映画【麒麟の翼】阿部寛×中井貴一 | ∠かなめまよの胸はって行け〜!自信持って行け〜!

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こんばんは龍今日は東野圭吾さんの新参者シリーズ映画第1弾、【麒麟の翼】の紹介です。

麒麟の翼】は東野圭吾先生による書き下ろし推理小説でした。

加賀恭一郎シリーズの第9作目にあたります。【麒麟の翼】は家族のあり方について書いた【赤い指】と人情を描いた【新参者】の双方の要素を取り入れた作品となっています。

舞台は【新参者】と同じ日本橋。ここには五街道の起点であることから「ここから羽ばたく」という意味を込め橋の中央に大きな翼を持った麒麟の像が設置されているそうです。表題の【麒麟の翼】とはこの麒麟像を示すもので物語における重要な意味をあらわしています。

作品のテーマは、

《悲劇からの希望と祈り》

です

映画のキャッチコピーは、【ここから夢に羽ばたいていく、はずだった。】
麒麟の翼 〜劇場版・新参者〜】として映画化され、2012年冬に公開、配給は東宝でした。
【麒麟の翼】予告編です。


映画キャスト相関図です。
主要キャストの簡単な紹介です。

龍加賀恭一郎(阿部寛)上矢印

日本橋署の警部補。彫りが深い長身の男性で数々の事件を解決してきた。

龍松宮脩平(溝端淳平)下矢印

加賀恭一郎の従兄弟で刑事。加賀と共に事件解決を目指す。

龍青柳武明(中井貴一)上矢印

日本橋の事件での被害者。建築部品メーカー「カネセキ金属」製造本部長。龍青柳悠人(松坂桃李)下矢印

武明の息子。中学校時代に水泳部に所属していた。

龍中原香織(新垣結衣)上矢印

八島の恋人で同棲している。福島県出身で八島と一緒に養護施設で育った。

龍八島冬樹(三浦貴大)下矢印

日本橋の事件の容疑者。事故を起こし意識不明の重体になる。かつて「カネセキ金属」に派遣されて働いていたことがある。しかしある出来事で契約を切られた。


龍杉野達也(山崎賢人)上矢印

悠人の友人。中学時代の水泳部仲間でもあり、高校も一緒である。

龍吉永友之(菅田将暉)下矢印

悠人たちが中学時代の水泳部の後輩。練習中の事故により一命を取り留めたが今も意識を戻していない。

【麒麟の翼】あらすじは、

【起】

東京日本橋。ここは日本の道路の起点であることからここから羽ばたくという意味を込め橋の中央に大きく翼を広げた麒麟の像が置かれている。

その日本橋の上で事件は起こった。ある晩、ナイフで胸を刺されて自力でそこまでたどり着いた男は欄干から血だらけになった折り鶴を手放すとその場に倒れ伏した。中原香織がアルバイト先の総菜屋で店じまいの準備をしていると同棲している八島冬樹から電話がかかってくる。八島は大変なことをしてしまったと言っただけで電話を切ってしまった。香織はすぐかけ直したが繋がらない。八島が歩道の生け垣に隠れて香織に電話しているとき巡回中の警官が近くを通ったため携帯を切ったのだが折り返しかかってきた香織からの呼び出し音で警官に見つかってしまう。逃げ出した八島を警官が追いかけたが道路に飛び出した八島はトラックにはねられ意識不明の重体になった。

同じ病院には日本橋で倒れていた男も搬送されていたが亡くなっていた。男は青柳武明というカネセキ金属という会社の製造本部長で病院には妻の史子、息子の悠人、娘の遥香が駆けつけた。八島が被害者の鞄を持っていたことから捜査本部では八島を被疑者としての疑いが強くなった。

病院の廊下の椅子でうなだれている香織のところへ所轄の刑事・加賀恭一郎と加賀の従弟である捜査1課の松宮脩平がやって来て八島は半年前にカネセキ金属を辞めていたことを知る。八島が青柳の鞄を持っていたことから疑いがかかっていることを知った香織は「冬樹君はそんなことしません。そんな人じゃありません」と加賀を睨んだ。

青柳の自宅を訪ねた。そこで分かったことは息子の悠人が父親を嫌っていたこと、家族それぞれが青柳に不満を持っていたことだった。また青柳の携帯に3日前悠人の母校の中学校に電話した履歴が残っており心当たりがないかと尋ねるが家族は何も答えられない。

【承】


八島はカネセキ金属を雇用期間終了前に派遣社員を解雇されていた。カネセキ金属を訪ねた松宮は工場長から一通りは差しを聞き工場を見た後、こっそり声をかけてきた横田省吾の話を聞いた。横田が言うには工場のラインで流れているコンベアに間違って触っても巻き込まれないように自動で止まるようになっているのだがちょっとしたことで止まると仕事にならないため材料を補充するときもベルトを止めずにやるように会社から言われていたためそのせいで八島は事故に遭った。背中を強く打ち会社は医務室で休ませ早退させていた。カネセキから派遣会社に圧力がかかり労災にもならなかったのだった。八島が切られたのもきっとそのせいだと横田は言った。

その情報は警察上部からマスコミにリークされカネセキ金属と派遣会社の労災隠しのニュースが流れた。悠人が学校に行くと周りが何となくよそよそしい。友人の一人が廊下の隅に悠人を連れて行きスマホで労災隠しのニュースを見せる。そのニュースには青柳の直属の部下だった小竹がインタビューを受けている映像で小竹は労災隠しは青柳製造本部長の指示だったと答えていたのだった。

加賀は青柳が椙森神社にいるところを見かけたという人物に出会えた。その時青柳は紫色の折り鶴を沢山持っていたという。椙森神社は日本橋七福神の一つで地図上に青柳の出没情報を重ねると青柳は日本橋七福神巡りをやっていたのではないかと加賀は考えた。

八島が病院で死んだ。加賀が病室を訪ねた時、香織はベッドのそばで立ちすくみ私が殺したんですと倒れ込んだ。香織は妊娠していた。

香織はアパートの家賃も滞納している状態だったため八島がやりたかった仕事が見つかったといったときもやりたい仕事で食べていけるほど世の中は甘くないからもっとちゃんとして。と八島を責めていて自分のせいで八島を追い詰めてしまったのだと後悔していた。八島がやりたかった仕事が見つかったというその仕事先が雑誌やネットの求人広告ではつかめなかった加賀は張り紙広告を見て面接を受けに行こうとした可能性もあるとみて青柳が通った七福神のルートを洗い始めた。

【転】

青柳の妻・史子から悠人が中三の夏休み明けに水泳部をやめた事を青柳に話すと二人は言い争いになったこと、その頃水泳部の後輩が夜中に学校のプールに忍び込んで溺れかけていたこと、また青柳は信心深いということは無く家族で初もうでにも行ったことがないことを聞き出した。

悠人は自宅に帰ろうと駅で降りた時、小竹と鉢合わせた。すべてを青柳の責任にしてしまおうとする小竹に悠人は「親父はそんなことする人間じゃない」と言って小竹を殴りつけた。悠人の後をつけていた松宮が止めに入った。

加賀は悠人が以前、父親のことを自業自得だと言っていたのに今日は親父はそんな人間じゃないと言ったことを松宮から聞き悠人に何かがあったと考えた。悠人が卒業した中学校に糸川を訪ねた加賀と松宮は悠人が3年生の夏休みの夜中のプールでおぼれかけた生徒がいたことを尋ねた。糸川はその第一発見者だった。その日は水泳大会があり糸川はその結果を夜遅くまでパソコン入力して帰ろうとした時、プールサイドに衣服が脱ぎ捨てられプールの底には部員の吉永友之が沈んでいた。糸川はすぐプールに飛び込んで助け出し救急車を呼んだというのだった。

松宮のもとに派遣社員の横田が訪ねてきて青柳本部長は安全装置のことは知らないという。本部長が月に1回視察に来るときは安全装置を稼働させているからだ。八島が事故に遭ったとき本部長に連絡を取ろうとする職員を止めたのは小竹だった。

加賀たちは長野県に吉永を訪ねると吉永は植物状態で母親の美重子から介抱を受けていた。加賀は青柳の写真を見せるが見覚えは無いという美重子に、毎月日本橋の水天宮に折り鶴を100羽奉納していることを伝えると東京のハナコさん?と首を傾げた。

美重子はキリンノツバサというタイトルでブログを開設し息子のことを綴っておりたくさんの人から励ましのコメントをもらっていたがその中で東京のハナコという人物から写真付きのメッセージももらっていた。1年前から息子のために千羽鶴を10回に分けて毎月七福神を回って収めてくれている人物だという。当時の水泳大会のメンバーが悠人と吉永のほかに黒沢翔太と杉野達也だということが分かり二人を訪ねたが、二人は悠人に呼び出され出かけた後だった。悠人たちの待ち合わせ場所に加賀と松宮は駆けつけたが待ち合わせ時間を過ぎても杉野が来ていない。杉野の身を案じた加賀は、本部に連絡を取り緊急体制で杉野を探す。杉野は駅のホームから降り線路上に立っていたが間一髪で松宮に助けられた。

【結】

3年前の水泳大会の日、2年の吉永はリレーでミスを犯しその日の夜、悠人たちはプールで吉永に特訓と称したいじめを行っていた。糸川が校舎から大声を出したため慌てて3人はプールから上がったが、その時吉永はプールに沈んでいた。糸川は救急車を呼び、お前たちは帰れ、このことは誰にも言うなと悠人たちを返した。その後、警察が介入したが事故として処理された。

1年前、悠人は美重子のブログを見つけ吉永が植物状態になっていることを知る。そのブログの中に息子が植物状態から立ち直れるように水天宮にお参りに来たことが書かれていた。それを知った悠人は七福神に千羽鶴を奉納して回り東京のハナコという名で美重子にメッセージを送っていたのだ。

だがある日それを父親に知られてしまいメッセージを送るのをやめてしまった。ブログもそれ以来見ていなかったが間宮から父は麒麟の像の前で力尽きて倒れていたと聞き悠人がキリンノツバサを見てみると東京のハナコはメッセージを送り続けており鶴も奉納し続けていることを知る。

青柳は美重子のブログに中学の水泳部のメンバーたちの写真がアップされているのを見て、なぜ悠人が偽名を使ってこんなことをしているのか?なぜ中学の時悠人が急に水泳をやめてしまったのかを知る。

青柳は杉野に連絡を取り詳しいことを聞こうとカフェで会った。杉野は全ては悠人がやったと青柳に言う。青柳が悠人を警察に出頭させ自分も償うと言って去っていくと杉野は地下通路に青柳を追いかけ持ってきたナイフで刺したのだった。


八島は杉野に刺された青柳が落とした鞄を拾って逃げたのだった。八島は香織が妊娠していることを知っており水天宮に安産祈願の絵馬を買って枝にぶら下げていた。

香織は麒麟増の前で加賀と松宮に礼を言いここからまた旅立ちますと去って行った。悠人は父が折り残した鶴を抱き父の愛情と教えに涙し新たな一歩を歩みだした。

東野圭吾さんのドラマや映画は泣けますね。


映画館で観ていた時期には【麒麟の翼】のキャストが今現在、みんな大出世するとは思っていなくて改めて見ると凄い豪華なメンバー揃いですね。

虫も殺しそうにない山崎賢人くんがこんな悪い役をやっていたのも新鮮です。

中井貴一さんの息子役、松坂桃李くん達が水泳部で菅田将暉くんをいじめていた事実を反省し、桃李くんが菅田くんへの贖罪の意味を込め途中まで千羽鶴折りやブログメッセージも細々とやっていたのに父親である中井貴一さんに気付かれたって辞めてしまうんですよね。

高校生だと小っ恥ずかしい気持ちになったのかな、

その事で息子松坂桃李くんの菅田くんへのいじめを知る事になります。

息子松坂桃李くんが辞めてしまったのを父親中井貴一さんが無言で受け継ぎます。

水天宮参りで合掌、千羽鶴折りを息子の代わりに続けるんですね。

いじめから水難事故に発展し、植物人間になってしまった菅田将暉くんに対する懺悔や色々な祈りが垣間見られて途中から涙腺が緩んで来ました。残念だったのが中井貴一さんの殺された事件当日、中井貴一さんが松坂桃李くんの友人の山崎賢人くんから話を聞くために待ち合わせをしました。

山崎賢人くんにしてみたら自分も事件の加害者なので真相を暴かれる事に怯え怖くなって中井貴一さんを刺してしまったんです。若いからとは言え浅はかな行動だったな。何より、この刺した水泳部の男の子が今をときめくランチパック山崎賢人くんだなんて気付きもしなかった。菅田将暉くんも含めですが😅


映画の主題歌はJUJUさんの《sign》でした。エンドロール中、鼻水出っぱなしくらい映画に合う切ない歌です。

今日も来て下さってありがとうございます!ちょっと熱が37.9になってしも〜たのでざっくりブログでごめんね😅寝るよ💤

次回はドラマの予定です♡♡おやすみなさい😪