前回のつづき…
さて。
①PCで確認できなかった映画上映時間をどうやって知るか
映画を観る前日、外出ついでにCGV（韓国シネコンチェーン）の「CGV 龍山」へ。
日本と同じシネコンの造り。綺麗で広くて、快適です
CGVのカウンターの横には、タッチパネル式の大きな機械が並んでいます。
なーんでも気になる私＆友人。
空いていたので、興味津々でパネルへダッシュ
ここで観たい作品の画像をタッチすると…
おお！ 上映時間が表示されるではないですか！
やったー♪
…あれ？ 全部表示されていない？
どうも、今の時間以降の上映時間しか表示されないようです。
じゃ、カウンターで直接聞いてみよ♪
と、いつものようにとっても気軽に質問に行く韓国語ビギナーの2人
空いていたので、番号札を取らずに直接カウンター嬢のもとへ。
2人「あー、アジョッシ ネイル シガン、あ、オジョンねオジョン、カルチョジュセヨー＾＾」
（あ－、アジョッシ 明日 時間 あ午前ね午前、教えてくださいなー）
つい強調したいところを2回繰り返してしまう日本人
通じたみたいで、カウンター嬢、ペラペラペラって早口で何か言っています
早くてわからへん
分からないから時間書いてもらう、と紙切れを渡すと、また何か、ペラペラペラ～
どうやら「午前から午後にかけてお伝えしましょうか？」みたいな感じだったので、
「ネー（はい）」とお願い。
最近、言葉は分からないけど、雰囲気で分かることが増殖中。
語彙は増えないのに、勘だけ増えていく私の海外生活
で、その場では購入せずに、翌日。
②チケットをどうやって購入するか
１)ネットで予約（まだムリ）
２）カウンターで直接購入
３）タッチパネル式で購入
ビギナー２人の気持ちは１つ
あのタッチパネルで買ってみたい！
きっとできる！
やればできる！
だって私たち、ソウル市民だもん！！
その日も空いていたので、試しにパネルへレッツゴー！
おお張り切りであれこれタッチしていたら、
なんと最終確認画面まで到達！
やったー！
みなさーーん、見てくださーい！
私たち、やればできる子なんですーー！！
ささ、カードかお金を入れれば完了よ＾＾
えいっ えいっ
入らない
投入口という投入口にカードとお札を突っ込みまくりますが
「ムリっすよ」とパネルが頑なに拒否！
そうこういしているうちに、
ああ！ 初期画面へ戻る…
これを２回繰り返したものの、購入できず。
どうやら、会員登録しておかなければならず（予想）、
カードは指定の９種類のみの受付け（予想）
そこへ、若い韓国人女子２人が登場
私たち、３歩ほど離れて
ガン視
作品をタッチしては「どーするー？」
タッチしては検討、タッチしては検討…の若手２人
（早く買えー、買ってみせろー）と横から念じる日本人２人
（私たちの）願いもむなしく、若手２人は時間だけチェックして、カウンターへ。
しぶしぶいやいや、後に続いて私たちもついにカウンターへ（初めから行くべきだった）
２人「あー、タウン アジョッシ ソンイン ２ミョン ジュセヨー＾＾」
（あー、次 アジョッシ 大人 ２人 くださいなー）
ちょうど時間的に次の回だったので「次 アジョッシ」という相当ブロークンな韓国語を使用。
通じました
席の希望を、お得意の「ヨギ ヨギ」（ここ ここ）と指差しでお伝えして、
１人8000w（約600円）で無事購入成功！
それにしても、安い！
さてさて。
私たちの５スクリーンはアイマックス対応。
5分前に入っていくと、大きな館内の中央ブロックはほぼ満席。
そして、既にCMと予告編が始まっていました。
そう。
韓国では、CMと予告編がほぼ交互に流れるというすごい構成
携帯電話のCM
→ハリウッド新作
→アムロちゃんのコカコーラゼロCM
→携帯電話のCM→
韓国映画新作
→生命保険CM
→チキンのお店のCM
→韓国映画新作
…
予告編中に映画への士気を高めたい私には、ちょっと残念な構成（笑）
③ 館内はウワサどおりマナーが悪いのか？
予告編とCMの間中気になっていたこと、
それは、
ものすごい静か…
普段、必要以上に大声でしゃべる人が多い韓国とは思えない静けさ～
むしろ、上映前は日本より静かなのでは？？ というくらい。
ま、たまたまかもしれないですけどね。
で、映画が始まり、
吐きそうにかっこいいウォンビンが登場しても、
静か…
ちょっと面白いシーンでは
あはは
…普段の様子とは大違い。
ナゼニ イン ソーウル（小声で）？
ところで。
私の隣は、アジュンマパーマ＝アジュパーもまぶしい、
60代後半のオモニ。
どうやら孫娘とダンナさんと来ている様子。
時々、携帯でメールを確認するのがまぶしくて、ちょっと迷惑だったけど、
それ以外は、やたらどっしりしています
映画鑑賞中。
ああー！それは、それはひどすぎるー！！
というむごいシーン。
私が超薄目になりながら、
「ごめんねオモニ、これはこういう映画なのよ」
と、年老いたオモニを気遣って隣を見ると…
オモニ、お菓子を食べながら
スクリーン、ガン視
ああー！それは、それは残虐すぎるー！！
というグロいシーン。
私が超超薄目になりながら、
「これは心臓に悪いからオモニは観ない方がいいですよ」
と、オモニをちら見してみたら…
オモニ、ゆったりと腰掛けて
スクリーンをガン視
…韓国のおばちゃん、すげー
さてさてさて。
映画も後半のクライマックス！
激しい闘争シーンに、館内も緊張と興奮の雰囲気いっぱい。
走るウォンビン！ 撃ちまくるウォンビン！！ 返り血を浴びるウォンビン！！！
少女が危ない！ ウォンビン間に合うか！？
ウォンビーーーン
「…ヨボセヨ？」
え？
誰かいま、よぼせよって言った？
スクリーンではウォンビン、銃撃戦の真っ最中で、
電話どころじゃなさそうだけど。
！
隣のオモニがいない！！
…と、ふと足元を見ると…、
体を軟体動物のように、ぐいーんと前に折り曲げて
こんもりと黒い塊のようになっているオモニのもとから…
「…ヨボセヨ？」
お前かよっ！！！
なぜにこの最中に電話をするーーーー！！！！！
一応、オモニなりに気を遣い、
ちょっとありえないくらい、前かがみになって丸くなっていましたけど（笑）
自由の国、韓国…
そんなこんなで、映画が終了。
しかし、小声で友達と「かっこよかったねー」「ちょっと泣けたよね」「よかったねえ」
と話しながらエンドロールで余韻に浸っていると…
全員、どやどやどや… と帰っていくではありませんか！
余韻なし イン ソウル！！！！
しかも、映画館スタッフ、エンドロール中に館内に入ってきてるし！
気付けば、私たち2人のほか、あれだけ人がいたのに、
残っているの、ほか2人。
うーん、まだまだ謎が多そうなソウルの映画鑑賞。
別の場所では、もっと違う光景が見られるに違いない。
映画鑑賞の道は続きそうです＾＾
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