ムービー・マスターピース T-1000 ver2.0

というわけで今回はホットトイズが販売する高級玩具マスターピースシリーズから
ムービー・マスターピースのT-1000 ver2.0をレビュー。
14年前に販売された初版のver1.0からあらゆる点がブラッシュアップされたほか
ver1.0にはなかった溶鉱炉での戦闘で大穴が空いたダメージヘッドが付属し、
(その代わりver1.0にはエレベーター前で真っ二つになった顔が付属)
その他にも特別版の映画でのみ出てきた不具合を再現した足パーツなどが追加。
まさにマスターピースと呼ぶにふさわしい究極のT-1000となっている。
●パッケージ

パッケージはロバート・パトリック扮するT-1000(の本商品のおもちゃ)が
印刷されており(加工されてはいるものの)リアルさがわかりやすくなっており
ロゴもターミネーター2のものを使いその下にはT-1000 2.0と本商品が
最新のものであることを表している。
中身が1/6サイズなので当然箱も大きいです。
●内容



・本体
・頭2種(通常/ダメージ)
・手5種(脱力/平手/持ち手/拳/左手人差し指)
・刃物パーツ4種(左手人差し指長針/右手人差し指短針/刃物手/鉤爪手左右)
・ズボン2種(警察/白バイ隊員)
・ユーティリティ・ベルト2種(警察/白バイ隊員)
・ブーツ3種(警察/白バイ隊員/ダメージ)
・液体金属パーツ3種(小×3/大×2/二連×2)
・銃2種(M9/MP5K)
・サングラス
・ヘルメット
・手錠
・懐中電灯
・トランシーバー
・ジオラマ台座
・予備のジョイント
・視線操作棒
・説明書
と値段が値段なだけに付属品も充実
箱から取り出しただけでオーラが違いますわ。

ちなみに取り出した直後は見ての通り溶鉱炉での戦いのときの服装になっているので
(警察官上半身+白バイ隊員下半身)まずは着替えさせます。
こういう本格的なドールは持っていないので他がわからないですが
ズボンを脱がせて着せ替えるだけです。
後述するようにズボンはリアルのものとちょっとだけ構造が違うので注意。
●警察官
・素立ち

素立ちさせるとこんな感じ
服は布製でベルトは革製、革靴は多分塩ビかな?
警察官のバッチと名札のAUSTINはしっかり視認できるほど精密に作られている。
(ただ流石に名札は映画に比べオーバーサイズ)
画角とか考えずにいつも通り正面からの素立ちなので
ドール感がすごいですがこのあとのフェイスアップの写真を刮目せよ。
・フェイスアップ

ちゃんと角度と光量を調整するとこのクオリティ。
頭部はロバート・パトリック本人のライセンスを取得して作られており激似。
シワ感といい、目の輝きといい、それとこの角度だと分かりづらいですが、
上の素立ちの正面写真ではロバート・パトリックらしいつり上がった耳など
ちゃんと再現されていてもう本物ですわ。
この写真だと若干の優しさも感じ、序盤のジョン・コナーの居場所を
尋ねるT-1000感を感じる。

かつてレビューしたNECAのT-1000は値段の割に頑張っていましたが
それとはなにもかも別物ですね。

このあとの腕部の写真の頭部を見ればわかるのですが
後頭部の一部が巧妙に別パーツになっていて取り外すことができ、
その中には視線操作ギミックがある。
この棒をグリグリ動かすことで目を動かすことができる。
・腕部

腕は二重関節になっており服が干渉するもののここまで曲がる。
手首はボールジョイント、肩はある程度スイングするので
さすがの自由度と言わざるを得ない。
・脚部

膝は二重関節なものの、ズボンがパツパツになりこれ以上は曲がらない。
足首はダブルボールジョイントになっていて見た目以上に足首が動く。
こうやって足を曲げると裾が上がってしまうが
警官のズボンのときのみ取り付ける靴下があるので
写真の通り素体部分が露出するのを防いでくれる。
・背面

背面
ズボンの仕様なのですが、写真ではちょっと分かりづらいですが
本物のズボンと違ってこれはマジックテープを使って後ろで
開け閉めするするので間違って本物のようにジッパーで前側を開こうとして
裂かないように注意。

このベルトについているポーチやホルスター、小物類はすべて
実際に取り外したりして使用することが可能。
写真にはないがホルスターにハンドガンを収納することが可能。
●白バイ隊員

映画中盤以降で登場する白バイ隊員の姿をした形態で
ver 2.0で新規作成されたジャケットを上着に着用し、
側面に白いラインが入ったズボンとシンプルなベルトで取り付け、
バイクに乗るためブーツを履いている。
このときジャケットは警官の上着の上から着せるようにできており
警官の上着は脱がすことのできない仕様になっているので注意。
可動範囲に関してはブーツの仕様上足首が動かなくなることを除き
全体的にほぼ同一なので省略

背面は特に装飾もなくシンプルなデザイン
先も述べた通りベルトも変わっているため小物類もごっそりなくなっている。

ヘルメットにサングラスをかけ顔の表情がわからなくなるので
不気味さが一層増す。
ヘルメットは側面の白と黒の境目で上下に分割できるので
それで頭を挟み込んで取り付ける設計になっている。

ちなみにサングラスはヘルメットに取り付けるわけではないので
劇中こんなシーンは一切無いがサングラス単体で飾ることもできる。
●溶鉱炉戦

最後の溶鉱炉での戦いの姿。
劇中特に説明は無いが、このときT-1000は急速冷凍→粉砕→急速解凍→再結合と
過酷な状況に晒され見かけ上は問題なさそうに見えるがついにバグる。
その一環として初見では気づきにくいが警官上半身に白バイ隊員下半身で復活する。
劇場版ではカットされているが、特別版では更にわかりやすくこのあと貼る
無意識に足場の縞鋼板や虎模様の鉄パイプ等触れるものすべてをコピーしまくる
シーンが追加されていたりする。

サラ・コナーにレミントンM870でT-1000の頭をぶっ飛ばしたときの顔
これはver2.0で新規に作られた頭部でシワなど生々しい。
ちなみに当時はCGもそれほど優れてなかったため劇中のこのシーンの頭部は
もちろん作り物ということになる。ある意味これと同じ。
言うまでもないがこの頭部も残った左目は視線操作可能。

それと追加でダメージブーツ。
正確にはブーツがダメージを負ったわけではなく、上記したように
T-1000にバグが発生したため床の縞鋼板をコピーしながら
歩いていくシーンを再現するためのブーツとなっている。
●付属品

付属する手は全部で5種類と予備のボールジョイントが2つ
左上の拳に関しては握り込んでいるわけではなく棒状のものを
握って持っているような形になっていてパンチなどで使うにはちょっと不格好。
溶鉱炉での戦いでT-800をぶち抜いた金属の棒でも別途あるのかと思ったが
T-800の付属品を見ても見当たらないので何用かはわからない。

弾痕
すべてマグネットが埋め込まれておりT-1000の胴体のみ貼り付け可能。

武器類

M9のみスライドが後退するギミックあり。
MP5Kは後部のスリングスイベルが動くくらいでボルト操作は不可能

その他小物類で左から
手錠、トランシーバー、懐中電灯、視線操作棒

それとよくわからん銀のなにか。
説明書に特に何もかいてないからわからないが多分ベルトの装飾の予備

最後にジオラマ台座
見ての通り溶鉱炉(の一番最後のシーン)をイメージしたものになっている。

背面にはUSB Type-Cを接続するポートとスイッチがついていて

点灯するとめちゃくちゃ雰囲気がでる。
見ての通り下一面がただオレンジに光っているわけではなく
浮いている不純物をイメージしてまだらになっており臨場感がすごい。
●適当に

ちょいきつめだが膝立ちは可能

最新作のモータルコンバットで使われてたりと
T-1000を象徴する武器感あるけど劇中この姿で使ってなかったりする。

視線が動かせるので表情付けも簡単

別のT-1000がやっていた構え

ブローバックするので撃っている感じも出しやすい

鉤爪は付属品でも紹介した通り劇中同様両手分付属している。

取り付けてみると結構長め

弾痕は先程も紹介した通り胴体部分のみ取り付け可能で腕とかは無理

マグネットが強力なのでジャケットを着込んでいても取り付け可能

かっけぇ

劇中ではずっと持っていたけどヘリコプター強奪するまでは
撃っていなかったりする。

拳が欲しかった
この手は上の懐中電灯を持つ以外になにに使えるんだろうか

壁に叩きつけられるも爆速復帰のやつ


同じポーズでもこの絶望感よ
ライティングって重要なんだなぁ
以上、ムービー・マスターピース T-1000 ver2.0でした。
自身が購入した中ではダントツで高額な玩具でしたが
それに見合うクオリティで写真を見ての通りこれです。
初めてのホットトイズでしたが、適当にで分かる通り
人間としては不十分無い可動範囲で劇中のポーズはもちろん
それ以外のポーズも自由に取れるのでこれでやることではないが
ブンドドも余裕余裕。
今月はT-800のver2.0が発売予定なので組み合わせるのが楽しみです。
今回レビューしたもの。
こちらはいつ発売かわからないがT-1000に合わせて発売のT-800 ver2.0
もちろんこちらも予約済み
こちらのT-1000とT-800は旧版
ver2.0の買い替え需要からか中古で取引されている。
14年前のT-1000って2.2万だったんだなぁ…
ブラッシュアップ&物価高とはいえすげぇ値上がりかただ
記事内でも述べたがT-1000の一部パーツは劇場公開されていない
特別版でのみ出てきた再現パーツ。
メディコム・トイもT-1000を発売する
こちらの商品には付属しないパーツやアイテムがあるのですが
マスターピースを見たあとだとやはり値段相応というか…