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国税局査察部(通称マルサ) に勤務する女性査察官(宮本信子)と脱税者との戦いを、コミカル、かつシニカルに描いたドラマになっていました。
監督・脚本は伊丹十三さん。
伊丹十三さんは俳優業をされていたんですが監督として映画に携わる様になって、次々と大ヒット作品を世に残して逝かれました。![おねがい](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/005.png)
第11回日本アカデミー賞(1988年)において最優秀作品賞、主演女優賞(宮本信子)、主演男優賞(山崎努)、助演男優賞(津川雅彦)、監督賞および脚本賞(伊丹十三)を受賞し、主要部門をほぼ独占しました。
前作の【タンポポ】もかなりヒット作品だったけどそれを上回る宮本信子さんの当たり役になり、Part2【マルサの女】も上映されたよね。
また、【マルサの女】の作品の成功を受けてゲーム会社カプコンがファミリーコンピュータ(あー懐かしい響きや)向けにゲーム化、翌年には続編にあたる【マルサの女2】が製作されました。
港町税務署のやり手調査官・板倉亮子(宮本信子)は、管内のパチンコ店の所得隠しを発見したり、老夫婦の経営する食品スーパーの売上計上漏れを指摘するなど、地味な仕事を続けている。
そんなある日、実業家・権藤英樹(山崎努)の経営するラブホテルに脱税のにおいを感じ、調査を行うが、強制調査権限のない税務署の業務の限界もあり、巧妙に仕組まれた権藤の脱税を暴くことができずにいた。
そんな中、亮子は強制調査権限を持つ東京国税局査察部の査察官(通称「マルサ」)に抜擢される。
着任早々に功績を挙げ、やがて仲間からの信頼も得るようになった亮子。
ある日、権藤に捨てられた愛人・剣持和江(志水季里子)からマルサに密告の電話が入る。
亮子は税務署員時代から目をつけていた権藤の調査を自ら進んで引き受ける。
亮子の努力が実を結び、権藤に対する本格的な内偵調査が始まる事になった。
暴力団・政治家・銀行が絡んだ大型脱税との戦いが始まったんです。
![札束](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/335.png)
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音楽は本田俊之さん。(本多さんのサクソフォーンによるテーマ曲「The Woman From Marusa」は、5拍子で作られているんです。
伊丹十三さん本人は、【マルサの女】制作の動機について、前々作【お葬式】などのヒットによる収益を「税金でごっそり持って行かれ、税金や脱税について興味が湧いたため」と語っていました。
当初制作側は内容が内容だけに、国税庁の協力は期待していなかったが、実際は「どうせ作るなと言っても作ってしまうだろうから、それなら納税者に誤解を与えない様、正確な内容にして欲しい」と取材に協力的であったそうですよ。
実際、査察部のガサ入れシーンでは、マルサOBが監修に協力しているらしいですわ~ 。
「○○の女」と銘打った作品は、後に4作作られる事になり、またそれとともに主演・宮本信子を、日本を代表する演技派女優へと転進させた点で、今作は伊丹映画の路線を決定付ける記念すべき作品となったと言っても過言じゃないっ!
主演の宮本信子さん演じる板倉亮子は元・小石川税務署長の斉藤和子氏がモデルなんだそうです。宮本信子さんに「雰囲気が似ている」との理由でモデルとなり、演技指導を行い役作りに協力して下さったそうです。
これまでの津川雅彦さんの役どころは、いわゆる「モテ系」の役どころが多かったが、本作では伊丹監督の卓越した着眼点から「中間管理職の中年」を配役され、見事に演じきっていました。津川さん本人も自分の新しい側面が引き出せたことに非常に満足し、日本アカデミー賞を始め、あらゆる映画賞を受賞した際には、伊丹監督への感謝の言葉を述べています。
当初、伊集院(大地康雄さんがやった役)の役は故・川谷拓三さんがキャスティングされ、他のキャストやスタッフと共に税務署見学等を行ったが、終始不機嫌な態度でふるまう川谷さんに手を焼いたスタッフが伊丹監督に報告。
伊丹監督は「このままじゃ映画自体が上手く行かなくなる」と言って川谷を降板させたって。初めて知りました。
さてさて~、現在月9で放送されている長澤まさみちゃん主演ドラマ、【コンフィデンスマンJP】になんと!【マルサの女】のパロディ出ました!アラフォーアラフィフ大歓喜٩( ´◡` )( ´◡` )۶今日も遊びに来て下さってありがとうございました!コメント何回も読ませて頂いています。ありがたいです。良い週末をね
![ピンクハート](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/083.png)