映画【オリエント急行殺人事件】ケネス・ブラナー×ジョニー・デップ | ∠かなめまよの胸はって行け〜!自信持って行け〜!

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🚂こんにちは🚂今日はアガサ・クリスティのミステリーリメイク映画【オリエント急行殺人事件】です。

オリエント急行殺人事件】は2017年のアメリカ合衆国のミステリー映画です。監督・主演は【テネット】のケネス・ブラナーが務めました。本作は1934年にアガサ・クリスティが発表したミステリー小説、《オリエント急行の殺人》を原作としています。
【オリエント急行殺人事件】は1974年に1度公開された映画でした。その時の監督は【狼たちの午後】のシドニー・ルメット、ポアロ役は【ドレッサー】のアルバート・フィニーが演じていました。初期の【オリエント急行殺人事件】が映画館で上映されていた頃はまだ私が小6くらいの頃なので洋画は観た事の無い時期でした。初めて観た洋画が1979年の【ベルサイユのばら】だったと思う。
映画の予告編です🚂

登場人物の相関図は、

【オリエント急行殺人事件】の概要です。

1974年にも映画化されたアガサ・クリスティの名作ミステリーをケネス・ブラナーの製作・監督・主演、ジョニー・デップ、ミシェル・ファイファーら豪華キャストの共演で新たに映画化。トルコ発フランス行きの寝台列車オリエント急行で富豪ラチェットが刺殺された。教授、執事、伯爵、伯爵夫人、秘書、家庭教師、宣教師、未亡人、セールスマン、メイド、医者、公爵夫人という目的地以外は共通点のない乗客たちと車掌をあわせた13人が殺人事件の容疑者となってしまう。そしてこの列車に乗り合わせていた世界一の探偵エルキュール・ポアロは列車内という動く密室で起こった事件の解決に挑む。主人公の名探偵ポアロ役をブラナー、事件の被害者ラチェット役をデップ、未亡人役をファイファーが演じるほか、教授役にウィレム・デフォー、家庭教師役にデイジー・リドリー、公爵夫人役にジュディ・デンチ、宣教師役にペネロペ・クルスと言う豪華な顔ぶれで配されているのも見どころです。

その豪華なキャスト紹介です

🚂エルキュール・ポアロ(ケネス・ブラナー)世界一の名探偵。

🚂ピラール・エストラバドス(ペネロペ・クルス)宣教師。

🚂ゲアハルト・ハードマン(ウィレム・デフォー)教授。

🚂ドラゴミロフ公爵夫人(ジュディ・デンチ)

🚂エドワード・ラチェット(ジョニー・デップ)アメリカ人のギャングで富豪。とある秘密を抱えている。

🚂ヘクター・マックイーン(ジョシュ・ギャッド)ラチェットの秘書。

🚂エドワード・ヘンリー・マスターマン(デレク・ジャコビ)ラチェットの執事。

🚂ドクター・アーバスノット(レスリー・オドム・Jr)医師。

🚂キャロライン・ハバード夫人(ミシェル・ファイファー)未亡人。

🚂メアリ・デブナム(デイジー・リドリー)家庭教師。

🚂ブーク(トム・ベイトマン)

国際寝台車会社の重役。ポアロの友人。

🚂ヒルデガルデ・シュミット(オリヴィア・コールマン)ドラゴミロフ公爵夫人のメイド。

🚂エレナ・アンドレニ伯爵夫人(ルーシー・ボイントン)

🚂ピエール・ミシェル(マーワン・ケンザリ)オリエント急行の車掌。

🚂ビニアミノ・マルケス(マヌエル・ガルシア=ルルフォ)自動車のセールスマン。

🚂ルドルフ・アンドレニ伯爵(セルゲイ・ポルーニン)

🚂ソニア・アームストロング(ミランダ・レーゾン)

最近は歳のせいか洋画は吹き替えバージョンで観るようになって来てます。

今回はポアロの声をイケおじ草刈正雄さんが担当。ドラゴミロフ公爵夫人の声は山村紅葉さんが担当したって聞いて悪くないなぁ吹き替え版もと思わせてくれた。

映画のあらすじは、

【起】

〔エルサレム 嘆きの壁 1934年〕

エルキュール・ポワロは今までも数々の難事件を解決しており非常に高名な名探偵でした。ポワロは行く先々で事件を解決してくれと頼まれます。それは、ここエルサレムでも例外ではありませんでした。

朝食を頼んだポワロのために1人の現地の少年が卵を必死で運びます。

運ばれた卵はゆで卵となりポワロの前に出されました。ポワロは「同じ雌鶏なのに産む卵の大きさはなぜ違うのだろう」と少年に言い笑いかけました。

エルサレムでポワロに依頼がかかった事件は旧跡の高価な宝飾品を誰が盗んだか推理するものでした。

容疑者として挙がっているのは、「ラビ(ユダヤ教の指導者)」「司祭」「イマーム(指導者)」で、彼らを英国警察の警部が引き連れています。

ポワロの推理を聞きに大勢の人が詰めかけました。

ポワロは容疑者3名がいずれも権威ある者である共通点を挙げ大金を手に入れたとしても身なりに贅沢品を使うことができないと言います。

その上でポワロはフレスコ画についた傷を根拠に英国警察の警部こそが犯人であることを暴きました。

(容疑者3名が犯人ではなく引き立てた警部が犯人って事です。)

警部は逃げようとしますがあっけなく捕まります。名推理を披露したポワロはロンドンへ急ぎ帰国してくれという要請を受けました。ポワロは連絡船のフェリーに乗ります。フェリーを待つ間ポワロは横に居た女性メアリ・デブナムが住み込みの家庭教師であることを推理しました。

メアリは船中でアーバスノット医師と「すべて終わったら。誰も私たちの邪魔はできない」とタダならぬ仲のような様子を見せます。

〔イスタンブール〕

フェリーでイスタンブールに渡ったポワロは旧知の友人、モハメッドやブークと会います。ポワロは自分が急いでロンドンへ帰国せねばならないことをブークに告げました。その為にはオリエント急行の列車に乗るのが1番です。ブークはポワロに座席を手配しようとしますが冬の閑散期にもかかわらず一等車はほぼ満席でした。ポアロは空いている席を取って貰いましたが何故満席になったのか違和感を覚えていました。

一等車に乗り込んでいたのは上流階級や資産家と思しき人が殆どです。その中の一人、アメリカ人美術商のラチェットが、ポアロに接近をはかってきました。

ラチェットは紛い物を売った事で命を狙われておりポアロに警護を頼みたいと言います。ところが偽物を売ることを商売としているラチェットをポアロはひどく嫌悪しその願いをすぐに断ってしまいました。その夜の事です。ポアロはラチェットの部屋から物音を聞きました。部屋の近くに待機していたボーイのミシェルがすぐに確認すると部屋からは「何でもない」と低い声で返事がありました。

(寝台車の廊下には見張りも兼ねたボーイが控えています)

ポアロはその様子を確認してまたすぐ眠りにつきましたが再び物音が聞こえて来ました。ポアロが外を覗くと赤いガウンを着た女性が部屋から出て行くのが見えました。

それから間もなくオリエント急行に雪崩が直撃し車内はパニックに陥ります。

朝になるとブークはすぐに救援隊が来ることを乗客に伝えますがその直後恐ろしい事実が発覚しました。刺殺体のラチェットが部屋の中で発見されたのです。

【承】

ポアロはブークに請われ早速事件の捜査に乗り出しますがラチェットの死には不自然な点が多くありました。

ラチェットの体は12箇所もナイフで刺されていましたが傷の深さがバラバラで一貫性がありません。

部屋からは「H」と刺繍された女性物のハンカチを始め犯人の所持品と思しきものが多く見つかります。余り

にも証拠が多い事がかえってポアロを混乱させていました。そんな中、ポアロはラチェット宛の脅迫状を発見しある事件との関連性を見出しました。

その事件とは2年前に起きた悲劇的な事件アームストロング誘拐事件です。

名パイロットであるアームストロングの娘デイジーが誘拐され殺されるという残虐な事件でした。当時妊娠していたアームストロングの妻ソニアは娘の死に衝撃を受け早産の末に死去しました。

当時ポアロはアームストロングから事件の捜査の依頼を受けていましたがその手紙が届いてまもなくアームストロングは拳銃自殺をしてしまいました。

そして今ポアロの手の中にある脅迫状にはアームストロング一家を死に追いやった犯人カセッティへの憎悪が綴られていました。ポアロはラチェットの正体が事件後姿をくらましたカセッティであることに気づき犯人はアームストロングに近しい者による犯行だと考え始めました。

一等車はセキュリティが万全で他の車両の客による犯行は困難でした。その為ポアロは一等車の乗客に疑いの目を向けますが乗客は全員事件当時のアリバイがありました。その上ハバード夫人という初老の女性は事件当時に自分の部屋に男が侵入してきたと言いその男こそが犯人だと証言します。

ポアロはハバード夫人の話を耳に入れつつも一等車の乗客の聞き込みを続けました。

ポアロは事件に関係ない質問も多く聞き、そこから事件の真相に近づこうと考えました。ポアロの頭の中で引っかかっていたのは一等車の乗客である家庭教師のメアリと黒人医師のアーバスノットの関係でした。

二人はこのオリエント急行で初めて会ったとメアリは言いますがポアロは二人が親しげに接しているのをフェリーで目撃しておりその時メアリが言った「すべて終わったら誰も邪魔はできない」という言葉も耳にしていたのです。

しかしメアリは口を閉ざし、アーバスノットからも手がかりを得られませんでした。

ポアロがアーバスノットの会話でつかんだ収穫は彼がアメリカの軍人に友人がいることでした。軍隊時代の仲間の援助を受け医学の道に進んだと語るアーバスノットにポアロはアームストロングの名を出してみます。しかしアーバスノットはアームストロングの存在も誘拐事件の事も知らない様子でした。またラチェットの同行者にも不審な点が多くありました。執事のマスターマンは癌で余命僅かで死ぬ前に恨みを晴らそうとしても不自然ではありませんでした。

助手を務めるマックィーンはラチェットへの忠誠心は薄くポアロの追及によりラチェットの金を横領していた事も判明します。

さらにポアロはマックィーンの父親がアームストロング誘拐事件の検事だったことを突き止めました。マックィーンの父親はアームストロングに仕えていたフランス人メイドを犯人と決めつけ自殺に追い込んだ人物でした。

【転】

その後、犯人はカセッティと判明しますがすでにその頃には国外に逃げられマックィーン検事は世間の激しい批判にさらされました。ポアロは父親の汚名を注ぐ為にラチェットを殺したと推理を展開しますがマックィーンは苦悶の表情を浮かべただ否定するのでした。その直後の事でした。

ハバード夫人が何者かに肩を刺される事件が起こりました。幸い軽傷で済んだもののハバード夫人はまだ犯人が捕まらないことに苛立っていました。

その一方でポアロはアームストロング家と非常に近い関係がある人物が乗客の中にいることに気づきました。一人目は、ロシアの貴族、ナタリア・ドラゴミロフ公爵夫人です。ポアロがアームストロング誘拐事件のことを尋ねるとドラゴミロフ公爵夫人は自分がアームストロングの誘拐された娘デイジーの名付け親である事を明かしました。そしてアームストロングの妻ソニアの母親リンダが死んだ様に日々を過ごしていることに心を痛めていました。

リンダは演出家として必ず成功すると期待されていた女性だったと言います。

二人目はアンドレニ伯爵夫人のヘレナでした。ヘレナは精神が不安定で睡眠薬漬けの日々を送っており夫のルドルフと共に部屋に籠りっきりでした。しかしヘレナの旅券を見たポアロはへレナの旧姓がユダヤ系であることに気づきました。ソニアの母親もユダヤ系でありその特徴的な姓からポアロはヘレナがアームストロングの妻ソニアの妹であることを見抜きました。

ところがそう語るとヘレナは錯乱しポアロは部屋を追い出されてしまいました。

その後ポアロはオーストリア人教授のハードマンと話をする機会を持ちました。

ポアロは早くからバードマンの訛りから彼の肩書きが嘘だと考えていました。

それを指摘するとなおもハードマンは嘘を重ねましたがポアロはハードマンの所持する拳銃から彼が元警官であることを見抜いていました。ポアロは残る二人の乗客も事件に関係があると見ていました。

どこか陰があり信心深い言葉を繰り返す女性宣教師のピラール、お調子者のカーセールスマンのマルケス、ポアロはこの二人の正体を含めて事件の真相に近づきつつありました。

翌朝。

列車の復旧作業が続く中ポアロは再びメアリと話をしました。ポアロはメアリを追及しアームストロング家の家庭教師だったことを白状させました。メアリはラチェットを憎悪する言葉を口にしますがそこにアーバスノットが現れ銃を発砲しました。

この銃撃で右腕を負傷したポアロが怯んでいる間アーバスノットはメアリに逃げる様に指示、そして全て自分が仕組んだ事と告白し始めました。アーバスノットはアームストロングが軍隊時代の恩人だったことを明かし同じ様にラチェットを憎むメアリと出会いラチェット殺しを計画したと口にしました。アーバスノットはポアロを追い詰めて行きましたがブークが駆けつけポアロは救助されました。

それとほぼ時を同じくしてオリエント急行の復旧作業は完了しました。しかし列車が再び動き出す前にポアロは近くにあるトンネルに一等車の乗客を集めラチェット殺しの真相を語り始めました。ポアロの推理に拠れば一等車の乗客は皆アームストロング一家と何らかの形で関わりがあるというのです。

【結】

虫めがねアーバスノットはアームストロング大佐の友人

虫めがねメアリはアームストロング大佐の娘デイジーの家庭教師

虫めがねヘレナはアームストロング夫人ソニアの妹

虫めがねナタリア・ドラゴミロフはデイジーの名付け親

 【現場にあったハンカチに刺繍されたHはロシアの文字でNの事、夫人の名前ナタリアを意味している】

虫めがねドラゴミロフ侯爵夫人のメイドはアームストロング家の料理人だった

虫めがねピラールはデイジーの乳母だったが誘拐からデイジーを守れなかった事に苦しみ宗教に救いを求めている

虫めがねマスターマンはアームストロング大佐の当番兵で戦後は従者として仕えた

虫めがねマルケスはビジネスを援助してくれたアームストロング大佐に一生の恩を感じている

虫めがね元警官のハードマンは誘拐事件の捜査を担当し濡れ衣を着せられたフランス人メイドのスザンヌと恋仲にあった

虫めがねマックィーンはスザンヌを自殺に追い込み失脚した検事の息子

虫めがねボーイのミシェルはスザンヌの兄

一通り推理を説明し終えるとポアロはハバード夫人に目を向けました。

ポアロがハバード夫人の正体がソニアの母リンダだと口にするとハバード夫人はあっさりその事実を認めました。

ポアロはラチェット殺しが一等車の乗客全員による犯行と推理するとハバード夫人はアームストロング誘拐事件で人生を狂わされた仲間を集めた事を明かしました。

閑散期にもかかわらず満席になる列車、異なる大勢の人間によって刺された様に見えるナイフ跡、ラチェット殺しを巡る不審な点の裏にはポアロを除く一等車の乗客全員が犯人という驚きの真実が隠れていたのです。

しかし雪崩が起きた事、そして名探偵が乗り合わせた事でハバード夫人達は急遽計画に変更を加えました。赤いガウンを着た女性やハバード夫人による謎の襲撃犯のでっち上げはすべてポアロの捜査を混乱させる事が目的だったのです。

ポアロの推理が終わるとハバード夫人はラチェット殺しの罪は自分一人で負うと語り他の仲間達の将来を奪わないで欲しいと懇願して来ました。

そんなハバード夫人にポアロは「私は裁けない」と語り一丁の拳銃を渡します。

口封じのためにポアロはハバード夫人に殺されるのを覚悟した事を示しました。

裁けないけれども嘘もつきたくないという理由です。一度はポアロを撃とうとしますがハバード夫人が最終的に銃口を向けたのは自分自身でした。

しかし拳銃の中には銃弾は入っておらずカチリという空砲の発射音が周囲に響きました。ハバード夫人は泣き崩れポアロはその様子を見届けると列車に戻っていきました。ラチェット殺しは彼に恨みを持つマフィアの仕業と処理される事となりオリエント急行は何事もなかったかの様に再び動き出しました。ポアロは帰国を取りやめ休暇を取るため途中下車する事を決めます。

ポアロは今回の事件に関わった乗客全員に「皆さんは自由の身だ。平安が訪れますように。すべての心に」と声をかけ列車を降りて行きました。

しかし列車を降りてすぐポアロの元にエジプトのナイルで殺人事件が起きたという知らせが入りました。

ポアロは休暇を取りやめ現地に向かう事になります。

ポアロは美しい夕日に向かって進むオリエント急行を見送ると待機していた車に乗り込んで行きました。

もうお分かりですね♡♡♡

次回作【ナイル殺人事件】へと繋がる伏線です。【ナイル殺人事件】予告編です。

ケネス・ブラナー版「名探偵ポアロ」シリーズは、続編【ナイル殺人事件】の公開が2022年に予定されています。

アガサ・クリスティ生誕 130 周年、そして名探偵ポアロシリーズ出版 100 周年という記念すべき年に公開という事もあり期待度が高まりますね。原作はクリスティ作品の中で名作の呼び声が高い「ナイルに死す」です。パワーアップしたケネス・ブラナー版ポアロから目が離せません。

前作とどうしても比べてしまう映画ファンも多いのでレビューは賛否両論、やっぱりありましたね。

私は前作未視聴なので楽しく観られました。映像が綺麗です。キャスト達のファッションもポアロのめちゃめちゃデカい口ひげも(笑)一見の価値大いにあります。

今日も読んで下さってありがとうございます

ハート
次回はドラマ行きます📖📕
またね( Ꙭ )/''音符