きたっ!水漏れ! | パリ市民への道〜旧ソウル市民への道〜

パリ市民への道〜旧ソウル市民への道〜

2010年春、家人のソウル転勤への帯同で始めた「ソウル市民への道」。あれから5年。今度はまさかのパリ転勤。ボンジュールとピジョン(鳩)しか知らない私が果たしてパリ市民になれるか?いや、なれないかも…

「海外生活」で私がイメージするものは、


・断水

・停電

・水漏れ



実は断水は先日既に経験済み。

たまたまお隣さんに会ったとき(日本人&韓国人夫婦)、教えてもらいました。


ちなみに、マンションの各部屋にはスピーカーが埋め込まれていて(!)

お知らせがあると、朝から容赦なく大音量で



ピンポンパンポーン☆



続いて管理人さんが韓国語でアナウンス。



もちろん分からないので、頑張って単語を聞き取ります。


そのとき私が聞き取れたのは…


「もう一度いいます」「明日」




うーん、明日何が?




結局、翌朝、家人が「地下駐車場」を聞き取り、

どうも工事か何かがあるらしいことが判明。

やはり語学、今は単語力が必要ですねえ。



さて、先日、立て続けにキッチンの床に、ぶわーと水たまりが発生。


どうも、夜洗い物をして、水を一気に流し終えると、

どこからともなく水たまりができているみたい。





きたわね!水漏れ!




断水のときも、私の海外生活バイブル「トルコでわたしも考えた」(全5巻・高橋由佳利)

既読済みだったので、いそいそとペットボトルに水を汲み置きしました。




ちょっと困ったことがある海外生活っぽい…^^




とか思いながら。




でも、水漏れは、床を傷めるし階下に迷惑をかける可能性が。

悠長なことをいってる場合じゃないので、すぐに不動産屋さんへ連絡。




翌日、作業服に身を包んだ小柄なおじさんがやって来ました。



こちらですー、と案内してキッチンへ。


私がたらいを持って、「こうして一気に流すとですね…」

と水をばーっと流し始めると、

不動産屋さんに状況を聞いていたおじさんは大慌てで私の手をとめて、

「いいからいいから!」(推測)と言い、

身振り手振りで「道具を取って戻ってくるぜ」(推測)と出て行きました。




戻ってきたおじさんと一緒に、不動産屋さんのしんさんも登場。

あーよかった。日本語訳してくれる^^


しんさんはおじさんとしばらく話すと、

「配水管を確認して処理するので、ワタシはいなくてもいいみたいデス」


「わかりましたー。じゃあ、あとは大丈夫です」と私。

「ハイ^^」


と、しんさんが去ろうとすると…



おじさん、無言でキッチンに座り込み、流しの下をオープン。



これを…
ソウル市民への道




こんな感じに。
ソウル市民への道


しんさんも、ちょっと見たかったらしく、2人並んで見学。


するとおじさん、突然、あのごちゃっとした配水管の隙間に手を入れて、

内側から



ゴンッ☆






ぱかっ。


ソウル市民への道


!!!



システムキッチンの下、すべてがとっても簡単に外れました。



簡単すぎない?


っていうか、本来、その外し方なのか?


そんな簡単なら、いつか私も外してみたいと思っちゃうだろー♪




その後、中を覗き込み、特殊なホースのようなもので詰まりを解消。



と、おじさん、圧力計がついた自転車の空気入れのようなものを拾い上げます。



何を始めるんだろう…




と2人で見ていると。






おじさん、しんさんに空気入れのポンプの部分をおすよう促します。




「ハイ」




親切なしんさん、自転車の空気をいれるのと同じ要領で、必死にポンプをシュッシュッ。



おじさん、座ったまま圧力計のところを指差して

「ここまで押して」

と指示。




必死に空気を送り込むしんさん。





…しんさん、帰っていいんじゃなかったのか…?





しんさんの頑張りで空気圧がたまり、



おじさんはそのホースを排水管へ入れます。





じっと見守る私としんさん(もちろん、まだいる)。




すると…






ボンッ!!!!!!!!





とすごい音!



でもおじさん、無言。








しんさんが小さい声でひと言。


「何かいいことになったんでしょうかね…」








その後、何の説明もないまま、作業終了。

キッチンの外れた部分は、またおじさんがいとも簡単にハメ込みました。


どうやら何か詰まりがあり、それを通したので大丈夫だということ。


もう少し遅ければ、階下に水漏れの可能性があったということ。


(以上、まだいてくれたしんさんからの説明)




あー、よかったあ。




そして、辺りに飛び散った水を、近くにあった紙で拭き、



さらに、その紙の少し綺麗な部分で、自分の汗をぬぐうおじさん!





今日イチ、ワイルドな瞬間!!!





職人は道具を抱え、少し笑顔でペコンと頭を下げて帰っていきました。






職人!カムサハムニダ

(しんさんも!)



読んでくださってありがとうございます☆

ランキングへ参加始めてみました。ぜひクリックをお願いいたします。

にほんブログ村 海外生活ブログ ソウル情報へ
にほんブログ村