プラモデル:HGUC 1/144 MSM-07S ズゴック レビュー | のんびりクソレビューブログ

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HGUC 1/144 MSM-07S ズゴック

ズゴックとはジオンが開発した水陸両用機で、アッガイやゴックに続き開発され

その完成度故にパイロットからは好評だった。

解説によるとS型は選りすぐりの部材を使用したり、ジェネレーターの慣らしを行っていたりと

工程表には載らないような細かな配慮がなされていたりと標準機よりも良くなっている。

 

ジャブローでシャア専用ズゴックがジムを貫くシーンはあまりにも有名だが、

それ以降は宇宙にあがるためあまりパッとしない残念な機体でもある。

 

シャア専用ズゴックなので赤いはずですが、今回は量産機カラーに。

水陸両用なんだから青色でええやろ。

 

●パッケージ

パッケージは普通のHGと同じような感じで特に変わりはない。

 

●中身

・ランナーA1/A2/B/ポリキャップ

・シール(モノアイ+コックピット)

・説明書

 

少ないランナーに同じようなパーツがびっしりついているので注意が必要。

また、値段が値段なのでモノアイはただのシールになっているので可動させるには工夫が必要。

 

●組み立て

まずダクトを後ハメ加工するために、一体になってるダクトパーツを切断し、2パーツにして

干渉するダボ穴やピンも切除する。

 

すると中がスカスカになるのでこうやって中に入れることができる。

 

本当はもっとスマートなやり方があるかもしれないが、解説がよくわからんので

こういう力技を使い後ハメを可能にする。

 

    (上が素、下が加工      /   左が加工、右が素)

クローはとてもおもちゃチックで、とてもジムを貫くことができなさそうなので

カッターで大まかに鋭くしてから棒ヤスリで慣らし紙ヤスリで整える。

 

 

モノアイを可動化するため、干渉する部分を大きく削り取る。

削り取りすぎてものが無くなったのでパテで作った。

 

モノアイを入れるための空間が生まれたのでひとまずこれでOKとする。

 

モノアイはクリアパーツに、ネオジウム磁石を接着剤で取り付け作成。

クリアパーツはヤフオクで「Hアイズタイプ 2mm 3mm 各100個」っていう、業務用の如く

たくさんあったものを出品している人が居たので落札し利用。

 

コレをこんな感じで裏側からもネオジウム磁石で取り付ける。

 

中身はこんな感じで、本当にネオジム磁石で挟み込んでいるだけ。

内側のネオジム磁石には透明なモノアイパーツを接着しておいたので、

外と内側を入れ替えるだけで色が変えられる寸法。

 

ちなみに見ての通り、この部分を取り外ししやすいようにポリキャップは取り付けていない。

出品時には、使ってないポリキャップとシールを付属するので心配なく。

 

ついでにこの部分がはみ出て見えるのでヤスリで削り取り形をあわせる。

 

膝裏のアーマーはスカスカだったのでプラ板でこうやって埋めて不要部分を切り取り成形。

 

 → 

膝裏のパーツもスカスカだったのでなんとかできんものかと手持ちのジャンクパーツをあさり

いい感じのダクトパーツがあったので取り付ける。

 

が、パーツを取り付けたら最大まで動かしてもほとんど見えなくなってしまい残念。

 

MGやRGのズゴックは足に穴があったので、段落ちの部分を適当に削り取りそれっぽくしてみる。

 

(左が素、右が加工後)

背中の推進装置はカッターでカンナがけをし、上と下を別パーツっぽくする。

ついでにつなぎ目も消すがヤスリがけしすぎて形が歪になってしまったので

下に取り付けるパーツにも一工夫加える。

 

こんな感じに下のパーツに1mmのプラ板を等間隔に接着し、斜めに切り取る。

 

 

いい感じにごまかせたのでこれでよしとする。

 

メガ粒子砲をディテールアップするため、2mmのピンバイスで開口し、

メガ粒子砲部分を完全に削り取る。

 

その後真鍮パイプを埋め込み適当な長さで切断する。

 

●塗装・ウェザリング

まずはいっぱいある蛇腹のパーツ。

外から見える部分を黒を下地にして、適当に調色した紺色でグラデーション塗装。

内側に来る部分をガイアノーツのEx-シルバーで塗装する。

 

ちなみにこのパーツ、説明書には「フレキシブル・ベロウズ・リム」なんてかっこいい名前がついている。

 

次にクローをメッキ塗装する。

少し見づらいが、蛇腹パーツのシルバーとは明らかに別物な輝きであることがわかると思う。

 

メガ粒子砲部分も同じ色で塗装した後に、真鍮パイプを取り付ける。

 

組み立てるとこんな感じでとてもいい感じになった。

スミ入れはしていないが、グラデーション塗装のおかげでディテールが強調されていい感じ。

 

ダクトパーツもEx-シルバーで塗装し、ボディ部分は薄い水色で塗装。

モノアイレールは、モノアイパーツ分削って無くなっているので黒く塗装したプラ板を取り付けごまかす。

 

コックピット部分はスミ入れを行い組み立てるとこんな感じ。

頭部のミサイルは灰色指定だが、「ミサイル」で画像検索をすると大抵は白色なので白で塗装。

 

推進装置もこのように色分けする。

カンナがけしたおかげでいい感じに別パーツに見える。

この後、くぼみ部分をEx-シルバーで塗装した。

 

角を中心にチッピングを行う。

エナメルのクロームシルバーを筆で適当に塗っていく。

 

今回は陸に上陸した後ってのをイメージし、足周りを泥で汚していく。

ウェザリングスティックのライトアースを雑に塗っていく。

 

その後、筆を使い水で薄め広げていく。

この時、スニーカーの底などを参考に、溝部分にウェザリングスティックを多く残し

そうでない部分を薄くしていく。

 

足のスクリューは他よりも一段深くなっていたので、「土が付着しなかった」とイメージし

汚しは行わないことにする。

 

 

ダクト部分など、錆びそうな部分に赤錆塗装を行う。

適当に転々とやっていくとそれっぽくなる。

 

これで完成。

●素立ち

全体のプロポーションはアニメのやぼったさがなくなりスマートな感じになっている。

全身蛇腹関節なので、フラフラするのかと思ったら意外にもそうでもなくきっちりしている。

 

●バストアップ

いい感じに塗装剥げと赤錆ができたと思う。

グラデーション塗装のおかげで程よく立体感も生まれたので特別なことは特に何もしていない。

 

モノアイパーツは裏にメッキが施されていて光をよく反射するので

明るいところでは発光しているようにも見える。

 

ついでに透明なモノアイパーツも用意。

非起動時をイメージしている。

 

●腕

関節が蛇腹パーツなのでグネグネと自由に動く。

ただし、関節一つ一つの曲げ幅が結構浅いので単体ではそれほど曲げられない感じ。

 

●脚部

足も蛇腹関節なので結構自由に動く。

ウェザリングもそうだが、開口した段落ち部分がいい感じに効いていて、

あるとないとでは印象が違うかもしれん。(そう思うだけで)

 

膝裏に埋めたダクトパーツも色分けしたが、見ての通りあまり見えないので微妙。

無いよりは絶対いいとは思うけど…

 

●背面

背面も前面と同じようなシルエットになっていて可愛い。

適度にウェザリングを施したため、全体的にバランスが取れている。

 

●適当に…

蛇腹関節にちょっと癖がありますが膝立ちが可能。

 

いつもの。

 

モノアイは磁石で挟んでいるだけなので取り外して移動させることも可能。

取り外して調整しやすいようにモノアイレールに取り付けるはずのポリキャップは取り付けていない。

 

膝蹴り。かっこいい。

 

ジムと戦うズゴック。

 

ウェザリングが上陸後をイメージしているので、潜航ポーズをすると

足の汚れに違和感。

適当にジオラマを用意するといいかもしれん。

 

こんなデカイのがジャングルを跋扈してたらビビりますわ。

 

 

以上、HGUC 1/144 MSM-07S ズゴックでした。

シャア専用ズゴックでしたが、腰の可動ができるのと量産型よりも安かったのでこちらを

量産型カラーで塗装し作ってみました。

実際は海や川を保護色にするイメージで量産機カラーよりもちょっと明るくしています。

 

モノアイがシール、パーツが少なく塗装分けがめんどくさいなど値段相応なところもあるが

可動やプロポーションはとてもいいので、ジム同様実験台に最適なキットとなっている印象。

バンダイパネェ。

 

 

 

量産機よりも何故か安いシャア専用ズゴック。

量産機との違いは殆ど無いので、塗装ユーザーは安いほう選べばいいと思う。

 

 

量産機はシャア専用ズゴックと違い腰回りが回転できない仕様でしたが、

いつの間にか回転できる腰パーツに取り替えられていた罠。

 

 

RG版のレビューはこちら