カンケーございませんが
ようやく…
きたっ!
文明の利器の大切さが身にしみた…
しかも、思っていたより大きかった。
到着してから、あまりの嬉しさに
しばらく冷蔵庫に抱きついておりました
みなさん、冷蔵庫は大事にしましょう。
さて。
思い起こすこと2週間前。
引越し当日。
私が一番気になっていたこと、それは
「アパート管理局への引越しの申告」
引越しの申告とはなんぞや?
これは引越し屋の仕事で
「●号室が引越しますからリフトかエレベーターを使いますよ」
とアパートの管理局や警備室に伝えます。
リフトというのは、コレ↓
または、エレベーターを使用
ちなみに両方とも、別途料金が必要。
リフト車両代は分かるけど、なんでエレベーター代も?
答え=エレベーターを独占使用してごめんね代
だそうです。これはアパートに支払うとか。
うーん、わかるようなわからないような…。
そして、私が住んでいたアパートでは
最近になって
「引越し用リフト車両の使用」が義務付けられたらしい。
一般エレベーターを使っちゃNG。
なんでだろう、エレベーターが古いからか?
そのことを事前に聞いていたけれど
今回、私が頼んだ引越し屋、
見積もりに「リフト車両代」も「エレベーター代」も
含んでいなかった。
なので、事前にダンボールを持ってきたおじさんに
「引越し用リフトの申告、しました?」
と聞いたら、
「リフト使うと高いから」
「いや、それはそうだけど、このアパートでは
リフト使わなくちゃいけないらしいですよ」
「大丈夫大丈夫」
出たっ、韓国名物「大丈夫大丈夫」
こりゃ、絶対当日にひと悶着あるぞ~
そして当日。
家のチェック&保証金返金のために
大家のおばあちゃん
不動産屋のおばちゃん、
不動産屋のおじさん
が我が家に集合。
おばあちゃん、元気がよくておしゃべりなので
私たちに嵐のように話しまくる
「ごめんねえええ、うちの息子がここに住みたいって
いったばかりに、出て行かせちゃってえええ」
「いえいえ、いいんですよ」
「もうねえ、息子ったらー」
ペラペラペラペラペラ…
基本的におばあちゃんは家人に任せて
私は片付けをしながら
ときどき
「もー、おばあちゃんったら」
と、ご機嫌とりのあいづち。
私も大人なので、こういうことは、ぬかりない
そうこうしていたら
引越し屋から電話が
どうやら駐車場へ入る際に
「引越しなんて聞いてない!」
と警備員にいわれ、もめているらしい…
…やっぱり
引越し屋、やはり何も申告していなかった!
もー、このごちゃごちゃしているときにっ
「とにかく上に来てください」
と伝えたら、
本当に警備員つれてやってきちゃった
ちなみに引越し屋の兄ちゃんとは
このときが初対面。
(見積もりはメールだったので)
プロレスのレフェリー「小鉄さん」を
もう少し若くしたみたいな感じ
すでに滝のような汗をかきながら登場
小鉄、吹き出る汗を飛び散らせながら
小声でひと言。
「どうしましょう…」
どーしたもこーしたもあるかいっ
あんたの仕事だろーがっ
…と喉まで出かかったけど
今、そんなこといってる場合じゃない。
警備員は彼の後ろでぶつぶつと
「引越しなんて聞いてないけどっ!」
と、怒り気味。
困ったなー、リフト車両は今から用意できないし
家具や家電はないから、エレベーター代金だけはらって
ここは穏便にすませられないかしら。
「どうするんですかっ!」
にじるよる警備員。
「どどどどうしましょう」
にじりよる小鉄。
どうしましょう
すると…
「どうしましたっ!?」
「なんだいっ!?」
THE 韓国おばちゃん2人が登場
そうだ ここはひとつ…
「なんだか警備員が来ちゃって~」
迷惑なんですよね、的な顔で
2人の天使にすがりつく私。
すると…
「引越しの申告、しましたか!?」
「はー?申告?」
強い!強いわ、韓国アジュンマ!
そこから猛攻がスタート
「あなたねえ、ここにこの家の
大家さんがいるんですよっ!」
「え…」
「申告ってなんのことさっ!」
「大家さんがいて、今から引越しするのに
誰の許可が必要だっていうんですかっ!」
「いや、、、だからね、管理局に…」
「ウチの息子も引っ越してくるんだよっ!
私の家なんだから、だから何がいるっていうのっ!?」
がんばれがんばれ、おーばーちゃん
「もう作業が始まるんだからいいでしょっ!」
「あ…、いやー、あのー」
「あー、もう忙しいからさっさと行ってちょうだい!」
「い、一回ちゃんと報告してくださいね」
「わかったから、ハイハイハイハイ!!」
「じゃ…」
WIN
この2人の素晴らしい連携プレーと
韓国アジュンマパワーにより
リフト不使用についてもスルー♪
エレベーター使用料についてもスルー♪
さすがだわ
「どうもありがとうございますぅぅぅ」
「いーのいーの、うるさいよねえ」
ちなみにその間、
小鉄は何をしていたかというと…
大量の汗だけかいていた
おいっ
でもまあ、ひとまずはなんとか
作業がスタートしたわけですが
このあとも、やはり
スマート引越しとはいかず…
(つづく)