GST-B400D-1AJF
CASIOが発売しているG-SHOCKブランドの一つに
G-STEELというものがある。
その名前の通り樹脂を多用するG-SHOCKでは珍しく
金属パーツが多用された高級感のあふれるデザインなのが特徴である。
自分も手持ちの腕時計で持っていなかった
シルバーでアナログのものが欲しかったので前々から
これに目をつけていたが最新モデルのB600が近々出そうだったので
それをずっと待っていたが
発表されたサンプルを見たところあまりにも残念なデザインだったので
当初の予定通りこちらを購入したというわけ。
かっちょいいディスク針を返して…
●パッケージ
以前レビューした、GW-5610UBC-1JFと同一の物となっている。
というか、多分G-SHOCKは同じパッケージだと思う。
●内容
・本体
・説明書
・乾燥剤
となっている。
スポンジで全体が覆われており、かつ本体もビニールで保護されている。
●外観
正面から見るとこんな感じ。
長針と短針の2針のものとなっていて蓄光塗料が塗られているので
暗いところでもある程度は針が発光してくれる。
デフォルトでは3時方向には秒、6時方向には日付
9時方向にはバッテリーやモードを示すディスク針がついている。
また、本商品はタフソーラーを搭載しているので
文字盤に光を当てると充電が可能となっている。
まるでダイヤモンドのように複雑な面で構成されており
また、面によって鏡面仕上げだったり、ヘアライン加工されていたりと
かなりこだわりが見て取れる。
文字盤は立体的なデザインになっており、インデックス(時間の印)は
数字ではなくシンプルに塊が12時を表示しており
これにも表面に細かな溝が彫られており見る角度で反射が代わるギミック。
このようにビス止めされていたりとG-SHOCKらしいタフさもある反面
こういった細かなデザインもあって高級感が違う。
側面はこんな感じ。
ボタンは左右で2つづつついており、以前レビューしたGW-M5610UBC-1JFや
他のCASIO製の腕時計と比べるとちょっと大きめとなっている。
正面から見るとどのボタンがどの機能を持つのかわかりやすくなっている。
カーボンコアガード構造という仕組みで機械部分を保護しているので
金属パーツやカーボンファイバーなど複数レイヤーを見て取ることができる。
デフォルトではベルトのコマが15つ繋がっており
バックルにも4ヶ所位置調整の穴が設けられているので
手首周りがめちゃくちゃ太い人でも余裕で装着可能となっている。
G-STEELの特徴でもあるディスク針
CASIOいわくジェットエンジンとかのブレードから着想を得たもので
名前の通りディスク状の針が回転することで
バッテリーの残量やモードを指し示すようになっている。
パッと見た感じよくわからないだろうが、ディスクを正面からみて左側に矢印?
白いマークがついておりこれで今のモードがわかる。
(画像ではバッテリーのHとLの真ん中をさしている。)
今まで様々なデザインでやってきたが、B400の後継モデルである
B500は簡素なデザインになってしまい「じゃあB600待ってみるか…」
と待ったらB600にはディスク針がそもそも無いという事態に。
今までもついてないG-STEELはあったけどさぁ!
ライトを点灯させるとこんな感じ。
右下のLEDと、3時6時の小窓が点灯するようになっている。
LEDが一つしか無いので光量が不安であったし、
公式のサンプル画像だとくらい印象があったが
実際にはこうして文字盤のあちこちを反射してくれるため
思った以上に明るさが確保されていました。
ちなみに針は蓄光塗料が塗られており
光に当てておけばある程度の時間うっすらと発光します。
バンドはこんな感じで、本体と接続される部分のみ
ダブルスライドレバーのバネ棒が使われており着脱は素手でも容易。
ただ、コマはそうではなく同じくバネ棒が使われているのですが
こちらも以前紹介したGW-5610UBC-1JFと違って
バネ棒が裏面にも露出していないので側面の小さな穴に細い棒を突っ込んで
縮めてから取り外す必要があります。
●機能
型番のB400のBはBluetoothのことでスマホと連携させることができる。
Android、iOSともにCASIO WATCHES(古い腕時計は別のアプリだが)
を使うことでペアリングが可能。
スクショを見ての通り、時計裏側に4桁の数字がありそれを入力した上で
Bluetoothモードに変更すると紐づけ完了。
ちなみにCASIOの腕時計で型番にBがついているものが
Bluetooth対応の腕時計なので一目で見分けることができる。
ペアリングが済むとアプリで簡単にバッテリーの残量や
オンラインの説明書(ブラウザ経由)を確認可能な他
これらの機能を簡単に使うことができる。
ちなみに本商品は電波受信の機能が備わっておらず
Bluetoothを使ってスマホ経由で時刻日付の調整などを簡単に行う必要がある。
身も蓋もないが、細かい話は公式サイトへGO
●比較
自分が持っているアナログの腕時計、スカイコックピットのGW-3500BDと。
GW-3500BDの発売が2010年でGST-B400は2021年なので
10年ちょっとの開きがある。
こうやって見ると大きさはほとんど変わらないが
文字盤の立体感がまるで違うことがわかる。
ちなみに画像ではわからないが厚さももちろんGST-B400のほうが薄いので
この10年ちょっとの間の確かな進歩がこうやって感じ取れる。
その他全ての手持ちと。
こうやって見ると大きい部類ではある。
(むしろ他が小さいと言うべきか…)
あと、この比較画像に関しては到着してからすぐに撮影したので
日付が2月8日となっている。
●使用感
昨日一日中装着していましたがフルメタルということで
他のどの腕時計よりも重量感がある。
そういうのが嫌であればラバーバンドモデルを使えばいいと思う。
コマ詰めするためにバンドを取り外したが本体そのものはすごく軽量であった。
タイマーやストップウォッチ機能もあるが
これに関しては流石にデジタル時計のほうが扱いやすい。
それか使ったことはないがGA-2100のようにデジタル窓が大きいものもあるので
それらの機能もしっかり使いたいのであればそちらのほうが良いかも。
と、ここまでネガティブなことを書いてきたが
シルバーの筐体は他のどれよりも存在感があるし
G-SHOCKらしからぬ高級感も兼ね揃えており他のタフさ丸出しのものと比べると
ビジネスの場でも使いやすいかな?と言った感じ。
(流石に大きすぎるのでフォーマルな場では難しいかな?)
それでいながら、他のGにも劣らぬ堅牢性を持ち合わせており
金属製ながらもカーボンコアガード構造を採用した
ショックレジストはもちろんのこと、20気圧防水など
人間が死ぬような場面でも確実に動作する信頼製も有している。
また、利便性の面でもBluetoothで接続することで簡単に腕時計に
アクセスすることが可能でアラームの時間やワールドタイムなんかも
腕時計の小さなボタンをポチポチ押さずに
スマホで簡単に変更できるのは便利だと思った。
以上、GST-B400D-1AJFでした。
欲しかった腕時計が手に入ったということで使ってみてのレビュー。
値段で言えば機械式の芸術性のある腕時計とは全然違いますが
それでも小売価格が4万しないくらいと、もはや腕時計が
ステータスアイテムではなくなった時代としてはお高めな感じです。
が、実際それだけの価値があるデザインとなっている感じで
使用感に関しては最後の項目で述べた通りである。
アナログ、フルメタルでかつデザインがデザインなので
G-SHOCKが使いたいけどちょっと憚れる場所だなぁといった
局面でもある程度は使いやすいんじゃないかな?
あと、たぶんこれが人生最後の腕時計かな?って感じです。
比較での写真を見ての通り色やアナログ・デジタル、デザイン
一通りのものが揃ってしまったからです。
今回紹介したもの。
ラバーバンドでフルメタルのものよりも安価で軽量。
カラバリ
来週発売されるG-Steel最新モデルのB600
B400よりも15%ほど小さくなったが、見ての通り面白みに欠けるデザインとなった。
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