手市に行ってきました。

はじめまして。

73期の和田と申します。

 

今回は,秋田県横手市に横手ひまわり基金法律事務所が新たに開設されるということで,4月7日・8日,見学に行ってきた様子をレポートしたいと思います。

 

どちらかというと,出発時間の調整がつけやすい新幹線移動が好きなので,秋田新幹線こまちで行くつもりでいましたが,先の東北を中心とする地震により,新幹線の一部区間が不通となり,急遽,飛行機での移動となりました。

行きも帰りも飛行機は満員に近く,空港バスの運転手さんも,「新幹線が通っていないうちは,空港に向かうバスもお客さんでいっぱいなんだよ。」と言っていました。

 

飛行機の揺れに耐え,秋田空港に到着すると,秋田犬(あきたいぬ)となまはげがお出迎えしてくれました。

 

その後,4月7日は,秋田市内にある,秋田弁護士会や裁判所を見学しました。

裁判所は建て替え中らしく,あと2年程は仮庁舎とのことでした。

中学時代に校舎の建て替えを経験し,特に冬は寒かった思い出があります。

利用される方はもうしばらく防寒対策が必要かもです。

 

4月8日は,横手市に行ってきました。

ご覧のとおり,電車を降りた瞬間からとても寒く,春はもう少し先の様でした。

当日の夕方のニュースで,「今日,平年より1日遅く,梅の開花が発表されました。」とアナウンサーの方が言ってました。

ちなみに横浜は平年より13日遅い2月14日に開花しました。

そうすると,秋田は横浜に比べて,1か月程開花時期が遅いようです。

寒いはずだ。

 

その後,秋田地裁横手支部などを見学しました。

 

ちょっと足を伸ばし,横手城址にも行きました。

お庭も見事でした。

 

予定をすべて消化し,秋田駅へ向かうと,特大の秋田犬がお出迎えしてくれました。

冗談抜きで,軽自動車くらいの大きさでした。

 

ほぼ,秋田犬と雪の写真しか出てきませんでしたが,きちんと見学はしてきたことを申し添えておきます。

他にも魅力的な場所やものがたくさんあったので,次は,プライベートで行ってみたいです。

高梁ひまわり基金法律事務所の引継式

今年の1月まで当事務所に所属していた水谷寛弁護士が、この度、

岡山県の高梁ひまわり基金法律事務所の3代目所長に就任することになり、

一昨日、高梁市内のホテルで開催された引継式に参加してきました。

 

コロナの影響で、残念ながら食事を楽しみながらの懇親会はなかったものの、

何とか無事に開催され、高梁市の市長が自ら出席されて祝辞をいただくなど、

2代目所長の岸久美子弁護士の3年間の活動に対する感謝や慰労と、

新所長になる水谷弁護士に対する期待と歓迎が込められた、大変良い式典でした。

(私も、水谷弁護士の紹介をさせていただきました(^^)v)

 

↑就任のあいさつをする水谷弁護士

 

初めての土地で最初は色々と戸惑うこともあるかもしれませんが、

1人1人の方に丁寧に接し、地域のために頑張って働いてくれると思いますので、

岡山の皆さま、水谷弁護士をどうぞどうぞよろしくお願いいたします<(_ _)>

 

 

今回訪れた、高梁ひまわり基金法律事務所がある岡山県の高梁市は、

少し前まで、簡易裁判所はあるものの弁護士がいなかった、弁護士過疎地域です。

 

↑高梁ひまわり基金法律事務所

↑高梁簡易裁判所

 

地域内の困りごとのほとんどが寄せられることになるので、責任は重大ですが、

一方で、都市部よりも地域の方々と顔が見える関係を築きやすく、

様々な職種の方と連携しながらトラブルの解決に取り組むことができたり、

地域に数少ない弁護士として頼られ、多種多様な問題に接することができるので、

きっと、とても働き甲斐があり、弁護士として充実した時間になると思います。

 

 

とはえいえ、弁護士が少ない地域では、ついつい1人で頑張りすぎて、

疲れてしまいがちですので、日々のリフレッシュもとっても大切です。

 

高梁は、式典までの間に少し歩いてみただけでも、私自身、

和風で趣のある町並みや、町の中を流れる高梁川や山々なども身近にあり、

なんだかほっとして、日頃の疲れが癒されるなと感じる場所でした☆

 

(実は、仕事が終わらなくて前日はほぼ徹夜だったのですが、

 散策していたらすっかり元気になりました♪ほんとリフレッシュは大切だと実感…)

 

↑高梁の町並み(城下町なだけあって、和風な趣があり素敵でした)

 

↑町の中を流れる高梁川(ちょうど桜の時季でした♪

 

↑備中高梁駅と併設された市立図書館

(自分の家の近所にも欲しい!と思うような、蔦屋書店とカフェが併設されたおしゃれな図書館でした)

 

 

私も以前は高知県四万十市のひまわり基金法律事務所に赴任していましたが、

自分にとって第二の故郷に、そして、弁護士としての原点にもなるような、

貴重な時間を過ごすことができましたので、

(またいつかあそこで働いてみたいなぁ…と、今でも思うくらい)

 

水谷弁護士にも、ぜひ、新しい地域での仕事も暮らしも楽しんで、

後輩たちにも勧めたい!と思うような良い時間を過ごしてもらいたいです。

 

そしてまた、今後も、弁護士が足りない地域で働いてみたいという若手の弁護士が、

どんどん後に続いて行ってくれると良いなと思います。

そして、そのために、私たちの事務所もお役に立ち続けていきたいです☆

【75期司法修習生対象】事務所説明会&採用日程

当事務所では、毎年、弁護士が足りない地域へ行って活動してみたい!という、

新人弁護士を採用して養成し、全国各地の弁護士不足地域へ送り出しています。

 

75期司法修習生を対象に、以下の通り事務所説明会を開催いたしますので、

市民に身近な弁護士になりたい方、地方で働くことに興味がある方、

公設事務所について知りたい方、色々な法律事務所を見てみたい方 等々、

是非、当事務所の説明会にご参加ください!

 

参加を希望される方は、事務所HPの応募フォームよりお申込みください。

(氏名、連絡先(電話・メールアドレス)、修習期、 希望する参加方法、ご質問等を記入して送信)

 

日時 ①令和4年1月25日(火) 18時半~

    ②令和4年2月17日(木) 18時半~

場所 会場(当事務所)での直接参加 または ZOOMでの参加

     (どちらでも参加しやすい方法でご参加ください)

 

※当日は、当事務所から説明や所内の見学などのほか、

  ざっくばらんに質疑応答や経験談のお話などができる機会も設ける予定です。

 

また、今後の採用日程(第2回採用)は以下のとおりです。

 

書類選考 以下の書類を令和4年3月4日必着でお送りください(郵便またはメール)

      ・履歴書(書式自由・写真添付)

      ・法科大学院の成績証明書(写し可)

       (法科大学院卒でない方は、学部の成績証明書)

      ・志望理由書(書式自由)

      ※書類選考に合格した方は、面接にお越しいただきます。

 

面接    令和4年3月20日(日)午後

 

※なお、公設事務所のことや弁護士過疎偏在の状況について知りたい方は、

以下の動画もご覧いただくと、よりイメージしやすくなると思いますので、

よろしければご視聴・ご参加ください☆

 

★ 日弁連ひまわり基金20周年記念動画~ここに弁護士がいてよかった