ついにソウル! 2日目 家が決まる | パリ市民への道〜旧ソウル市民への道〜

パリ市民への道〜旧ソウル市民への道〜

2010年春、家人のソウル転勤への帯同で始めた「ソウル市民への道」。あれから5年。今度はまさかのパリ転勤。ボンジュールとピジョン(鳩)しか知らない私が果たしてパリ市民になれるか?いや、なれないかも…

不動産屋さんたちとキムさんと別れ、

家人とともに、漢江のほとりをぶらぶら。


お天気がとても良かったので、しばらく


ぼー。



この辺りは、ジョギングするのはもちろん、スポーツタイプの自転車を、

これまた選手のようなスタイルで飛ばしまくる人がいっぱい。

かと思えば、デジカメ片手に、お花を撮影するおばさんとか、

芝生でころがりまわる子供たちとか、木陰で読書する人とか。



まるで天然生活のような風景じゃないのー!


と、漢江に向かって(小声で)叫んでみる。


ちなみに、スワンボートがちらほら見えたので

「ねえねえ、調子に乗ってボートとか乗っちゃう?」

と提案したところ、

「こんなに大きな川だと、果てしなく流されていきそうだからやめておこう」

と返されました。

ま、確かにね。


お昼時だったので、定食屋のような所に入り、

「辛くしないでね」とお願いして、チゲを食べる。

1人400円。安いなあ。


周辺を散策しながら、気になるマンションを発見。

「あのマンションの空き部屋を聞いてみようか」

と、日本語OKの不動産屋に飛び込みで立ち寄ることに。


聞けば、私達の希望の広さの物がないとのこと。

ただ、ちょうど空いたばかりの物件で、

家具も家電もすべて揃っているものがあるから、見てみますか? 

と不動産屋さん。


とことこ付いていくと、

…確かに。すべて揃っている!明日からでも住める状態。

日本人夫婦がいて、急に帰国することになり、1年もたたずに帰ったのだそう。

家具のデザインなどは好みではないけれど、

でも、こんなに揃っていたら、とてもありがたい、というくらいの揃い方。


ホテルに戻り、夜はキムさんが食事をご馳走してくれることになっていたので、

今回の件を相談。


最初に見せてもらった4軒のうち、1軒にどのくらいオプションが付くか聞いて、

午後、私達が見た物件と比較しようということに。


お腹をパンパンにしてホテルに戻ると、午前中に会った不動産屋さんからメールが。

どうも、私達と別れた直後にメールをくれたらしい。

それによれば…


「今日はありがとうございました。実は午後にご紹介しようと思っていた物件があり、

家具も家電も全部そろっているものなので、便利だと思います。よろしかったらご覧になりませんか?」



…これはもしや??

と、事前に送られていた物件紹介のメールを再確認。

そこには、さっき、私達が飛び込みで行った不動産屋さんに紹介してもらった物件と同じものが!




この人、かぶりすぎやろー!

っていうか、どこにでも絡みすぎやろー(笑)!



その日はもう遅かったので、翌日、不動産屋さんとキムさんに連絡。

やはり、もともと午後の待ち合わせを決行していたら、

例のフルオプションの物件を紹介される予定だったとか。


日本でも不動産仲介、のさらに仲介業、というのはあるし、

物件がかぶることもよくあるけれど、

韓国では特に、共有したり紹介したり、が多いらしい。

なので、こういう「かぶり」はよく発生しますよ、と不動産屋さん。


こちらとしては、紹介していただいた方に失礼がないようにしたいし、

飛び込みで行った不動産屋さんにも申し訳ないし…

と、事情を説明したところ、不動産屋さん同士の付き合いが長いうえに、

もともと紹介する予定だった物件だから大丈夫ですよ、とのこと。



ありがたい…

そして勉強になりました…



翌日、改めて仮契約&物件見学に行くことに。

集合場所は、飛込みで行った不動産屋さん(笑)


オーナーご夫妻が仕事で忙しいということで、

お母さんが契約立会いに来てくれていました。

こちらのお母さんが、日本で言うところの

「とっても面倒見がいい人」。

それゆえ、

「足りない物があったらいってね」

「困ったことがあったらいってね」

と、たくさんたくさん話し掛けてきてくれました。




もちろん、韓国語で。




その日も遠くから車でやって来てくださったそうで、

トランクからなにやらごそごそ。

聞いたら、新しい生ゴミ用ポットと、

洗面所用のスリッパ!





ありがたい…(涙)





かくして、ついに家が決定いたしました。

このおうち、どれほどオプションが揃っていたかというと…




つづく。