ATH-M50xBT2
自分が現在使用しているATH-WS990BTが
バッテリーがヘタってきたわ、充電器が未だにMicroUSBだわで
いい加減買い替えたくなったので同じオーテクからATH-M50xBT2を購入。
というか6年以上前に購入してたんですね。
そりゃヘタるわ。
●パッケージ
パッケージは薄めのダンボールでできたしっかりしたものになっている。
フックに吊り下げることもできるタイプになっていて
店頭ではそういうふうに陳列されているかもしれない。
●内容
・本体
・収納袋
・イヤホンジャック
・充電用Type-Cケーブル
・説明書等
とATH-WS990BTと同等の内容。
●外観
外観は至って普通の密閉型ヘッドホンって感じで特筆すべきところはない
ただ、ATH-WS990BTと比べてヘッドバンド部分ががっしりしている感じはする。
イヤパッド部分を回転させながらアームを折りたたむと
コンパクトにすることが可能。
オーディオテクニカの他の無線ヘッドホンと同じく左耳側のパッドに
操作ボタン等が集約されている。
●アプリとの連携
GooglePlayとApplestoreの両方でオーディオテクニカ公式で
「Connect」というアプリが公開されている。
これを使うことでヘッドホンの調整をすることができる。
アプリを起動すると接続可能な製品が表示される。
無事ペアリングが終わると音声アシスタントをどうするか聞かれる。
アプリ経由でスマホの音声認識機能のほか、
ヘッドホン本体にAmazon Alexaが導入されているのでそちらも使用可能。
メニュー画面はこちらで接続コーデックだったり、
イコライザーだったりが設定できる。
ちなみに接続コーデックはSBC、AAC、LDACの3種類に対応で
残念ながらAptXには対応していない。
イコライザーでは2種類のモードが選べる。
自分はグラフィックEQが馴染み深いのでこちらを選択し、
あとはいつも通り。
イコライザーのプリセットは5種類あって
低音重視だったりオフボーカルだったりがある。
オリジナルはスカスカだからイコライザーを調整すると幸せになれる。
●使用感
今回使用するにあたり、Bluetooth5.3対応のアダプタを購入し
万全を期して使用。
使用環境はWindows10でコーデックはSBC。
ATH-WS990BTはドライバーユニットが極大のφ53mmにたいして
本製品はφ45mmとそれなりのサイズだからか
聞こえてくる音声は音量が小さく非常にバランスが取れた平凡な物。
(今までがいわゆるドンシャリ系だったのでそれと比べるとという感じ。)
いわゆる慣らし(エイジング)が必要なのかと思い
この5日間長時間使ってみたが特に変化なし。
もしかしたら使い続けていたから気づかないだけかもしれないが…
という感じなのでドンシャリ系の音声が好きであれば
あまりおすすめできないといった感じ。
イコライザーで低音を上げてみたがATH-WS990BTほどではない感じ。
ちなみに実際に公式サイトで比較すると出力音圧レベルがわずかに違うので
音が小さく感じるのはこの差なのかもしれない。
それと、音質でいうと自分の手持ちの音源がしょぼいのか、
それとも耳が悪いのかはわかりませんが
AptX対応のATH-WS990BTと比べるとそこまで差は無いと感じました。
ただ、先程も述べた通り音声そのもののバランスはすごくいいので
王道のサウンドが欲しくてある程度調整で自分好みに仕上げたい
というのであればこれは良い選択肢に入ると思います。
そのうちWindows11にアップデートするのでそうなれば
AACが使えるようになるのでSBCよりは
よくなるんじゃなかろうかと素人的発想。
本当はAptX対応のヘッドホンが欲しかったのですが
驚くほど販売されて無くてびっくりした。
どうやらライセンス料が高くてAptXがあまり普及しておらず
代わりに格安のLDACが幅を効かせているようですが
PCだと普通のトランスミッターじゃLDACが使えないんよ。
音質以外の面では操作性ですが
先程の写真を見ての通り全ての入力がボタン式なので
装着したまま見ないで操作するのは慣れが必要。
ATH-WS990BTはチルトスイッチだったので結構感覚的に
操作ができたので慣れないですね。
(バンドの合皮が全部剥げ落ちてるし、イヤパッドは3回取り替えた)
これに関してはヘッドホンの乗り換えで大体直面すると思うので
慣れの問題と割り切るしか無いですね。
それと、装着感でいうとちょっとヘッドバンドの締め付けが弱いかな?
と言った感じで装着時に上を向くとずりおちてくるくらい。
最後にバッテリーの持ちですが、これは50時間となっており
この5日間慣らしのために出勤中自室で長時間放置再生していますが
ほとんど消費していないのでかなり長持ちだと思います。
充電器もType-Cになったので再生時間に対して充電時間が3.5時間と
短縮されたのも大きなポイントである。
(調べるとATH-WS990BTは35時間に対し充電時間5時間。)
また、私事ではあるが自宅で使っている電子機器は
これでType-Cに統一が済んだ感じでぐっと利便性が上がった。
以上、ATH-M50xBT2でした。
使用感のところで述べた通り音質面でいうと
BluetoothのバージョンアップによるSBCの進歩のおかげか
音質での違いはAptXとほとんど変わらないと感じました。
ただ、ドンシャリ系ではなく低音がガッツリという感じではないので
聞こえ方は大きく違うものになっていました。
全体的にバランスがよくこの5日間ボーカルありなし含め
あらゆるジャンルの音声を再生してきましたがどれもいい感じでした。
アプリと連携させることである程度の調整もできるので
よりこうしたいと自分好みに仕上げて使うこともできるので
そういった面では使用者を選ばない一台になっていると思います。
最後に書いたようにバッテリーの持ちは50時間とかなり長く
折りたたむことで持ち運びもできるのでアウトドアな人にもおすすめ。
値段もこのグレードのものにしては他社メーカーと比べてリーズナブルで
手が出しやすいのも特徴です。
他にも白や水色などのカラバリがある
今回購入したBluetoothアダプタ。
もちろんだがこのサイズこの値段でLDACが使えるアダプタは
現状市場には存在しない。
PCでLDACを使おうと思ったらこういうゴツいのが必要になる。