木曜から今日まで、日本から友人が遊びに来ていました。
今年の４月に就職したばかりの22歳・女子
初めての、早めの夏休みです。
ノープランでやって来たので、毎晩、家で「明日はどこ行きたい？」と相談。
私もまだまだ慣れなものの、知る限りをあちこち出かけました。
行ったのは、明洞・梨大・弘大・南大門・イーマート・カロスキル。
事件は昨日、カロスキルで起こりました…
友人がガイドブックを見ながら「コレが食べたい」といったのが、
SCHOOL FOODのキムパプ。
洋服なども見たいしー、ということで、カロスキルのSCHOOL FOODへGO！
やはり土曜日、カロスキルは混み混み。
ここは、引越してきて間もない頃に、いるかちゃん と一緒に来て以来。
でも、あのとき、SCHOOL FOODにも来たし、なんといっても、いまや私は
立派なソウル市民！ （在ソウル歴一ヶ月ちょっと）
あの時のように、もう出口を間違えたりはしませんのよ。ほほ。
ささ、こっちこっち。
ここはねえ、ソウルでも人気のオシャレエリアでねえ～（ガイドブックからの引用）
と、友人・Iちゃんに説明しながら歩きます。
遅めのお昼の時間帯。
案の定、お店の前には列ができていましたが、
少し待っていたら入れました。
通されたのは、２F席の外側。
この間座った１階とは違った雰囲気で、ちょっと大人っぽいカフェ風でいい感じ♪
3種類のキムパプと、以前食べて美味しかったお醤油風味？のある
カルボナーラのトッポキを注文。
ちなみに、ここの日本語メニューは直訳タイプ。
「唐辛子が告訴してきます」ってな説明が堂々と書かれています…
とここで私、トイレに行きたくなりました。
以前、1階のトイレに行きましたが、
お得意の「ファジャンシル～」でたずねてみたら、2階にもトイレがあるそう。
あ、ほんとだ。
トイレは１つタイプ。
大きい黄色い木のドアが開いていたので、いそいそ入ってドアを閉めたようとしたのですが、
しまらん…
どうも、建て付けが悪くなっていて、ドアがちょっとずれているみたい。
普通に閉めると、ガン☆ガン☆ と枠にあたって、しまりません。
えー、1階行こうかなあ。
でも、がんばれば、閉まりそう。
何でも最初は力で押してしまう私。
内側から思いっきり ガン！！ と体当たりしたら、閉まりました♪
ほー、よかった＾＾
さささ、用を足して、手を洗って。
ドアを開けて＾＾
ドアを…
…開かない。
丸いステンレスの取っ手を掴んで全力で引っ張りますが、
びくともしません。
あ、そーか、手が濡れているからね。
ティッシュで拭いて～ （でも顔がちょっと焦っている）、
もう一回。
はい！
…開かない
開かない！！！
完全にドアが変な状態ではまってしまったらしく、
文字どおり、ビクともしません。
やーばーいー
しかし、どうしようもないので、ひたすらドアを引くしかない！！
１ｃｍほど開いてガタガタいうものの、ドアの厚みはさらに３～４倍。
そしてそれ以上は
まったく！
全然！
開く気配、ゼーロー！
どどど、どうしようー！
そうだ、何か硬くて薄いものをドアの隙間にかませてみよう☆
トイレを見渡しましたが、、、
なにもない…
ああああ、どうして私、手ぶらでトイレに来ちゃったんだろう！
電話の１つもできないじゃないのー！助けが呼べない！
日ごろから、女子としてのたしなみがたりなすぎるんだわっ！
トイレから出たら、たしなみのある女性になろう！
その前に、硬いもの硬いもの…
パニクる私。
手を乾かすドライヤーのコンセント部分を引っ張って来て、
木のドアに穴を開けようかと一瞬思いましたが、
出るの、来年になっちゃうよー！
こうなったらドアを外すか！？
原始時代を思えば、きっと人間の手だって、ねじ回し的なことくらいできるはず。
そうだ！
原始時代の人は、超能力的なものがあったって聞いたことがあるようなないような…
ドアの留め金に手をかけ…
外れろ…外れろ…
…外れない
念力、通じず（涙）。
超能力がないのでもうどうしようもなく、とにかく誰かが気付いてくれるまで、
ひたすら、ドアをガタガタ引き続けます。
隣に男子トイレがあったし、誰かトイレに入りに来たら、
こんなにガタガタ言わせていれば、なにか異変をかんじてくれるかもしれない！
満身創痍の力を込めて、ガタガタ引きつつ、
ときどき、ドアをガンガンたたき続けます。
たーすーけーてーーーー！
７～8分ほどたち、いよいよ力も尽きてきました。
ドアは大きくて、しかも重いため、ほんとーにビクともしないのです…
最悪、あそこから出るしかない…
ドアを引きつづけ、たたき続ける私の目線の先には、
よく天井にある、外れる１か所。
届くかなあ、フタにのったらいけるかしら。
それにしても、こんなにガタガタガタガタすごい音を立ててても、
誰も気付かないのね…
あっちから蹴ってくれたら、一発で開くのに。。。
ああ、、、もうダメ…。手の皮もちょっとむけてきた（涙）
肩も腕も、痛いよう…
ここから出られたら、私、生まれ変わろう。
韓国語をちゃんと勉強して、
規則正しい生活をして、
世のため、人のための日本代表としてがんばろう。
ボブとも仲良くしよう…
完全にあきらめて、再びドアノブを力いっぱい引くと…
ふわっ
と、ドアが！
あんなにビクともしなかったドアが！
あいたーーーーーーーー
どなたか存じませんが、ありがとうございます！
ソウル在住中、一番の笑顔でトイレを飛び出すと…
誰もいない…
私のとっておき、カムサハムニダスマイル、
宙に浮く。
ちょっとずつの頑張りが突然、効いたのか、
神様が、あまりの必死のブサイクさに同情したのか。
とにかく、無事に脱出できました。。。
席に戻ると、Iちゃんが「トイレ、すっごく遠かった？」とびっくり。
私、あまりの力仕事に、スプーンを持つ腕がぷるぷるぷる…と痙攣。
手の平には、今でも皮がうっすら剥けた痕跡と、
本日、肩、腕、首、手の平に、筋肉痛
くれぐれも、トイレに手ぶらで行かないようにしましょう。
閉まらないドアをむりやり閉めるのはやめましょう。
海外でも、日本国内でも…
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