引越し騒動 おばあちゃんvs警備員編 | パリ市民への道〜旧ソウル市民への道〜

パリ市民への道〜旧ソウル市民への道〜

2010年春、家人のソウル転勤への帯同で始めた「ソウル市民への道」。あれから5年。今度はまさかのパリ転勤。ボンジュールとピジョン(鳩)しか知らない私が果たしてパリ市民になれるか?いや、なれないかも…

カンケーございませんが

ようやく…



きたっ!

ソウル市民への道-ipodfile.jpg
冷蔵庫を発注して、早2週間。

文明の利器の大切さが身にしみた…

しかも、思っていたより大きかった。


到着してから、あまりの嬉しさに

しばらく冷蔵庫に抱きついておりましたううっ...

みなさん、冷蔵庫は大事にしましょう。



さて。



思い起こすこと2週間前。

引越し当日。



ひよざえもん私が一番気になっていたこと、それは


「アパート管理局への引越しの申告」


引越しの申告とはなんぞや?


これは引越し屋の仕事で

おじさん「●号室が引越しますからリフトかエレベーターを使いますよ」

とアパートの管理局や警備室に伝えます。



リフトというのは、コレ↓

ソウル市民への道-ipodfile.jpg
韓国名物、引越し用リフト。

または、エレベーターを使用エレベーター



ちなみに両方とも、別途料金が必要。


ひよのしんリフト車両代は分かるけど、なんでエレベーター代も?


答え=エレベーターを独占使用してごめんね代


だそうです。これはアパートに支払うとか。

うーん、わかるようなわからないような…。



そして、私が住んでいたアパートでは

最近になって

「引越し用リフト車両の使用」が義務付けられたらしい。

一般エレベーターを使っちゃNG。

なんでだろう、エレベーターが古いからか?



そのことを事前に聞いていたけれど

今回、私が頼んだ引越し屋、

見積もりに「リフト車両代」も「エレベーター代」も

含んでいなかった。



なので、事前にダンボールを持ってきたおじさんに

くま「引越し用リフトの申告、しました?」

と聞いたら、

おじさん「リフト使うと高いから」

くま「いや、それはそうだけど、このアパートでは

リフト使わなくちゃいけないらしいですよ」

おじさん「大丈夫大丈夫」



ひよのしんくま 出たっ、韓国名物「大丈夫大丈夫」




こりゃ、絶対当日にひと悶着あるぞ~汗




そして当日。


家のチェック&保証金返金のために

おばあさん大家のおばあちゃん

おかあさん不動産屋のおばちゃん、

おじさん不動産屋のおじさん


が我が家に集合。


おばあちゃん、元気がよくておしゃべりなので

私たちに嵐のように話しまくるDASH!


おばあさん「ごめんねえええ、うちの息子がここに住みたいって

いったばかりに、出て行かせちゃってえええ」

くまひよざえもん「いえいえ、いいんですよ」

おばあさん「もうねえ、息子ったらー」



ペラペラペラペラペラ…



基本的におばあちゃんは家人に任せて

私は片付けをしながら

ときどき

ひよざえもん 「もー、おばあちゃんったら音譜

と、ご機嫌とりのあいづち。



私も大人なので、こういうことは、ぬかりないメラメラ




そうこうしていたら

引越し屋から電話が携帯


どうやら駐車場へ入る際に

おじさん「引越しなんて聞いてない!」

と警備員にいわれ、もめているらしい…



ひよのしん …やっぱり汗



引越し屋、やはり何も申告していなかった!

もー、このごちゃごちゃしているときにっむかっ



ひよのしん 「とにかく上に来てください」



と伝えたら、

本当に警備員つれてやってきちゃった汗



ちなみに引越し屋の兄ちゃんとは

このときが初対面。

(見積もりはメールだったので)


プロレスのレフェリー「小鉄さん」を

もう少し若くしたみたいな感じ鶴田1

すでに滝のような汗をかきながら登場あせる



小鉄、吹き出る汗を飛び散らせながら

小声でひと言。



鶴田1 「どうしましょう…」




ひよのしん どーしたもこーしたもあるかいっむかっ

   あんたの仕事だろーがっむかっむかっ




…と喉まで出かかったけど

今、そんなこといってる場合じゃない。


警備員は彼の後ろでぶつぶつと

おじさん 「引越しなんて聞いてないけどっ!」

と、怒り気味。



ひよのしん汗困ったなー、リフト車両は今から用意できないし

家具や家電はないから、エレベーター代金だけはらって

ここは穏便にすませられないかしら。



おじさん 「どうするんですかっ!」


にじるよる警備員。


鶴田1 「どどどどうしましょう」


にじりよる小鉄。




ひよのしん どうしましょう汗





すると…



おかあさん 「どうしましたっ!?」

おばあさん 「なんだいっ!?」




THE 韓国おばちゃん2人が登場キラキラ



そうだひらめき電球 ここはひとつ…



ひよのしん 「なんだか警備員が来ちゃって~」



迷惑なんですよね、的な顔で

2人の天使にすがりつく私。




すると…




おじさん 「引越しの申告、しましたか!?」

おかあさん 「はー?申告?」



強い!強いわ、韓国アジュンマ!

そこから猛攻がスタート爆弾



おかあさん 「あなたねえ、ここにこの家の

大家さんがいるんですよっ!」

おじさん 「え…」

おばあさん 「申告ってなんのことさっ!」

おかあさん 「大家さんがいて、今から引越しするのに

誰の許可が必要だっていうんですかっ!」

おじさん 「いや、、、だからね、管理局に…」

おばあさん 「ウチの息子も引っ越してくるんだよっ!

私の家なんだから、だから何がいるっていうのっ!?」




ひよのしん がんばれがんばれ、おーばーちゃんクラッカー




おかあさん 「もう作業が始まるんだからいいでしょっ!」

おじさん 「あ…、いやー、あのー」

おばあさん 「あー、もう忙しいからさっさと行ってちょうだい!」

おじさん 「い、一回ちゃんと報告してくださいね」

おかあさんおばあさん 「わかったから、ハイハイハイハイ!!」

おじさん 「じゃ…汗




おかあさんおばあさん WIN ひよのしん




この2人の素晴らしい連携プレーと

韓国アジュンマパワーにより

リフト不使用についてもスルー♪

エレベーター使用料についてもスルー♪



さすがだわキラキラ




ひよのしん 「どうもありがとうございますぅぅぅドキドキ

おばあさん 「いーのいーの、うるさいよねえ」




ちなみにその間、

小鉄は何をしていたかというと…




鶴田1大量の汗だけかいていたあせる





ひよのしん おいっむかっ




でもまあ、ひとまずはなんとか

作業がスタートしたわけですが

このあとも、やはり

スマート引越しとはいかず…



(つづく)


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