納豆も炒め物も、混ぜ混ぜ | パリ市民への道〜旧ソウル市民への道〜

パリ市民への道〜旧ソウル市民への道〜

2010年春、家人のソウル転勤への帯同で始めた「ソウル市民への道」。あれから5年。今度はまさかのパリ転勤。ボンジュールとピジョン(鳩)しか知らない私が果たしてパリ市民になれるか?いや、なれないかも…

先日のソウル滞在時に、

家人と、家人の会社スタッフ女性2人とランチをしました。


会社近くの庶民的なお店。

日本でいえば、定食屋さんの感覚でしょうか。


13時くらいだったので、少し並んでいたら、ごっそり人が出てきました。

オフィス街なので、お客さんのほとんどが、サラリーマンやOLさん。





うーん、リアルソウル。




4人で座って、メニューはよくわからないのでLさんにおまかせ。



いつもの小皿が運ばれてきて、

(キムチ、根コンブみたいなののごま油炒め、卵豆腐などなど)

それをつつきながら、

少し空いた店内をぐるりと見ると、、、

何か日本のランチと違う雰囲気なんだろう…




あ。




1)大皿系のものをみんなでわしわし共有している

2)2人の人もいるけれど、4人くらいの集団も結構いる

3)というか、そもそも日本なら専門店で食べる熱々のチゲをみんなでフツーに食べている




上記3つだけでも、全然違う空気感になるものです。

「お昼ご飯をきちんと食べる」という感覚が根付いている、とLさん。

確かに。



私たちのテーブルに運ばれてきたのは、

・チョングクチャン(納豆鍋)

・味噌チゲ(辛さ控えめVer.)

・鶏肉の炒め物(まっか!)

・牛肉の炒め物(辛さ控えめVer.)


チョングクチャンは、韓国人でも好き嫌いが分かれるときいていたので、

みんな「かなさんはどーだろー?」という顔をしています。




ぱく。







好き♪






それから、長いスプーンとお箸を使って、みんなでお皿を共有して

わしわしわしっと食べまくります。

しかも、まっかな鶏肉の炒め物も、辛さの程度は、私にはちょうど◎。


ああ、、うまい。

(※写真がなくてすみません。次回からは必ず)


するとLさん。


「かなさん、全部混ぜますか?混ぜて食べたいですか?」


混ぜて、食べる?


私「はい!混ぜたいです」

家人「あ、オレはいいから」


ここから無言で会話


私「(なんで?混ぜようよ)」

家人「(オレはご飯がべちゃっとするのがイヤなんだよ)」

私「(韓国にいるんだから、混ぜたらいいじゃん)」

家人「(オレは2週間前からこっちにいていろいろ食べたから、もういいの、辛いのもいっぱいなの!)」




するとLさん、お店のおじさんになにやら注文。



すぐに、銀色のボウルが3つ運ばれてきて、


「はい♪」


と渡される。



中を見ると、もやしと韓国海苔のちぎったのが入っていて…



Lさん「ここに、なんでも好きなものとご飯入れて、混ぜて食べるんですよ」

私「えー!公然と混ぜていいの?」

Lさん「韓国はそういう国なんですよ」

私「わーい」



ご飯、チョングクチャン、炒め物2種を入れて、


ぐるぐるぐる…




確かに、茶色ベースのなぞのおじやみたいなのは、

美味しそう! からは少し遠い見た目だけれど、

おじやの類が好きな人には、たまりませんなー。

しかも、目についたもの、なんでも入れて、混ぜてしまう!

日本だと「お行儀悪い」と怒られそうですが、

これが一般的な食文化なんて




いーじゃーん!





ちなみに関西人の家人は、納豆のニオイも最初辛かったらしいです。



楽しくまぜまぜしながら食べていたら、

少し店内がすいたからか、4人だったからか、顔なじみだからか、

おじさんがサイダーとコップ4つ持ってきてくれました。



ごちそーさまですー




これで多分、1人500円くらいだったと思います。

あまりに量が多くて食べきれなかったんですが、

韓国では通常、そういうボリュームだそう。


辛さも言ったら調節してくれるんですね。

昼からあれだけしっかり食べたら、仕事もがんばれそうですねえ。



つづく。











ぱく。




大好き♪




この、微妙に入っていたもやしと韓国海苔